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家づくり…大阪で伝統構法!:石場建て/木組み/土壁工法 ~今さら?マイホーム新築

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家/土地 雑感

2022年01月10日
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カテゴリ:家/土地 雑感
♪年の始めの例とて 終なき世のめでたさを
 松竹たてて門ごとに 祝う今日こそ楽しけれ

『一月一日』​文部唱歌(1893=明治26年)
この歌、「いちげついちじつ」と読むんですってね! 初めて知りました。
格調高い歌詞の言葉を聞くと、あたかも伝統構法の木組みを見るようです。

そんなお正月もあっという間に過ぎて松の内も明けました。
その松の内、関東では1月7日迄とされているそうですが、
大阪では伝統的には1月15日迄なので、ウチではしめ飾りはまだ下げていません。

とはいえ、明日からは本格的に1年が始まります。
そしてこの家にとっては、2年目が始まります。
1年前、入居はまだでしたが、1月11日に遷仏法要(仏壇の引越し)をしました。


妻が言います…「みんなが集まってくれたんは、もう一週間以上も前やねんなぁ。」
1/1稿​「年頭にあたり・・・」​の最後に触れたんですが、
元旦には親族が11人集まり、狭い我が家に私たち夫婦とで13人・・・tha実家でした。

そこでそのために、ちょっとだけ我が家に手を入れました。

まずは、この階段ホールにも座卓を置いて居室として利用したんで、

階段の下に置いてあるものが見えないように、簾で目隠ししました。

居間は、洗面所の出入口の前の床に座ると、そこだけ少し寒さを感じるので、
洗面所の高窓を少し空かして、ガスファンヒーターを入れました。

ガスストーブもあるのですが、幼児も集まるのでファンヒーターにしました。

普段はエアコンしか使わないのですが、
外出帰りなど局所的に暖をとりたいときや、早朝など一気に室温を上げたいときのために、
前の家で使っていたガス暖房器具を使えるようにガス栓を設置しておいたんです。

それと、とりあえず前の家から持ち込んだテレビ台。
・・・というか、二十年以上仏壇の下台に使っていた合板の組み立て家具なんですが、
本体はそのまま利用して、とりあえず天板と脚板だけ無垢材を取り付けてみました。

天板は息子が岐阜の原木市で仕入れてきてくれた栓の木に息子が鉋掛けしたもの、
脚板は私がホームセンターで買ってきてコーヒーの出がらしで染めたもの。
テレビボードは棟梁に造作を頼もうと思っていたんですが、予算切れで・・・!


2階。冬には普段は使わないエアコン。
壁付けエアコンを部屋の梁の上に設置してあって、壁までの配管が無粋なので、

とりあえず手拭いを掛けてみました・・・よけい目立ってブサイクか?!

大勢が集まって飲み食いするのに、冷蔵庫が全然たりません!
そこで、インナーバルコニーが臨時冷蔵庫に。

最高気温は10℃に満たず、最低気温も5℃に満たないので、食品保管にピッタリ。

子どもたちは、2階で遊びます。
たかが6畳と4畳半の2部屋ですが、開け放つと子どもが走り回るには十分。

畳敷きの続き間なんで、裸足でも転んでも大丈夫!

そして、その孫たちと次男夫婦は、遠いのでお泊り。
間仕切りを閉めてしまえば、個室の寝間に早変わり。

こんなフレキシブルさが、畳の和室のいいところです。

そして、こんな木組みを眺めながら、おやすみなさい。


朝の2階の洗面所の小窓、北向きなのに隣家が白っぽいせいか、意外と眩しい。
そこで、私の今は亡き父がデイサービスで作った百均(?)竹簾工作を掛けてみると、

大きさピッタリ! いい具合に納まりました。

ついでに、ウォークインクローゼットの小窓にも、
お節料理の伊達巻に巻いてあった巻簾が天然葦製だったもんで、

網戸に挟んでみました。これもいい具合にピッタリ!


こんなふうに毎年お正月には、親族が一堂に会する・・・
文字どおり年の初めの例(タメシ)とて・・・になればいいなぁ、
そんな家であればいいなぁと思います。


ところで・・・。

KBS京都テレビを見てたら、1月2日には、昨年中止になっていた
「釿(チョウナ)始め」​が、今年は千本釈迦堂に会場を移して催行されたそうです。

「釿始め/木遣音頭」​(広隆寺2016年)​

我が家の玄関式台はチョウナでハツった名栗ですが、
こういう伝統の技の継承に関心が向くようになったのも、
石場建て伝統構法で建てることになった​日伸建設​の親方・棟梁のお陰です。






最終更新日  2022年01月10日 23時22分48秒
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2021年11月26日
カテゴリ:家/土地 雑感
先週までの小春日和はどこへやら・・・。
今週に入ってから一気に12月並みの冷え込み。

最高気温が15℃前後、最低気温が10℃に届かないの日が続くと、
さすがに1階の床置きエアコンだけでは、22℃設定にしても、
2階は20℃に届かず19℃台。


それでも、家じゅうの室温が連続していて、
階段も2階も、エアコンが届かないトイレも、そんなに寒くは感じません。
もしかしたら土壁がホンワリ蓄熱していて、その輻射があるのかもしれません。


さて、そんな木と竹と土と紙でできた我が家。

じゃあ、隙間風の吹く昔の古民家の如しかというと、
伝統的な構法であっても現代の知見をしっかり盛り込んだ造り。

とはいえ、断熱材は屋根と床以外は入っていないし、
気密テープなどで目張りしているわけでもないし、
石場建てなんで基礎断熱もなにもあったもんじゃありません。


国が進めるいわゆる​ZEH​(ゼッチ:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、
縁もゆかりもない構造です。
(参照:経産省資源エネルギー庁「​ZEHに関する情報公開について​」​☜click​​​)


実は私は、石場建て伝統構法で自宅を新築することになって以来、
いろいろ調べれば調べるほど、
ZEHや太陽光自家発電に少なからず違和感をもち、矛盾を感じているんです。

そのことをなんとか書き綴っておきたいと思っていた矢先、
こんなメルマガ記事が届きました。

「​アレルギーと住宅を考える会​」の会報(メルマガ)2021.11.20。

この会は、曖昧にされている住宅とアレルギーの関係の解明に努め、
自然と共生する住宅と暮らし、免疫力が最大限発揮される住宅を研究し、
情報発信・啓発活動を行なっているネットワーク。

