『ネイティブアメリカンの語り部 ”Te Ata”』
1985年にアメリカオクラホマ州に生まれ、1995年に没した語り部、Te Ata。“Baby Rattlesnake”の話は、彼女の十八番。Children’s book Pressで出版された“Baby Rattlesnake”の裏表紙に、彼女が92歳の時の写真が載っている。Oklahoma College, the Theatre Schoolそして Columbia Universityで学び、ルーズベルト大統領の時には、ホワイトハウスによく招かれ、ヨーロッパでも公演していたそうだ。ニューヨークにあるLake Te Ataは、彼女にちなんで名前をつけられた湖だという。年輪を重ねた語り部によって語られる“Baby Rattlesnake”、聴いてみたかったけれど、彼女が亡くなってから、もう10年以上が過ぎてしまっている。活字になった話の流れはいつまでも残るけれど、その語り部が持っている雰囲気、声や間、その人が取り込んで再生する話は、二度と聴くことができない。そしてこうやって没後にその存在を知り、聴いてみたかったと思っても、決して聴くことができない。長い長い歴史の中、ほんの一瞬だけ存在し、誰も再現することのできない、その語り部だけの芸術。よかったら、クリックしてくださいね! ↓ ↓