カテゴリ:居住環境
その日はこの夏最高気温の猛暑だったなか退院したことを載せましたが、 今日8/6の午前中は通院で出かけたので、試みに朝からずっとエアコンなしにしてみました。 というのも、愛知県で伝統構法に取り組まれている ・・・我が家にはエアコンがないので昼間も夜も窓を開け放っていて、その日の外気温35度で室温29度。 そんな暮らしをかれこれ30年続けているが今年の夏も変わらず涼しく暮らしている・・・云々と。 今日は朝から照り付ける太陽! グングン気温が上がり・・・ 帰宅した14時ごろには、このところ連日のように体温を超える猛暑。 我が家の2階インナーバルコニー(日陰)で外気温は36.9℃=この日の最高気温。 でも、家に入ると心持ちヒンヤリ。といっても、32.5℃。 これを涼しいというか? 朝から窓は全開で、直射日光は室内に射さないよう遮ってありました。 軒が深いので腰高窓には陽は射しませんが、 掃出し窓はスリットシャッターを下ろして施錠し、障子は上下を開けてありました。 (↑スリットシャッターと障子を少し開けてみたところ。) 32℃台といえば、大阪の1970(昭和45)年8月の最高気温はだいたい33~せいぜい34℃台。 (↑気象庁の統計より)☜気象庁link 家にはクーラーなんてなく、窓全開放で扇風機を回して過ごしていました。 暑かったけど、それで外で遊んでいました。 そんな時代の大阪・千里万博でした。暑いなか、アメリカ館やソ連館に並びました。 来年は大阪・関西万博。あのころと違って体温を超える猛暑のなか、大丈夫なんでしょうか。 そんなことを思いながら、最高気温の時間をあの頃のように扇風機だけで過ごしてみました。 さて2階はといえば、今日14時の室温は・・・さすがに暑い!34.4℃。 でも、このところの連日の体温を上回る気温のことを思えば、 エアコンなし扇風機だけで過ごせないわけではないか。 私は「男はつらいよ」の映画が好きで、ネット配信で見ることがあるんですが、 お団子屋「とらや」は真夏でも表も裏も開けっ放しで、もちろんエアコンなし。 先述の鹿嶌さんの、知多半島の付け根、海にほど近いお宅よりはずいぶん暑い大阪・枚方ですが、 石場建て伝統構法…無垢材・土壁・和瓦葺の家は、なんとかエアコンなしで過ごせないことはない。 鹿嶌さんのおっしゃるように、 我が家も外気温が30℃台前半の時季は、室温は30℃未満だったので、エアコンは不要でした。 (6/11稿「窓全開…最高気温31℃~遅い梅雨入り」参照) 猛暑日に停電しても、クーラーが故障しても、なんとかなる・・・。 新建材で密封して機械空調に頼る家とは、ここが大きく異なるところ。 今日は15時過ぎから、雷鳴と共にものすごい夕立! 17時過ぎまで降り続きました。 もちろん窓は全開のまま。軒が深いので、雨は入ってきません。 31℃台に下がった外の風が入ってくるんで、結局ずっとエアコンなしで過ごせました。 とはいえ、私は通院で仕事を休んでゆっくり過ごしていましたが、 妻がもうすぐ疲れて帰ってくるんで、今からエアコンは入れましょう! なんせ窓全開だったので、部屋の湿度が外と同じ70%ですから・・・。 今日は広島原爆の日。朝から30℃ほどのなか、 平和記念式典での小学生による『平和への誓い』が胸に刻まれました。 79年前1945(昭和20)年8月6日の広島の最高気温31.5℃は、耐えがたいものだったことでしょう。 この夏、「ひろしま-1945年8月6日、原子雲の下の真実-デジタルリマスター版」を見に行こうと思います。 出町座(京都)・シアターセブン(大阪)などで、8月上映。 <8/7追記> 鹿嶌さんがおっしゃるには、 土壁・土葺き屋根・長い軒・木製建具・通風計画・・・等、 エアコンを使わないで生活する為に考えられる事は全て設計の段階で取り入れたので、 エアコンはどの部屋も設置しておらず、よく風が通るけど無風の時は扇風機い、 窓は全開にして網戸もなく、寝間は蚊帳を使っているそうです! ※お問い合わせ・・・『木と土と風の家 家工房』 明日は立秋! 暑さピークの時季。 我慢しない程度に、できるだけ機械に頼らない暮らしをしたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年08月07日 21時20分42秒
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