私も個人名で大阪・北河内支部とさせていただいているところです。

そのメルマガ11/20のテーマは、2021年10月22日に閣議決定された、
経済産業省「​第6次エネルギー基本計画​」について。

それを読んでみて、まさに我が意を得たり!・・・浅学の私が言うよりと、
会長の川田季彦氏(​川田建築設計事務所​:山形・酒田市)による発信を、
ご本人の承諾を得てここに転載させていただくことにしました。

~~~~~<以下引用>~~~~~

「エネルギー基本計画」が発表された。
日本は温室効果ガスを46%削減(2013年比)すると宣言した。

その中で、家庭部門における温室効果ガス排出量を1/3にするという目標が示された。
66%減らせというのだから、無理難題を押し付けられたものだ。
我慢してエネルギーを使わないで暮らすか、再生可能エネルギーで賄うか? である。

計画書によると、建築物の省エネ化、ZEHの普及が不可欠である。
2030年には新築住宅の6割をZEHにすると言う。
既存の住宅をどんどん建て替え、2050年にはZEHを標準にしたいらしい。

ZEHは一般住宅より約400万円は高額になる。
富裕層しか買えない住宅である。
経済格差はさらに拡大することは明らかである。

さらに、設備機器は故障するし、寿命がある。メンテナンスや維持費がかかる。
そして、常に最新の機器を購入することに追われまくる。廃棄処分費はバカ高い。

ZEHには、太陽光や風力など、創エネ設備機器が必要になる。
ソーラーパネルであるが、製造元の多くが中国製である。
しかも、中国製の半分は新疆ウイグル自治区で製造されたものだと言われている。

中国の温室効果ガス排出量は世界一であり、
2025年までは排出量は増加して良いと決められている。
さらに、日本政府は人権問題に対して、見て見ぬふりである。

超安い人件費とエネルギーで製作しているのだから、
国産のソーラーに勝ち目がない。

今後ますます、世界中における中国製品のシェアは拡大していく。
やがて、日本中どこに行っても中国製ソーラー屋根の街並みに
変わっていくことを国は求めているということだ。

ZEHの購入には、100万円の補助金を支給して、普及を誘導している。
私たちの税金を使って、中国を支援しているのである。

中国が経済成長するわけだ。
軍事費が潤沢になり、その後、どうなるか???

SDGs、だれ一人取り残さない、、、と言うのは簡単。
本質を追究してから、語っているのだろうか?
SDGsは戦争がある限り、実現できるわけがない!

さて、「エネルギー計画書」は立派だが、、、
「建築物省エネ法」は法律として正しいのか?
ZEHは本当にエコなのか?

ライフ・サイクル・アセスメント(製造から処分までのCO2排出量)の
視点からの理解できる説明がないのが不思議である。
都合が悪いことも公表しなければ、取り返しがつかなくなる。

~~~~~<引用終>~~~~~
小泉前環境相が住宅への太陽光パネル設置義務化を視野に入れて考えるべきと言ったことに対し、
バカ言うなよ!って異論を述べました。

気密テープで目張りしてビニルクロスで包んで24時間機械換気する高気密住宅についても、
私のブログではずっと異論を唱えてきました。

これらの問題については、川田氏が指摘するように、
ライフ・サイクル・アセスメント(製造から処分までのCO2排出量)の
視点からの理解できる説明が見当たりません。

いや、説明できないから! 大局的な見地から巨視的な視野で見ると、
ZEHは理論としては破綻しているのは明らかで、政府はそれを知ったうえで、
大企業への利益誘導策としてCO2削減やSDGsを騙っているのでしょう。

資源エネルギー庁によれば、ZEHとは以下のように説明されています。

けれどこれって、それはそれでいいとしても、結局は理論遊びでしかない。
新エネルギー基本計画はスクラップ&ビルドを進めることが前提である時点で、
本質的なエコとはかけ離れているんですよね。

高効率な設備システムの導入が前提となっている限り、
それはサステナブル(持続可能)じゃない。

しかも、新建材で覆われた家づくりが前提となっている限り、
そこに住まう人の健康は観点にない。

再生可能エネルギーを導入することよりも、
そもそも人工的エネルギーを極力使わないで済むことが本来のエコ。

それで言うなら、日本の気候風土に根差した日本古来の建築手法をベースにした
伝統的工法・・・現代の木と竹と土と紙でできた家は、
その求める性能を十分満たすことができます。



産業振興を第一義としたZEH推進一辺倒ではなく、
国民の健康で豊かな暮らしを第一義とした本来の家づくりも含めた、
ライフスタイルに合わせた多様な選択肢が、今求められると思うのです。

ここ数十年の省エネルギーの観点のない住宅は論外としても、
ZEHにするとチープな素材でもコストが上がる。
ZEHにしなくても木組み自然素材の家もコストは上がる。

住宅の高品質化でコストが上がるのは当然のこと。
それを受け入れた上で、どうせ上がるコストなら、
その分を我が国の気候風土と歴史と匠の技に支えられた伝統構法に!

そんな選択肢も、国が推奨するべきだと思うのです。
ZEHだけが省エネ・脱炭素の答えではない。



憲法第25条に謳う「健康で文化的な生活」。
その最低限度の保障を越え、本来の健康的な暮らし、文化的に豊かな暮らしの実現を。
それは、木組み自然素材による伝統構法の家にこそある!

そんな住まいの哲学も、推奨されてしかるべきだと思います。


今朝(11/26)のNHKニュース・・・


コストアップ分を補助金でというのもいいけれど、
人権問題を抱える中国製の太陽光発電に税金を投入するより、
ウッドショックのいま国産材の活用に税金を投入する方が大切なんじゃないかなぁ。

脱炭素・省エネ・サステナブル・・・共通の目標に向けて、
いろんな住まいの哲学が共存する、そんな多様性を認め合うことが、
政策として必要なんじゃないかと思います。






最終更新日  2021年11月27日 21時24分10秒
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2021年07月27日
カテゴリ:家/土地 雑感
猛暑の7月24日(土)、この日は​一粒万倍日​。
想い返せば1年半前の2020年2月21日、この日も一粒万倍日。
日伸建設​の棟梁の勧めで、この日に合わせて上棟式をしたのでした。

夕方から妻と久しぶりにお出かけ、ザ・シンフォニーホール。
大阪交響楽団の演奏会、モーツァルト交響曲38・40・41番。


夜、家路に東の空を見上げると、素晴らしい満月「バックムーン」。
アメリカの先住民が名付けた名称で、
今は雄鹿(Buck)の角が生え変わる季節なので、そう呼ばれるようになったそうです。

