2005/08/12(金)21:42
『ナバホのヒッチハイカー』
ある日、ピンクハウスに行くと、いつも近くに住んでいるティミーが留守のようだ。
「ティミーはどこかへ行ったの?」と聞くと、
「多分ファーミントンの街へ行ったんだろう」と言う。
ティミーの家の周りには車は停まっていなかったし、二頭の白い馬を放し飼いにしているが、その馬は両方ともいる。どうやって街まで行ったんだろうと思って聞いてみると、
「ヒッチハイクで行ったんだと思うよ」
ということだった。
馬に乗っているナバホの男の人
車を持っている人もたくさんいるけれど、ティミーのように車を持っていない人達はヒッチハイクで移動しているようだ。時々、馬に乗って道路を走っている人もみかけたし、また車で道路を走っている人も気軽にヒッチハイクをする人を乗せてあげているようだった。
ある時、ファーミントンの街のコンビニに寄った時、チャーリーの知り合いのナバホの若い男の人に会った。宝くじがあたったので換金に来たけれど、リザベーションに帰りたいので車に乗せていって欲しいという。コンビニの外には自分で作った工芸品のようなものを持ったガールフレンドが待っていた。
私達が乗っていたのは、古いピックアップトラックだ。
車の荷台は荷物でいっぱいだし、どうやって4人で乗っていくのかなと思ったけれど、どうにか運転席に四人乗って(!)、リザベーションまで帰った。
途中、若い男の人はよくしゃべっていたけれど、ガールフレンドは一言も口を開かなかった。
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グレートジャニーの北方ルート制覇に成功し、昨日帰国した医師で探検家の関野吉晴さんは、「グレートジャーニー 人類5万キロの旅」というシリーズの本の中の、[6]“ナバホの国へ”で、ナバホに寄った時のことを書いています。写真や絵がたくさんあって、読みやすい本です。