ロマンチック 旅

2008/08/30(土)07:01

富士は日本一、東京タワーは世界一

野外授業 スポーツ編(27)

  夏休みも残すは今日・明日の二日間、孫達を引率し御上り気分で東京タワーご案内です。 昭和33年開業の東京タワー、高さ333m、出来立てほやほやの時期に中学の修学旅行で登って以来ですから実に50年振りに。上京時や転任してからの通勤などで、いつも電車や車で遠くから眺めていて、M電機出先や増上寺・サントリーホール・芝公園など近くまで尋ねることがあっても、ついつい立寄り登ることが無かった・・・・安直な憩いの場所と思っていました。   傍らで見上げると、自立型タワーとして現在でも世界一だけあって高さを実感。指折り数えてみたら半世紀もの長きに亘り、ラジオ・テレビ放送等の電波塔として大活躍の人生です。 東京芝公園内に建設、ここは明治維新時に南洲庵があった所で、三傑の西郷隆盛・大久保利通・木戸孝允が頻繁に会合をした、近代日本幕開けのそんなゆかりの地にタワーはありました。 大型建設機械が無かった時代で、19ヶ月の短工期に鳶職達の優れた裏技発揮のタワーです。   1時間ほど並びやっと大展望台到着、地上150m、820円、人込みは半端ではありません。 天候に恵まれて、四方八方、景観案内図を頼りに風景を楽しむことが出来ました。また、透明で大きな四角い床面を覘くと、車や歩く人がアリのように小さく見え150mの高さを実感します。 夏休み期間は登り階段が大展望台まで開放、風に吹かれて約600段の健脚誇示も可能です。 でも、ヨーロッパ各都市景観のような家並の色合い・バランス・調和など、整然とした統一感が窺えません。東京のバラバラで不統一は民族性? それとも歴史の差? パリエッフェル塔から見るその周辺広場や家並みは、歴史ある景観をたっぷり見せてくれますから歓心させられます。 人間は高い所からの見物は性、私の特別の計らいで更に上の特別展望台を目指すことに!   特別展望台、追加で一人600円を支払い待ち時間45分、ついに地上250mに到着です。 南東方面、近くには芝公園・歴史ある増上寺・芝公園ファーストビル・芝パークビル(別名軍艦ビル、M電機の出先も入居)・東芝ビル・NECビルなどが、遠くにはお台場や名物レインボーブリッジ(11年間も勤務した事業所も近くです)が、もっと先には羽田空港が見えます。 ここは東京湾隅田川下流域、内航船が行き交う交通要所になっていて、絵になる眺望です。   今まで国民的に親しまれて来た東京タワー、でも、地上デジタル放送の完全移行に合わせるかのように、東京スカイツリー建設(墨田区 事業主東武鉄道 610m)がこの7月に着工され、3.5年後の ’11年12月には脇役に追いやられそう、でも、老兵は生き残ることでしょう。 一方、新タワーはカナダCNタワーを抜いて世界一に、東京の新たな名所誕生になりそうです。 次回は、暦はいよいよ9月に・・・今夏の我家ヘルシー朝食を振返ってのご紹介です。

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