明るく賑やかな駅前の繁華街を抜け住宅街に入って行くと、
すっかり辺りが静かに暗くなります。
月明かりの空に、家々の陰が浮かび上がります。

その道すがらの家々の窓から漏れる灯りには、温かい暮らしが感じられ、
また我が家に帰り着いたときに目にする灯りには、
ホッとした心持ちになります。



住宅地の街並み。
昼間の街並みは家の形や色合いや質感などが大きな要素になりますが、
夜の街並みは家々の窓から漏れる灯りがそれを演出するように思います。

家を建てるとき、街並みの景観に思いを巡らせますか。
ましてや夜の街並みの景観にまで!
憧れの!ヨーロッパの街並みは、どうしてあんなに美しいのでしょう・・・。


我が家に帰ってきました。

「ただいま!」って、心が安らぎます。

格子から漏れる灯りは美しいのですが、
スマホのカメラでは見えているようには写りません・・・。


ガラリの採風雨戸からも灯りが漏れ、

中は見えずに暮らしの気配を外に伝えます。

(余談ですが、ガラリって、英語のgrill(焼き網)が訛ったって説があるそうです。)

ご近所の障子灯り。いつも通りすがりに、いいなあと目がいきます。

多分ここは洋室(?)、やっぱりカーテン越しより障子越しの方がスマート!
障子は内からも外からも美しいなぁとしみじみ思います。


その夜半、~25日(~日)には、満月がぼぼ南中。

ちょうどいい高さで、月明かりが室内に煌々と射し込み、

格子吹抜けを照らします。

インナーバルコニーは、設計では想定外の、我が家の観月楼。

猛暑日だったことを忘れる爽やかな夜風(といっても28℃近くあるんですが。)


寝室にもガラリ雨戸から月光が寝床に射し、すごく綺麗です!

けれどスマホでは、まったく見えているようには写りません・・・。


いい夢が見られそうです。
いい日になりました。おやすみなさい。






最終更新日  2021年07月27日 22時33分51秒
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2021年07月03日
カテゴリ:家/土地 雑感
今朝(7/3)は明るい陽射し。ウッドデッキは昨日から昨夜の雨で濡れています。


梅雨後半、今日は静岡県の方では豪雨で大変な災害が起こってしまいました。
枚方は昨日からの雨は今朝には止み、陽もときどき照って、かえって蒸し暑い!

昨日は最高気温28℃、湿度90%超え。
雨でも窓を開けておけるこの家でも、さすがに外気を入れても涼しくないので、
昨日の日暮れごろからエアコンで除湿しました。ほぼ3か月ぶりのエアコンです。

冬に活躍するのは1階の床置きエアコン。

この14畳用1台で家中暖房できます。

そして、これから活躍するのが2階のこの天井エアコン。

安価な家庭用壁掛け型14畳用を、業務用天吊り型のように設置してあります。
設定は「除湿/弱」、これ1台。

これで昨夜から今日一日中、家中26℃程、湿度57%程。
外は最高気温31℃湿度70%でしたが、除湿/弱のままで家中一定。
不快指数は73.9「暑くない」ですが、体感的には~70「快い」って感じで過不足なし。

エアコンの及ばない玄関土間もトイレも、室温26℃程、湿度65%程だったので、
エアコンなしでも不快指数は74.7「暑くない」で、
これなら扇風機だけでも大丈夫だったんですが・・・。


さて話しを戻して、今朝。
庭の明るい陽射しを綺麗だなぁと眺めていて、フと思いました。

これって、隣りの家の外壁の色のお陰でもあるな・・・と!

そういえば、最近建ち始めた近くの分譲地。
白い家が建った次に、黒い家が建ったんです。

そんなチグハグな街並みを平気で造ってしまう業者の感性を疑います。

それはともかく、自分は黒い家は選ばないにしても、
この黒い家の周囲の家も嫌だなと思ったんです。
だって、こっちまで薄暗く陰気になってしまうでしょ!

それにしてもこの十年ほど、黒い家が次々増えてきたのは、何なんでしょう?
黒い家は諸外国では邪悪の象徴、ほとんど見られないそうです。
「黒い家」でググると、ホラー小説と映画が挙がってくる。

時代を象徴する流行りに乗る・・・十年も経てば入れ替わってしまう車ならともかく、
これから百年住宅が標榜される今、どうなんでしょう?

