早いもので松の内が明けて、鏡開きをして、七草粥を食べて・・・もう日常生活に戻られましたか。今年は暖冬気味、過ごしやすい日々が続いていますが、季節感が無いのは一寸だけ寂しく感じています。
さて、家内共々古希を過ぎた歳になってみて、改めて我が家の年末年始習慣を振り返ると、しきたりが定着してしまったのか、新鮮さや刺激を全く感じる事無く過ごしています。でもこの平凡さが安らぎの証なのかもしれません。
1年締めくくりの昨年の大晦日、小生、自宅で搗いた2升分の餅を汗を流して切り、子供家族と紅白歌合戦をチラッとだけ覘き、チャンネルはパーヴォ・ヤルヴィ指揮のN響第九に移し喝采を送り、お酒を口一杯運びながら、夕食のすき焼きを頬張り、仕上げは年越し天婦羅そばを食して・・・近所のお寺の除夜の鐘を聞くことも無く、よれよれになって早々に就寝です。
「行く年・くる年」・・・までは、遠い、遠い昔話です。
元旦、ガラス窓越しに初日の出に一年の無事を祈り、餅焼きは孫達の役目、文句を言われても殆ど家内手作りのおせち料理に舌鼓、甘露、甘露です(裏ごしなどの力仕事はお手伝いしますよ・・・笑い)。お神酒はありません。我が家の雑煮は故郷風、具材は根菜類の千切り、ハゼを鶏肉に変えて醤油味、ひとしきり郷愁に浸る瞬間です。日中、近隣にある関東一の弁天様に初詣、帰宅後はゲーム大会です(今年は新作・手作りの野鳥や数字のビンコが大活躍)。
街に繰り出し福袋を買うことは久しくありません(正月は日本国中休みにしたらよいのにね)。
夕食時はウイーン・フィルのニューイヤーコンサート、何度目かのマリス・ヤンソンス指揮になり、国連行進曲で始まり、最後は美しき青きドナウ、アンコールはご存知ラデッキ―行進曲です。この時ばかりは全員総立ちの手拍子、盛り上がりは尋常でありません。やっぱりこれが無いと新しい年が明けた感じがしませんね。
会場には日本人らしき和服で着飾った人達が目立ち、小生、卑の育ち丸出しに・・・ここに行けない嫉妬心を燃やしながら聴きました。女性ばかりに直ぐ目が行く悪癖・・・ハハハハ。
それにしても今年はコンサートマスターの横で演奏する女性ヴァイオリン奏者、人生の甘辛を知った年齢、背筋がピンと伸びて、端正で知的な顔立ち・・・目立ちましたね。
今日は利根河川敷で17日予定のドンド祭り(故郷では由緒ある地元一の宮に納めるのですが)に備えて、マンション門松を整理したところです。当日、奉納者が長い竹竿に紅白の餅を刺して、勢いよく燃える祭り火にかざして、半分焦げかかった餅を食べるのが風物詩のようです。
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最終更新日
2016.01.13 15:40:45
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