右手にいちじく

2005/04/11(月)21:27

「コーラス」

映画(276)

~涙がこぼれそうなとき、歌があった~ 居ても立ってもいられずに、フランス映画「コーラス」を観に行ってしまいました。 問題児や孤児が入れられているフランス田舎の寄宿舎「池の底」。 そこに赴任してきた新しい監守クレマン。そこの子供達は校長によって厳しい校則に縛られている。荒み、悪質ないたずらをくりかえす子供達に、クレマンは合唱をさせることを思いつく。「天使の顔に悪魔の心」といわれている少年モランジュに素晴らしい歌の才能があることを知ったクレマンは、彼に歌の素晴らしさを教える。子供達も、教師たちも合唱によって変わっていき・・・ 少年達が、なにかに夢中になり一生懸命にやる。 もうこれ絶対にはずさない私のツボだったりします。「飛ぶ教室」「リトル・ダンサー」「ケス」全部ダイスキです。 しかも音楽映画。もうあからさまにツボです。観ないではいられぬ・・・! 正直なところ素晴らしいボーイ・ソプラノの美少年が見たかったってのもちょっとあります。いや、ちょっとじゃないです。・・・かなりですね!(あああ) や、しかしそんな下心を吹き飛ばす爽やか&清らかな歌声とキュンとくるストーリーでした!!! もう、ラストの紙飛行機&歌声はぞくぞく感動が。嬉しい映画だー!!! セットいらずの美しい風景。子供は生き生きしてて可愛い。そして歌声。最高です! 爺さんの役者さんもとても良い顔です。顔を怪我した用務員さん(?)がとてもやさしくて良いです。 主人公のクレマン。子供に優しく音楽を愛する人で、ユーモアのセンスがなかなか。 校長は、ホント嫌な奴なのですが、決してそんな面だけでは、無い。 そしてフランスで大人気になっちゃったとゆうモランジュことモニエ君。 本気で綺麗な声・・・!少年の声ってこんな綺麗なんだ!と感心することすること。 高いのにキンキンしてなくて、爽やかですごくピュアな感じです。いずれ消えていく声と思うとまた。 表情も憂いがあってナカナカです。かっわいい! 子供みんな良かったですよー! しかし、「池の底」って本気で学校の名前か・・・?なんか暗そう!(いやじっさい暗かったんだけど) フランス中からよりすぐりのクソガキばかりを集めましたみたいな学校だと思ったけど、子供は本当は素直なんだよって、信じた先生は立派だ・・・ 荒れ放題の子供達が、合唱によって生き生きして来るとともに、どんより曇って監獄のような学校が、明るく明るく変わっていく演出は見事でした! こーゆーの観たら歌いたくなったり先生にあこがれたりするんです(単純だから) あー私小中学生んときなんか合唱の朝練&放課後の練習がいやで逃げ回っていた記憶しか無いのに!素直で可愛くないコドモだな! 勢いでサントラも買っちゃったのですが、これもまたいいですよ~! 「海への想い」が大好きです。 音楽も映像もお話もキャストも、ほんとうに良いと思うので、機会があれば是非・・・! オススメです!!! なんかもう、ソプラノボーイおっとちがったボーイソプラノにメロメロです!(吹き飛んだはずの何かがまだ)

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