黒い家が所々にある街並みは虫歯のようで景観上好ましいとは思えないし、
黒い家が建ち並ぶ街並みができてしまったら、陰鬱な街になりそうです。

黒が素敵と思う日本人の美意識は、
漆や、古民家の焼杉など、伝統文化からくるのかもしれません。

それも本物の焼杉なら、耐用年数は四半世紀~半世紀。
その間の経年変化は味、なんとも言えない美しさを醸し出します。



click☟link
​「​焼き杉板YS-6の経年変化​」​


一方、新建材だとその黒の変化は、十~二十年ほどで
塗膜のチョーキング(白亜化)現象が見られ始めるなど劣化でしかなく、
味わいとは程遠いものでしょう。

黒は効果的に配色すると、アクセントが際立つ演出ができて好感が持てます。
烏城(ウジョウ)と呼ばれる​岡山城​も黒と白の対比が美しい。

でも、ただ黒いだけの家は、独り善がり。
デザイナーの思考停止としか思えないのです。

四方の1か所でも黒い家が建っていたら、
その土地はマイホーム用地としては選びたくない。
断りもなしにマイホームの隣に黒い家を建ててほしくない。


そんなことを考えていると、
我が家は、これはたまたまではあるけれど、
隣家に恵まれているなぁ!と思ったんです。

隣り近所付き合いがとっても良好なのは、
周囲の家の色より何よりありがたいことなんですが、
四方に一軒も黒い家がないありがたさに改めて気付きました。

南側は、冒頭の写真と・・・。

眺望は望めない住宅密集地でありながら、家の中に陽は直接射していなくても、
隣家の北壁面から間接的に光を感じることができます。

2階も深い軒で直射日光を遮りながら、

お隣さんのお陰で明るく感じることができます。


東側は、2階から全面道路を挟んで向かいの1階が見えるのですが、

もし目の前に黒い家の陰が浮かんでいたら、朝の陽射しも陰ってしまいそう。

北側は、1階のハイサイドライトから、

お隣さんの白っぽい家の反射光が奥まで射し込みます。

階段室も・・・

2階のハイサイドライトからも。


西側の窓は、6/21稿「​夏至の西陽!・・・​」で述べたように、
隣接する家と家の間を狙った位置にしてあるので、

西陽が障子越しに柔らかく部屋を照らします。


黒い家は、デザイナーズ住宅から始まったんでしょうか。
だとしたら、デザインのプロとしての見識を疑いますが、
今では建売住宅まで・・・。

黒い家が欲しいという人を否定する気はありませんし、それは自由です。
でも、じゃあ!と黒一色の家を提案するようでは、プロとは言えないでしょう。

黒い家が増えてきたことを顰蹙(ヒンシュク)モノと感じている人は、
少なからずいるのではないでしょうか。

閉塞感の漂う暗いご時勢、だからこそ!
せめて家の外観も街並みも明るくありたいものです。
あくまでも私個人の偏見に満ちた思いですけど・・・。






最終更新日  2021年07月04日 21時02分32秒
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2021年06月17日
カテゴリ:家/土地 雑感
石場建て伝統構法、木組み土壁の家。
その写真には、国産のスギ・ヒノキ・マツ・ヒバ・クリ、その継手、そして土壁などが写っています。

・・・って、よく見えない?

先日スマホの機種変更をして以来、写真うつりが良くなくて、
ブログに載せるにも補正をかけないと使い物にならず、何か変だなぁと思っていたんです。

で、妻がフと見つけました・・・

レンズに保護シールが貼ったぁるままやん!

はがしてみると、ホッ! 普通にちゃんと写りました。
店にクレームをつけに行かんでよかった。

手鉋仕上げで艶光りしています。

この玄関、戸を開けると、国産天然乾燥無垢材ならではの空気感。
集成材はむろん、無垢材でも人工乾燥材では、こうは香らないそうです。

しかし、そんな国産材まで、
輸入材のあおりを受けて価格が高騰してきているというのです。


「​ウッドショック​」
​​

輸入材に頼ってきた建築業界にとっては一大事!
マイホームの夢は遠のくのでしょうか?
「​職人がつくる木の家ネット​」がウッドショックを機にオンラインリレートークを始めていて、
これがすごく中身が濃くておもしろいんです!(☟click)


特に私たちマイホームを発注する側、素人としては、6/2配信リレートーク№5
「ウッドショック!木の家の柱や梁は、どんな材料かご存じですか!」なんか、
基礎知識として見ておくと良いと思います。(☟click)


大工の立場からの本音や、木材の専門家からの解説など、とても見ごたえがあります。
ウッドショックについてのYouTubeはこの3か月ほど次々とアップされていますが、
伝統構法を手掛ける大工さん自身による生の声は、他にはほとんどありません。

また、6/8配信リレートーク№6
「木の家の耐震の本当の話!施主には、知られてない裏側について語る」も、
​本音トークがすごくおもしろいです。​(☟click)​


大工の立場から​宮内建築の宮内寿和さん​が「​4号特例​」について問題提起。


その上でさらに宮内さんが、
「お伝えしたいこと」として突っ込んでいきます。

それに対して、木質材料の専門家の立場から​国立建築研究所​の​槌本敬大さん​が、
反証を加えながら解説します。
それぞれの立場からのお話しも興味深いです。


ウッドショックといっても輸入材から始まった問題ですから、
我が石場建て伝統構法の家を設計施工した​日伸建設​もそうですが、
そもそも国産天然乾燥無垢材で建てている工務店には当面は影響がないようです。

そのあたり、ここでも「国産」「天然乾燥」「無垢材」などの言葉が出てきますが、
木の家ネット​のリレートークを見て理解を深めるためにも、
これらのキーワードについて、マイホームを考えるにあたって知っておく必要があります。

そのためにも、まずは入門編として、こちらを見ておくと分かりやすいかもしれません。

​​​​内保製材(☝click)「【ウッドショックの影響?!】滋賀発!日本の木で家をつくる工務店の現状やいかに?」​

「本物」の工務店は、産地の見える材と手刻みの技にこだわっているはずです。
日本の林業は問題も大きいようですが、
地産地消ができているところにウッド「ショック」なんてことは起こらないハズ。

食材を買うとき、産直や有機栽培や無農薬などにこだわる人が増えています。
「衣・食・住」・・・住も同じこと!

​​(山長商店「木の家に住むということ>家の柱ご存知ですか?」)​​

これを機に、マイホームを発注する業者選びに、
そんな視点をもってみませんか?!

「手刻みのできる大工さんはいますか?」
「工房やストックヤードを見せてもらえませんか?」
「木材産地とつながりを持っていますか?」

WEBで仕入れた知識を振りかざすより、まずは尋ねてみましょう。


YouTubeの動画をあれこれ紹介しておきながら何ですが、
これらを全部見たらかなりの長丁場!・・・私は早送りで見ました。
それにしても、地上波はロクな番組が無く、ほとんど見る気になれません。



山のきもち第二版 森林業が「ほっとする社会」をつくる [ 山本悟 ]






最終更新日  2021年06月18日 07時21分38秒
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2021年05月08日
カテゴリ:家/土地 雑感
ゴールデンウィークの新型コロナ緊急事態宣言のなか、
我が家を手掛けてくれた​日伸建設​の棟梁たちは、
工房に籠り次に建てる家の手刻みに励んでいたのでした。


そんなお出かけ自粛のなか私たちは建築現場を訪ねたことは、

そこで親方社長に我が伝統構法の家がどれだけ住み心地が良く満足度が高いかをお話ししたら、
帰ってきた言葉「・・・あれは、あん時やからできたんや・・・」。

えっ!どういうこと?


ゴールデンウィークが明け、
業界への忖度からマスコミが取り上げるのを控えていたという情報が、
そろそろ一般向けに報じ始められるそうな・・・。

「​ウッドショック​」


ゴールデンウィークは住宅展示場などハウスメーカーのかき入れ時で、
その最中に不安要素を煽らないようにというスポンサーへの配慮があったんだとか。

親方社長曰く。

ウチは昨年末からその情報を得て手を打っていたし、
前々から材木をたっぷりストックして天然乾燥させてあるし、
そもそも国産材やから直撃を受けることはない。

それでも今、材木を仕入れようとすると、
あの頃の価格ではとても手に入らんし、
新規客には売ってもらわれへんのちゃうか・・・とのこと。


このウッドショックについては、
1か月ほど前にはインターネット上ではその話題で賑わい始めていましたから、
私は知っていました。

今は解説記事や動画など、ものすごい数がヒットするようになっていますので、
詳細はぜひ検索してみてください。
​​​
(☝click ​職人がつくる木の家ネット​情報発信。NO1 2021/05/07)


要するに、私なりに列挙してみると・・・

!世界的な新型コロナウィルス禍
→国際貿易の停滞
→米国と中国の好景気による住宅建築の活況
→日本の先進国最下位の経済による外材の買い負け
→外材が入って来なくなった
→外材の価格高騰
→林業育成や国産材需要振興や住宅政策など政府の無策
→外材一辺倒による建築業界の体質
→木材の奪い合い
→国産材の価格上昇
→住宅価格の上昇・建築の停滞・工務店の倒産
→我々一般の人が家を新築できなくなる?

