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カテゴリ:ワーク・バケーション
きっかけ編
モロカイ島とハンセン病編 準備編1 準備編2 準備編3 準備番外編 マウイ観光局によるカラウパパの説明(外部リンク、要アドビ・アクロバット) 先日米国立公園サービス局(National Park Service、以下NPS)にリクエストしていた日系人のお墓でのお線香焚きですが、OKが出ました。食べ物のお供えは野生生物に影響が出るので出来ませんので、ささやかですが日本茶も持って行こうと思います。 リーダーのE氏にお線香のことで連絡したのですが、ついでに色々な情報を聞きました。ハワイアン・モンク・アザラシはまだ来ていないので期待しないようにと再度釘を打たれました。が、な、な、なんと、先日カラウパパの海岸に小型の鯨が打ち上げられて、皆で協力して海に戻したら、また戻ってきて現在沖沿いで度々観察されていることのこと! 私「えーっ、もう明日にでもカラウパパに行きたい!」 E氏「明日行ったら皆より先に帰ってこなくちゃいけないよ」 そうでした、私たちが泊まるカラウパパのNPS管轄地域は外部者は規定で最長で7泊しか出来ないのでした。皆より先に行ったら先に追い出されるのでありました。 聞けば、ハンセン病元患者さんにはお子さんもいらっしゃる方もいるのですが、そのお子さんでさえも「ハンセン病元患者」ではないという理由で最大6ヶ月しか滞在出来ないそうです(ハンセン病元患者居住地はハワイ州健康局管轄)。ですから、6ヶ月滞在後はどっかにしばらく行って、また戻って来なくてはいけないそうです。なんと非人道的な・・・。 しかも、ハンセン病元患者(男性)さんと結婚した方(女性)もいらっしゃるそうで、高齢のハンセン病元患者が亡くなった時、今までは「ハンセン病元患者の配偶者」という身分で居住を許されていたのに、伴侶を亡くすことによってもう「ハンセン病元患者の配偶者」では無くなったと、立ち退きを命じさせられそうになったそうです。それも超非人道的!悲しみに打ちひしがれる未亡人に対してなんてことを・・・ しかし、未亡人はもう長年そこに住み慣れているし、お子さんもいないし、高齢だからもうどこにも行くところが無い、「カラウパパこそが私の家」だと抵抗して、結局カラウパパで働く特別ボランティアという形で住むことを許されたそうです。だから、その未亡人は今でも「ボランティア」として働いているそうです。その未亡人がもっと高齢になって、ボランティアでも働けなくなったら行政はどうするつもりなんでしょう?それまでに法(州法)や規則を変えて欲しいです。あーっ、こういう時にアメリカの選挙権がないのが辛い。第一あったとしても州外者だし・・・連邦制は本当面倒臭い。 クジラに話を戻すと、興奮して一番大事ななんのクジラか聞くのを忘れました。そういえば今ハワイではホェール・ウォッチングのピークなんですよね。お隣のマウイ島ではホェール・ウォッチング・ウィークが開催されているし。この時期良く現れるのはザトウクジラだけど、ザトウクジラではないとは言っていました。もっともイルカでもwhale (鯨も海豚もクジラ目)というから、もしかしたらイルカだったのかもしれません。 ところで、今週皆出発するというのに、メンバーの「問題児」がモロカイ島でカラウパパ出発前夜に泊まるところがないと言い出しました。前にメンバーは12人と書きましたけど、実は13人目のメンバーがいるのです。というのは最後の一人しか空きが無かった時に、お互い全く関係ない2人が、ほぼ同時に参加したいと申し込んできたので、人の良いリーダーのE氏はどっちか一人断れなくて、NPSと相談して一人定員オーバーを承諾してもらったのです。 が、そのうちの一人が頭が空気でも詰まっているのかと思う位(おっと、失礼--私の頭も豆腐が詰まっているから人のことは言えませんが)とんでもなくて、全然連絡はしてこないわ、Eメールは無視だわ、電話番号もなかなか教えてくれなくて、メンバー・ミーティングも完全無視。E氏も困っていました。私は勝手にもう来ないものだと思っていました。 ところが一週間位前に他の用事で偶然彼女に会ったので聞いたら「絶対行きます」とのこと。 こちらはモロカイ島での空港送迎などを役割分担して計画を立てているので一体いつモロカイ島に到着して、カラウパパ出発の前夜はどこに泊まるのか聞くと、なんか全然関係ない話ばかりして答えが返ってこない・・・私が業を煮やして問い詰めると「多分カラウパパ出発当日にハワイ島からモロカイ島に飛行機で行くから」とか言うから、私が「あのね、私たちは朝8時に飛行場から30分位かかる場所からカラウパパに向けて出発するんですけど、間に合うの?」と聞きました。 そうしたら突然、「今時間がない」とか言って早々と退散していきました。が、立ち去ろうとする彼女を無理やり引き止めて電話番号だけはしっかり聞き出しました。 その日一応E氏に彼女の言動と電話番号を報告しました。「電話番号を聞きだしただけでもお手柄、お手柄」と相変わらず人の良いE氏は、彼女の言動をあまり気にしていない様子。 そうしたら今晩になってE氏曰く「彼女やっぱりカラウパパ出発前夜にモロカイ島に到着するらしいんだけど、泊まるところが見つからないと泣きついてきたんだ。悪いけど君のホテルの部屋をシェアするってことは可能かな?」 私は「他のメンバーなら喜んでどうぞと言いますが、あの人とだけは同じ部屋に二人っきりで泊まるのは辛い」とはっきり断りました。冷たいと思われてしょうがない。 でも、時間的な無駄が嫌いな私の性格を知っているE氏は、時間的無駄が死ぬほど多い彼女とはソリが合わないことは分かっていたらしく、「これ以上何も言わなくていいよ」とあっさり引き下がってくれました。 それにしても、7食分の夕食の食材も出発前日皆で買出しに出かけるので、メニューを決めて必要な食品を書き出したりの作業を皆でしているのに、彼女はそれも当然ノータッチ。それもすごい不公平。 彼女も悪い人ではないんでしょうけど、責任感とか義務感があまり無い人とはちょっと無理なんです私(←普段はおふざけばかりをしていますが、他人に迷惑がかかるとかになると突然真面目になる)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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