節分も立春も過ぎて、頭を悩ます確定申告の季節になりました。収入や控除の書類を揃えて、手引き書と申告用紙とのにらめっこ、皆さん憂鬱な時期ですね。
ところがこんな時でも人生を急ぐせっかち小生? 待ってましたと書類が届いた当日には記入を済ませ、翌1月29日には税務署へ提出しました。
僅かな還付金、早く提出すれば早く戻って来るからです(2月末には振り込まれますよ)。
今回は申告控除の一つの医療費の話です。1年間の領収書を引っ張り出して、今年も大きな病気やケガをすること無く、感謝の気持ちで計算機を叩きました。が、小生も家内も古稀を過ぎて早や3年、ラッキー?にも・・・いや後輩に申し訳ないけど、私の年齢までが満70歳になった途端、自己負担が3割から1割に軽減される医療制度、しっかり恩恵を受けています。
1割負担になった我が家の医療費支払い、昨年は32千円で済み、一昨年は20千円、二人共々年の後半に満70歳になった時でさえ45千円で済んでいます。特に一昨年は家内が白内障手術、軽自動車が買えるほど高額の先進医療(多焦点)を受けましたが、制度や加入保険に助けられて、少額の自己負担で済んだのには驚きです。昨年だって胃に疼痛症状を感じた小生、内視鏡の検査費用も含んでいますから感謝の言葉もありません(結果は萎縮性胃炎)。
でも年間の健康保険料の支払い額を考えると、医療の総額に相当する治療を受けていたことになり大きな顔ができません。こんな制度を享受して有難いような、申し訳ないような、後世にツケを回ししているような、複雑でむずがゆい変な気分でいます。
そもそも我が家は夫婦共々、いや子供も孫達もそうですが、誰一人として生まれた時から病気を患い、大きなケガに見舞われたことが無く、丈夫な基礎体力や慎重な生き方を・・・そんな遺伝子を先祖から受け継いでいることは、何よりの財産と受け止めています。
病人やケガ人がいないのは家計に大助かりですが明るい家庭の源、これに安穏する事無く生活リズムや食事バランスに気を使い、運動を心掛け、お酒は一寸止められませんが13年前には煙草を止めて、これからも余命=健康寿命になるように歯を食いしばって努力? しています。
勿論、私等は老齢ですから先々に何が起きても可笑しくありません。生かされているだけの延命治療は拒否! 制度に甘えて国民・国家に負担を掛けるな? と子供達には厳命しています。
確定申告で医療費控除を受けられなくても、二人で負担している介護のお世話にならなくても、健康で元気に過ごせる毎日は歓びと感受しています。健康や介護保険制度は共助・互助で成り立つ仕組み、お布施の精神と一緒ですから、利用しないのは損と考えては罰が当たりますからね。この境地、修行する菩薩の振る舞いにソックリ?・・・と小生はかっこよく自画自賛。
こんな心構えにご利益があるのか・・・今年も桜吹雪が迎えられそうな気分です。
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最終更新日
2016.02.09 10:43:43
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