・・・とまあ、こんなに単純ではないんでしょうが、
素人理解としてはこんな感じでしょう。


そこで、私たち家を発注する側からこのウッドショックを見た場合、
こんなふうに言えると思います。

まず、世界中が新型コロナウィルス禍だというのに、
先進(含中国)諸外国では住宅建築の内需が拡大できるほどこれまで所得が上がってきたにも拘らず、
日本ではこの何十年と政府の無策により私たち一般人の所得が下がり続けているということ。

安値でしか買えないので、家は品質が低くても安けりゃいいと、
ローコスト住宅が空前の流行をみせており、
耐久性は1代30年あればいいとスクラップ&ビルドを是としていること。

それだけでなく、家が安いということは人件費をまず削るということなのに、
それを買い手が是としていて、結果
現場のつくり手に正当な対価が支払われず、さらに経済が低迷すること。

木材の輸出国側に日本に売る動機が失せてしまうほど、
安くしか買おうとしないのにそのくせ品質にはうるさいこと。

どうせ大壁の中に隠れる2✕4材でも日本向けだけには面取りしないといけないし、
節が多いだのちょっと反ってるだの建築にはどうでもいいことに日本は文句をつけるそうです。

それと、材木は高温機械乾燥が良いと、
そして集成材が良いと、
それが家づくりには適しているし欠かせないと思い込んでいること。

外材(ホワイトウッドやSPFなど)が、日本の風土に適しないとか(白蟻や腐朽に弱いなど)
比較的耐久性が低い材木(高温機械乾燥して接着剤で貼り合わせた集成材など)とかでも
安ければと選択してしまうこと。

国産無垢天然乾燥材の本来の性質・・・節があったり、ヒビがあったり、動いたり・・・を、
取り立てて問題ではないし見ようによっては良さでもあるのに、
許容しないこと。(曲がったキュウリは売れないの如し。)

日本の木材の良さや、林業や林産地のことを、
マイホームを建てようというのに知ろうともしないし、情報も少ないこと。

これは毎日の食材についても言えることかもしれません。
それでも食の安全だの食物アレルギーだの産直だのと結構言われている割には、
木材や建材についてはまだまだ無頓着度が高いと言えるでしょう。

家は国産材だけでも十分つくれるし品質も耐久性も格段に上がるのに、
​輸入材に頼らないと難しいと思い込んでいませんか?


(☝国産材だけで造られた我が家・・・ここには適材適所、檜・杉・松・栗が。)


ウッドショックは、オイルショックと似ているようで、
根本的に違っているところがあります。

それは、石油は日本ではほとんど取れませんが、
木材は実は100%自給できるはずの資源であるということです。

農業だって自給しようと思えばできるのに、食料自給率はたったの38%ほど。
木材自給率も、少しずつ伸びてきてるものの、今たった38%弱。

日本は森が減ってきたとはいえ、国土の68%ほどが森林です。
年間に伐採されるのはその内たった0.5%強だそうですから、ものすごく大雑把に
それを1.5%ほどにするだけで、木材の自給率は100%にできることになります。

そんなに簡単に単純にできるわけがないのは百も承知の上で、
第1次産業の自給率がこんなことになっているのは、
長年に渡っての政府の失策としか言いようがありません。

輸入が高騰またはストップしたら食えない住めないなんて、
国家経営のうえで安全保障上の大問題でしょう。


でもこの問題は、私たち消費者の無知・無自覚が招いたとも言えます。
主権者は私たち国民なのですから。

国産材は高価だと一般には思われているようですが、
実は今は普通の規模の家を丸ごと外材で建てるのと国産材で建てるのでは、
たったン十万の差にしかならないそうです・・・一生モノに対して軽自動車さえ買えない価格差です。

それで林業家には、労力に見合った対価は入らず、林業では生計を立てられないので、
結果的に山は手入れされず、出荷もされず、山はどんどん荒れていくという状況だそうです。

そんななか、政府の無策と経済界の論理に任せていては日本のと林業は滅びると、
各地で間伐や下草刈りなど山を守る民間の運動が起こり始めています。

2020/1/27稿「​間伐ボランティア体験​」でも触れた間伐ボランティアのグループや、
2021/4/25稿「​きらめ樹間伐ツリーハウスプロジェクト​」で触れた活動など、
マイホームを建てたいと思ったときが、これまで縁のなかったこの問題を知るチャンスです。


(​クラウドファンディング ~5/15まで!​)


「ウッドショック」
ならば、いま工務店と契約するにはどんな注意が必要かというような
目の前的なことは別途検索していただくとして、
これをきっかけに、​SDGs(持続可能な開発目標)​の視点から家づくりをしてみませんか。

これをきっかけに、持続可能な日本の国土・環境・経済・住宅建築の視点から、
国産材を使った家づくりに施主・住まい手としてシフトしていきませんか。

外材が高騰またはストップすることでビルダーによっては経営が危うくなりそうですが、
我が​日伸建設​はずっと以前から一貫して国産材で家づくりをしているので、
価格は多少上がるかもしれなくとも安定して木材の供給を受けられるとのこと。

​(材木は産地からまず工房に入れて、棟梁によって手刻みされます☝・・・プレカット工場から建築現場に直に搬入されるのではなく)​

いったん高騰した外材価格は、​
元の水準までは決して戻らないだろうというのが大方の見方だそうです。

それなら、国産無垢材は十分選択肢に入ってきます。
住み心地や満足感の圧倒的な差は、そこに暮らした者でないとわかりません。


家を建てるなら、ぜひそれを手に入れましょうよ。
できる限りの国産材へのシフトを考えましょうよ。
意識をもった信頼できる地域の工務店を見つけて。

それって、思ってるほどハードルは高くありませんから。






最終更新日  2021年05月09日 06時59分00秒
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2021年05月04日
テーマ:窓(34)
カテゴリ:家/土地 雑感
5/2(一昨日)は日の入りを見られなかったけど・・・の続き。

昨日5/3の夕方、初めて・・・入居して4か月にして初めて!
そのためにここに窓を配置した2階西側の出窓から、
日の入りの瞬間を見ました。

これまでは冬だったこともあり、日の入りの時刻の頃はまだ仕事から帰宅していません。
なら休日はといえば、意外と雲がかかっていたりして、なかなか綺麗には見られないんです。

新型コロナ緊急事態宣言が出されているこの大型連休の間、
昨日も一昨日のようにNetflixを見ていた夕方5時過ぎ・・・。


キター!

