米国への渡航は何かと不便になりましたが、今回はその一つESTA申請ミスで苦労したお話です。この話をする前に米国への渡航手続きが、どのように変わって来たかを知る必要があります。01年の同時多発テロを端緒に、機内持ち込みの液体が制限され、スーツスースもTSAロックシステム対応が求められ、更に入国制度の変更で短期滞在ビザ(査証)を免除している全ての国々を対象に、電子渡航認証システム(ESTA)の認証が義務付けされました。
これだけ面倒な手続きや費用、段取りが増えると、敬遠したくなる米国の旅、でも家族10人の意向で今夏はハワイへ行くことになり、その時のESTA申請で大失敗をした話になります。
皆さまも申請には慎重を期さなければならない、他山の石とすべきお話です。
発端は2番目の孫の申請時に、「不法滞在したことがありますか」という質問に、長男は不用意にハイとチェックを入れてしまったことでした。テロ対策で作られたシステムですから、重大質問に間違いをしてしまうと電子システムでは訂正出来ません。結局、米国大使館へビザ申請を行い、書類審査を経て、たどたどしい日本語の米国人相手に孫娘の面接が行われ、怪しい人間で無いことを認めてもらい、やっとビザ発給にたどり着きました。その間約1カ月。幸いにも孫娘の住まいと大使館は1時間一寸で行ける距離でしたし、旅程に余裕がある時期の申請でしたから、何んとか渡航に間に合い胸をなでおろしたところです。でも渡航直前のESTA申請とか、大使館や総領事から遠隔地の方々だったら、手数も時間も費用も要する大事件になっているところです。こんな失敗談は経験しなくても良いこと、慎重な皆さんには無縁なお話でしょうから、こんな馬鹿話と笑って済ませて下さい。
蛇足ですが申請ミスをした孫娘とは、引き続き10月に九州「夏休み合宿卒業の旅」に出る予定です。毎年、オシメガ取れてから小学6年生まで我が家での夏季合宿、その締めくくりの旅になります。湯布郷館にも泊まり、福岡へは10・11日の2連泊。あの人にお逢いしたいな~と思っていますが? どうなることやら。