映画だったら
(ネガティブ注意報)想像してくださいある日あなたがPUBでお酒を飲んでいると一人の男が話しかけてきました。飲みながら話しているうちに意気投合。彼はコロンビアから出稼ぎに来ているそうです。そしてこう云います。「おふくろが俺に荷物を送りたがってるんだけど、俺は友人の家を転々としてて住所が無い。もしよかったらお前の名前と住所を貸してくれないか?」断る理由も無く快諾するとその数週間後、小包がやってきました。小包と一緒にポリスもやってきました。ポリスは尋ねます「お前、この箱の中身がなんだか知ってるか」もちろん中身なんか知りません。まだ開けてもない箱の中身なんか。「本当にしらないのか。中身はこれだ」そしてその箱の中には正味2キロのコカインが。もちろん否定するでしょう。本当にしらない、ただ住所を友人に、貸しただけなんだ、と。しかしそんなこと警察が簡単に信じるはずもなく。10日間留置所に拘留・取調べの末にようやく開放されたものの疑いが晴れているわけではなくパスポート没収の末にこういわれます「後日法廷に出頭してもらう。弁護士と話し合っておくように」容疑は単なる麻薬所持ではありません。密輸・売人の容疑です。懲役となれば20年以上はくらうでしょう。裁判が開かれてからでは手遅れだ。警察は自分が売買に着手したというなんの証拠ももってないがこちらにも自分が潔白だというなんの証拠も無い。だったらパスポート偽造でもして国外に逃げてしまおうか2度とここには戻ってこれないだろうけれどまるで映画のような展開ですが恐ろしいことに今私の友人に実際におこっていることUKにきてからいろんなことが起こり続けてきたけれど巻き込まれた当の本人はちょっとばかしクレイジーだけれどもいつも友人のことを考えている本当に本当にいい奴でそんな怪しいコロンビア人に、あっさり住所を貸してやってる姿も容易に想像できてただポリスと弁護士からの連絡を待つだけの毎日がどんなに不安かも想像できて私は何ができる?もっとイギリスの法に明るければ。もっと英語がわかれば。なにかいい方法が思いつければ。そして私が思いついたのは日本酒片手に陣中見舞いでした★「だって、まだ23だし、この先やりたいことがたくさんある。見たい国もたくさんある。ここが好きで、ここにいたいけど、20年も牢に入るぐらいなら、俺は逃げる」逃げたりしたらやりましたっていってるようなもんだってこの馬鹿!と云いたいけれども裁判がどう転ぶかは誰にもわからない。私には何も云えない。基本的に私は自虐的ながらにスーパー自己肯定型なので駄目な自分もテキトウな自分も馬鹿な自分もなんだかんだと肯定できるのですが(真性駄目人間)手の届く範囲の人間を助けられないこの無力感は肯定不可能です。夏にもちょっとしたそんな出来事があって。なんて沈んでいるけど結果はまだわからないわけだし何ができるかもうちょっと考えてみようみんな彼を助けようとしてるわけだし映画じゃないんだしただ座って結末を待ってるわけにはいかないのである。なんか悶々としてたけどいろいろ書き綴ってたらちょっと頭の中整理できてきた気がするー!暗い話題でなんとも申し訳ないです。次回は本当に映画の話で★よし寝よう!You know where we are, if you need anything.