1階の西側の吊戸棚の上の明り取り窓から、長~い陽射しが射し込みます。

これから1時間半のEvening Sunset Showの始まりです。

日の入りの迫った6時半前、2階の出窓から西の空を眺めると、

まさに遠く箕面方面の山々の向こうに、輝く夕陽が沈もうとしています。​​


18:33、完全に太陽の姿が隠れました。
(山に日が落ちるので、気象データより10分ほど早い。)


真っ赤な夕焼けが、神々しく西空を染めます。
昔の人は(人工の物が何もない風景の中に)この日の入りを眺めて、
西方極楽浄土を見たというのも分かる気がします


家からの眺望なんてなかなか望めない大都市近郊の住宅密集地という立地のなか、
周囲に空いているのは西側の一角だけ。
それならなんとか工夫して積極的に西からの眺望と採光を楽しもうと考えました。

この西からの日の光の入り方と影(陰)の出方は、
家が建つ前の更地のときから自分で何度となく現場に立って太陽の動きを眺め、
意図して実現した室内空間デザインなのです。

窓は、採光・通風・換気・眺望・外観や室内空間デザインなど、様々な役割があります。

近年は高断熱高気密を謳うがあまり、
また無神経なローコスト住宅や奇をてらったデザイナーズ住宅など、
窓の役割が軽視されている風潮が散見されるように思われます。

伝統構法の昔の家は、都市の町家の格子窓にしても田舎の農家の縁側にしても、
現存しているものを訪ね回った限りでは、
外から内からどう見えるかという眺望を大切に考えてきたように思われます。

いま伝統構法で建てるにはハードルが高いですが、
そういった先人の窓に対する思いや智恵は、
現代の家づくりでも十分活かせるのではないでしょうか。

西陽は避けるようにというのが伝統的な家屋のセオリーですし、
西陽が好きな私の感性が共感してもらえるかどうかは怪しいですが、
窓を「眺望」と「空間デザイン」いう役割からとらえ直してみてはいかがでしょう。

一般の建売りやローコスト住宅や大手ハウスメーカーなどパッケージ商品の家では
窓のそういった観点からの自由な配置は難しいでしょうけれど、
本物の注文住宅であればぜひ棟梁や建築士と一緒に考えてみると良いと思います。


さて、今日5/4もとってもいい天気だったので、
用事を済まして夕方4時ごろから妻と一緒に近場にお出かけ。
隣りの京都府八幡(ヤワタ)市と久御山(クミヤマ)町の間の木津川に架かる​上津屋(こうづや)橋​へ。


河原には石を並べて何やら字がいっぱい。このごろ流行ってるの?
「コロナにまけるな」なんていうのもあります。


三十年来ときどき訪れていたのですが、久しぶり。もう何年ぶりでしょうか。
この橋、ここ数年は台風による増水で文字どおり!何度も流されていましたが、
すっかり綺麗に修復されていました。

この橋は通称「​流れ橋​」といって、橋脚に木製の橋が乗っかっているだけで、
川が増水すると橋が浮いて流されるという構造。
橋は橋脚にロープで係留されているので、また載せ直して修復します。

エネルギーをいなすことで橋そのものを守るという発想は、
石場建てに通じるものがありそうです。
自然の猛威には逆らわないというのが、日本古来の思想なんでしょう。

元々は橋脚も含めほとんどが木製だったので、
時代劇のロケでしょっちゅう使われていました。
その現場にたまたま出くわしたこともあります。

近年あまりにも頻繁に流されて修復にその都度費用がかさむので、
今日久しぶりに見ると、橋脚はコンクリートと木製の複合に作り替えられていました。
遠目にはそれと分かりにくいようにはしてありますが、この先時代劇で使えるかな?


これらの写真、この稿の前半に載せた昨日の夕方の写真とちょうど同じ時間頃。
昼までの眩しい陽射しはどこへやら、すごく曇ってきました。
うーん、今日は夕焼けは拝めそうにありません・・・。






最終更新日  2021年09月23日 21時52分15秒
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2021年05月02日
カテゴリ:家/土地 雑感
昨日5/1は、午後から天気が崩れるとの予報だったので、
雨の降らないうちにと午前中に妻と​連れ立って日伸建設の建売り工事現場​に出向きました。
土地26坪、建坪27坪ほど、小さめの若夫婦向けの家です。

日伸建設​は言うまでもなく、我が石場建て伝統構法の家を設計施工した、
天然乾燥無垢材の手刻みによる自然素材を多用した注文住宅を手掛ける地場工務店。

そんな棟梁が直営で手掛ける建売り?ということで、興味津々!
建売りは以前にも建てていますが、日伸のは一般的な建売り仕様とは一線を画します。
使用する材木もそうですが、工期だって一般的には3か月のところ、半年近くかかります。

今の材木価格高騰の​ウッドショック(※)​のなか、そんなんで利益が出るのか?と思いますが、
独自に国産材を確保し直営建築販売している地場工務店だからこその価格設定。
この品質で?!と、実際に見てみれば驚きの納得です。
(​※参照​)



前回の建売り​は​そとん壁​を奢っていましたが、今回は窯業系サイディング。
日伸の家としては賛否あるでしょうが、
地価の高い地域で総額をあまり上げられない建売りとしては、妥当な線かもしれません。

私としては好みのタイプのサイディングではありませんが、
想定される顧客、子育て中の若い世代好みという感じでしょう。
バラック建てを思わせる流行りの黒いガルバリウム外壁の貧相さよりは圧倒的にいい。

バルコニーの側面はサイディング張りですが、
底裏面=玄関の軒天は無垢材が張られているというのは日伸ならでは!


