ロマンチック 旅

2009/03/21(土)07:05

手塩とは・・・人を育む原風景!

旅は楽しく朗らか紀行(113)

   『手塩皿』・・・塩梅などと同じで、昔ながらの料理の香りがするようで語感がいいですね。 手塩皿、最初はどこで求めたのか記憶が曖昧ですが、25年ほど前の出張先から家族4人向けにバラバラに購入して帰ったのが収集の始まりになりす。以来、有田、伊万里、瀬戸、長崎、金沢、盛岡、東京都内など・・・・あっちこっちで求め揃えた思い出の品々になります。 食事の時々に、それぞれが違った小皿を利用するのが個性的でナウイのだと自慢話をしながら・・・ワイワイガヤガヤ・・・出身地の違いで磁器も陶器製もあります。 もっぱら醤油、塩や小さな和菓子盛とかに利用、旅先の思いを載せて食卓が賑わいます。   手塩とは食膳に載せてある塩、手塩皿の略、手ずから世話をすることと広辞苑にはあります。 そして手塩皿は、小さく浅い皿の総称・おてしょ、膳部の不浄を清め払うためにこれに塩を盛ったとなります。岩波辞典では、昔、食べる人が自由に取れるように膳に添えた塩とあります。 そんなことから「手塩にかける」とは、手ずから世話をする・自ら面倒を見て大切に育てることになります。自立、惻隠、耐性、徳力、謙虚、至誠や謙譲心などを養う家庭や学校、社会教育の有り方の一部を言い当てている気がします。そう自戒しながら、人生を振り返っている小生です。 余談ながら加齢と共に高血圧症候群で塩分控えめな小生、だから塩、醤油や香辛料などは掛けるより付けて食するのが一番と励行中、こうして旅の陰影は色褪せること無く残ります。 次回は坂本龍馬が愛した長崎市繁華街丸山地区、史跡料亭「花月」を中心に予定しています。

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