カテゴリ:伝統構法
夜中の大雨が嘘のように上がり、爽やかな秋晴れの今日。 それにしても棟梁、着工以来これまで、かなりの晴れ男! ・・・という今日は、足場が撤去されました。 あれから早7カ月半! 長かったようなアッと言う間のような、待ちに待った日。 大都市近郊の住宅密集地で、足場だけでなく防塵幕で完全に覆われていたので、 幕の内側の至近距離から見てはいても、 棟梁でさえ全貌を見たことは無かったのです。 朝7時半ごろから幕が外され始めました。 もうこの角度から見ることはできなくなります。 半年以上見慣れた視点、 揺れる足場の上を歩く毎日、楽しかった!・・・寂しくなります。 このあとは私は出勤していて見られません。 11時過ぎには「無事、解体完了!」のSNS。 足場職人さん、危険な作業、お疲れさまでした。この場を借りて・・・。 長い間貸していただき、ありがとうございました。 職場を定時に飛び出して現場に駆けつけてみると、 すごい!!! ただただ、見惚れるばかり・・・。 棟梁「思っていたように出来上がっていて、ホッとしました!」 隣家が迫っているので、全体像を撮影することができませんが・・・。 それと、洗い屋さんが、外壁に洗いをかけてくれたそうです。 一般的な新築家屋の引き渡し時に入るハウスクリーニング屋さんではありません。 古民家なども洗いをかけることのできる特殊な技能を持った洗い職人さん。 いろんな職人さんの協同で、この家は(どの家も)つくられていきます。 建てるだけではない、作るだけではない職人さんも関わっている・・・。 ありがたいことです。 そして、手がけている家の出来上がりを想い描きながら、 それら各種の職人さんたちを調整し束ねている棟梁は、すごい! 棟梁「1階正面は、上半分を土壁真壁にしといて良かった。」と。 1~2階を通しで初めて見て、まったく同感です。 ここは今は中込塗り(荒壁の上、中塗りの下地)ですが、 最終的には荒壁のような風合いで上塗り仕上げをしようかな・・・と、 棟梁と一緒に眺めながら話し合いました。 (壁土が終わってから、腰板を張るそうです。) この家は、今は赤杉色ですが、十年もすれば渋く落ち着いた色に変わっていきます。 古びてくるのが楽しみ!と言えるのも、この家ならではの値打ちだと思っています。 石場建ての石場建てたる所以! 床下に潜れます・・・ 夏の西陽のリスクを承知で、日射遮蔽も考慮に入れながら、 西に向けて大きく出窓を設置したのは、この夕焼けを見るため・・・。 今日は中秋の名月。 満月が西に来るのはかなり遅い時間ですが、三日月ならよく見えるかな。 来週からは、タイル屋さんが入ってきたり、 内部造作も大詰めを迎えてくるようです。 今日ようやく全体像が見えたものの、まだ大工造作は収納棚なども残っているし、 住設も建具も畳も、水道・電気・ガスも、玄関の三和土も・・・、そして外構も。 竣工まであと2か月ぐらいはかかるでしょうか・・・。 これからも日伸建設の石場建て、目が離せません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020年10月01日 23時31分21秒
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