そしてなんと、柱などの主要構造体は全て天然乾燥無垢檜材。
一般的な建売りの高温乾燥集成材と比べ、強度も粘りも耐久性も圧倒的。
無垢材かどうかは、柱の周囲の木目がつながっていることで本物が分かります。


間柱は赤い杉の芯材。適材適所をわきまえた熟練棟梁ならではの材選び。
一般的に節の多さや色味で好まれない材だからこその価格なのに、
かえって実は強度的には優れていて、大壁に隠れてしまう材としてはうってつけ。

珍しいところでは、トイレの床は無垢の樟のフローリング!
樟脳の原料になるだけあって、芳香防虫効果のある貴重な材。

思わず切れ端をもらって帰り、箪笥に入れました。


階段は、一般的な建売りは新建材メーカー製の出来合いを組込むだけなんですが、
ここでは​若手棟梁が見事な無垢赤杉で手づくり​したもの。


階段を手刻みできる技能をもった大工って、実はそういないんですよね!
今日現場に据付け完了!ってところで、2階に上がらせていただきました。



間取り。図面はいつも日伸建設の親方社長のオリジナル手書きから始まります。
CADが当たり前の今どき、手書きのできない建築家もいるそうです。

もちろん建築確認書類はCADですが、最初の設計は手書きでこそ、
匠の経験と五感総動員のイメージがそこに生き生きと投影されます。


2階の子ども部屋。

左側のクローゼットの上はロフトベッド。
右側の窓から吹抜けを通して親のいるキッチンと直に繋がっています。

しかも写真右側は、憩いの間という仕掛け。

キッチンに向かっての腰掛けになっていて、梯子段で直にキッチンに降りられます。
親子の絆を大切にしつつ、子どものワクワク感も育くむアイデア。


1階の、リビングダイニングの前の道に面した側の窓は、縦すべり出し窓が連なります。

視線を避けつつ、効率的に風を引き入れることができる優れた仕掛け。

たいていの建売住宅なら、ここは掃き出し窓になってるだろうなってところ。
けど、そんな大きな窓、道からの視線が気になって、下手したら雨戸も開けられません。


ふと窓サッシに目を向けると、これまたなんと、​YKK APW330​!

地球環境大賞のペアガラスサッシ最高峰の高気密高断熱樹脂サッシを採用しています。
これ、高価すぎて、ウチでは採用を断念したもの。それを建売ごときに・・・悔しい!

施工中の断熱材に目をやると、​パーフェクトバリア​。

ウチでも当初は導入を検討した(*)シックハウスフリーのリサイクル素材。
これなら子どもの生育にも安心です。
(* ウチは杉皮チップ断熱材​フォレストボード​を採用しました。)


これらはあくまで、私個人の客目線での思ったところ。
もしかしたら、作り手・売り手側からのアピールポイントとは違っているかもしれません。
でも、こう見てくると建売りといえども、注文建築仕様! 押さえどころ満載です。

そして、京阪河内森駅と快速停車駅のJR河内磐船駅から10分前後、
小学校もスーパーも10分前後、第2京阪高速道路インターもすぐと、至極便利。
しかも大通りから少し入った閑静な住宅街、すぐそばに交野の山々の緑と田園地帯。

この品質でこの地の利で、ホンマにこの価格?!
私は父の家づくりを子どもの頃から見てきました。
建売りを建築中から契約したので、建てているところを見ていました。

そして小4の図工では、工作用紙で住宅模型を作りました。
そんなことから感性が養なわれ、それが注文住宅づくりに役立ったと今になって思います。

で、この日伸の建売り。工事中の今が買い時だと私は思います。​
ウッドショックで今後住宅が高騰する見通しであることもありますが、それよりも、
建てているところを見ながら家づくりに関わることが、建売りといえども大切だと思うからです。



出来上がった建売住宅を買って住むのは、買ってきた総菜を食べるのと同じこと。
子どもにとって、親が料理しているところを見ながら家族で食事する体験と同様、
大工さんが作っているのを見ながら家族で住まうという体験は、かけがえのないものになるはず。

そしてそれは、確かな腕をもった地場棟梁工務店だからこそできること。
大きな住宅ビルダーなら、現場ではない営業担当との打ち合わせが関の山。

子育て真っ最中、まだ注文住宅に手の届かない若いご夫婦!
ここに家族の絆を深め、感性を育てる家づくりのチャンスが、
目の前に手ごろにありますよ・・・見逃す手はない!

旅行のできないこの連休、この工事現場オープンハウス※を訪ねてみては!
(※問合せ先:​日伸建設​)


すっかり日伸建設の宣伝になってしまいましたが、
それは、それだけ贔屓にしたくなるほど我が家の新築でいい仕事をしてもらったから。
紹介したくもなるこの出会いに、あらためて感謝です。

JR学研都市線河内磐船界隈の現場からの帰りに、
2駅向こうの藤阪駅界隈の手打ち蕎麦の名店に立ち寄って昼食。

太郎右衛門​。大通りから古民家が建ち並ぶ藤阪の村落に入りこんだところにあるお勧めの店。

こうして、我が家を建ててくれた工務店の工事現場や工房に足を運ぶのも、
私たちのプチお出かけメニュー、楽しみの一つになりました。

完成披露会には、かつての施主の皆さんが次々と訪ねてくる。
大手ビルダーの家ではまずない、地場工務店ならではの人と人との信頼と温かさです。






最終更新日  2021年05月09日 20時47分54秒
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2021年04月25日
カテゴリ:家/土地 雑感
今日4/25(日)は、爽やかを絵に描いたような春真っ盛りの陽気。


冬物のウールの着物を洗濯して、ウッドデッキに干しました。

外は実測湿度22%、気温も朝のうちに20℃超え、陽射しもあってよく乾きます。


さて、今日は友だちの「にしけんファミリー」が遊びにきてくれました。
応じて現場を見に来てくださった内の1組。そのとき初対面で意気投合。以来のお付き合いです。

その ​にしけん​ こと​西本賢​さんは、
NPO法人MAKE HAPPY「きらめ樹間伐」​(☜click)のプロジェクトリーダー。
書道家でありミュージシャンであり、森と人を元気にする活動家でもあります。

詳細はリンク先を参照していただくとして、
私もあと十歳若ければ一緒に活動してたのになぁ・・・と思います。
でも十年前にはこういう活動には興味も縁もなく・・・。


今の彼のメインプロジェクトは、
「​きらめ樹間伐ツリーハウス​」をみんなで作ろう! という活動。
なんと、樹の上に桂離宮のイメージで小屋を建てようというもの。

4/30を〆切に、一緒に建てる仲間を募集中。(☟click)

場所は、兵庫県丹波市の​シェアビレッジ​。

5/15を〆切に、クラウドファンディングも順調のようです。(☟click)

目標500万円!


なんで「​きらめ樹間伐ツリーハウス​」?

