カテゴリ:職人の技
ついに完成内覧会を明日/明後日に控えるまでに至りました! 石場建て伝統構法の構想が始まって(2018.3.10)から2年8か月、 地盤の捨てコン敷設(2019.11.11)から1年と余日、 とはいえ、進捗は9割9分というところでしょうか。 外構も内覧会までになんとか形が見えてきたといったところ。 そんな外構について・・・。 外構工事が本格的に始まったのは3週間前の11/4(水)。 ユンボが家の前と横を掘り返します。 手がけるのは、お馴染みの左官さん。 礎石を据えたときから土壁から三和土と最初からずっと手がけている、 この家を知り尽くした職人さんたちです。 部分部分で作業員が下請けに入るハウスメーカーと違い、 職人さんも一貫してお付き合いいただく 大工の親方直営工務店ならではの建築スタイルです。 掘り返し、整地が済むと、運び込まれてきたのは御影石! 石場建て伝統構法に設計変更したことで予算を圧迫してしまったので、 外回りは費用節減、砂利敷きでも構わないと思っていただけに、ビックリです。 どうも、家本体は棟梁が全て仕切ってきたんですが、 外構は親方(社長)直々の采配だそうで、 ここまできたらエエ加減なことはできん!と張り切ってくれているようです。 11/7(土)には、玄関ポーチが御影石で作られていました。 玄関まで自転車でも車椅子でも乳母車でも乗入れられるように、 スロープになっています。 このようなバリアフリーの家づくりは、 障害者に関わりの深い親方や私の基本的なコンセプトです。 伝統構法の古民家だと、文字どおり玄関の敷居をまたぐというイメージですが、 現代の家づくりでは、伝統構法といえどもバリアフリーは避けて通れません。 11/12(木)、玄関ポーチの前に捨てコンが敷設されました。 この上に重い御影石を、1枚1枚手作業で裁断して、敷き並べていきます。 これはかなりの重労働です。 この季節で良かったのかもしれません。真夏だとやってられん!でしょう。 11/13(金)、見ると玄関ポーチが三和土で舗装されています! ここに、玄関の内と外との連続性が表現されているようです。 木と土の家の面目躍如と言えるでしょう。 石畳が敷かれると、何ともいい感じ。 隠れテツとしては、目地に線路を敷いて路面電車を走らせたい気分になります。 やはり木と土の家の正面には、コンクリートは合いません。 11/16(月)、道路に面したところにブロックが建てられました。 聞けば、郵便受が付くんだとか・・・えっ?! 棟梁とは、ゲゲゲの鬼太郎の妖怪ポストみたいなんがエエかなあ・・・なんて 冗談交じりで言っていたんですが・・・。 11/21(土)、かなり大きめの郵便受が組み込まれ、 下地モルタルが塗られていました。 これに壁土が塗られることになっているんだそうです。 11/26(金)、朝から屋根の瓦を葺いた瓦職人さんが来て、 あと、屋内では、照明器具が9割9分設置されています。 ・・・と、ここまでが、 明日明後日の内覧会でご披露できるところです。 内覧会は予約制ですが、当日でもお問い合わせできますので、
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最終更新日
2020年12月19日 10時38分34秒
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