・・・日本には日本のための家作りが存在していて、
それを作ってきた先人の知恵と技術をツリーハウスを建てながらみんなで学ぼう、
そして“豊かな森を1000年続かせたい”というそのシンボル・・・なんだそうです。

う~ん! 聞くだけでワクワクします!!
そしてそれは、我が石場建て伝統構法の新築@ひらかた・大阪の
コンセプトともピッタリ。

話しが弾んで、あっと言う間の2時間。

にしけんさん、ちょうどほぼ1年前の竹小舞構造見学会の頃の写真を見て、
(2020.4.11稿「​現場開放:構造見学 ~ 石場建て 伝統構法 竹小舞​」)

「この頃だったら興味湧かなかったかもしれない・・・」と言いながら、
今はこの伝統構法の新築家屋を目の当たりに興奮気味。

今この時だから共感し合える・・・
「縁」というものの不思議とすごさをあらためて思うのでした。


「きらめ樹間伐ツリーハウス」がちょっと気になったときが、
縁を結ぶとき! ぜひアプローチしてみてはいかが?!
​​​​
(☝click動画リンク)


​☟もう二十年も前に、こんな運動が始まっていたんですね!​

 (​NPO法人 緑の列島ネットワーク

近くの山の木で家をつくる運動宣言​​​​






最終更新日  2021年04月29日 21時14分39秒
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2021年04月22日
カテゴリ:家/土地 雑感
> 小泉進次郎環境相は(4月)16日、時事通信のインタビューに応じ、
> 政府の2030年度の温室効果ガス削減目標の達成について触れ、・・・(略)・・・
> 住宅への太陽光パネル設置義務化を「視野に入れて考えるべき」と訴えた・・・

・・・そんな​記事​を妻が見つけてきました。
(​MAG2NEWS 2021.04.19​)
(​元記事 JIJI.COM 2021.04.17住宅の太陽光義務化「視野」温暖化ガス目標強化に意欲―小泉環境相​)




さて、石場建て伝統構法の新築、木と土と竹と紙の家。
この家のコンセプトは、集約すれば次の2点。

気候風土に適した地震に強い日本の伝統的な構法(工法)の継承発展と、
SDGs​※に則した無垢の木材と竹小舞土壁や日本瓦と障子や襖による構成。
そのSDGsの観点からは、代表的な再生可能エネルギーである
太陽光発電は導入して然るべきだ思われる方も多いのではないでしょうか。

けれど私たちは、敢えてこれを避けました。


この家は東西に長く南向きに長い屋根傾斜を持っており、
屋根には朝から日暮れまでよく日が当たり、太陽光パネルにはうってつけです。
実際、近隣の並びには、屋根に太陽光パネルを載せている家が複数あります。
​​​​​

(☝朝の2階の東側の窓・・・格子越しに朝陽が射し障子に影を映します。)

(☝午前中の1階東南の部屋の南面の窓に日光が差し込みます。)

(☝昼頃に2階南面の窓から吹抜けを通して1階に射す日光。)

(☝1階南面の今の時季の昼過ぎの陽射し。)

(☝2階南面、冬至頃の昼下がりの陽射し。)

(☝夕方、西側2階の窓に西陽が射し込みます。)

太陽光発電装置を自家所有することは、
​確かに売電益や災害時の電力確保など意味では、メリットも大きいでしょう。

でも私たちは、当面の損得勘定で個人宅の太陽光発電を見てはいないのです。

詳細は長くなりそうなので稿を改めたいと思いますが、
その理由を簡単に言えば以下の3点。

1.耐用年数が家の寿命に比べて極端に短く、その後は産業廃棄物となること。
2.屋根の上という場所は、メンテナンス性が非常に悪いこと。
3.屋根の上に載せると、家の構造を著しく傷めるリスクが大きいこと。

そんなわけで、バラバラに個人の住宅で小規模な太陽光発電設備を持つことは、
SDGsに相応しいとは言えないと私たちは考えているのです。
(設置している方を批判するものではありません。)


そこで、冒頭の​MAG2NEWSの記事​。
この小泉環境相の発言に対し、評論家の石平太郎氏の異論が取り上げられていました。

>「住宅の太陽光義務化」という小泉大臣の発言は明らかに、
> 国民の財産権を明記した日本国憲法への冒涜であって立派な憲法違反だ・・・
> 国民の私有財産である住宅をどうするかを、政治が「義務化」する云々というのは
> 民主主義の根本をひっくり返すような暴論であり、
> 中国共産党ですらできなかったファシズム的な発想だ・・・

この批判のファシズム的といった表現についてはさておき、
「国民の財産権を明記した日本国憲法への冒涜であって立派な憲法違反だ」論でいくと、
既に個人の住宅建築に対して否応なく義務化されている設備があるじゃないでしょうか!


そう、24時間換気システムの設置義務です。
改正建築基準法(2003年7月1日施行)により、シックハウス対策として義務化されました。

新建材を極力使用せず自然素材を多用して
有毒な揮発物質に室内が汚染されないように建てても、
一律に設置義務があるそうです。

これって、じゃぁ、既に憲法違反的じゃないの?!

そもそもこんなシックハウス対策は、船底に穴が開いたけど穴は塞ぎもせず、
入ってくる水をポンプで吸い出しながら走らせるが如しと言われているもの。
浸水対策をしてあれば、排水ポンプは要らないのに!

この「シックハウス法」には人知れず!ほとんど使えない例外規定がありました。
それで我が伝統構法の家は換気システム無しで、
次世代省エネ基準とかつて言われた気密性能C値5をクリアしていても、
窓による通気だけで充分事足りています。

そのことについては、
拙稿2021.1.3「​24時間換気設備なんていらない!・・・​」で触れてありますが、
ここまで原理主義的な伝統構法でなくても、そんなもの不要な住宅建築はできるのに。


冒頭の記事では、
太陽光パネル設置義務が言い出されるなんて利権絡みでは?・・・との論調ですが、
それなら結局は、
24時間換気システムの設置義務も利権絡み?と疑いたくもなってしまいます。

24時間換気システムも個人宅の太陽光発電も、本末転倒。

再生可能エネルギーにシフトしていくことは、急務です。
けれど、原発依存をやめようとせず再生可能エネルギーに本腰を入れようとしない政策のなか、
それを個人の責任に転嫁しようなんて、暴論です。

利権かどうかはさておき、
住宅政策全般についての不合理に思いを巡らせることになった記事でした。


​​(☝ここに太陽光パネルを載せるなんてことは、したくない!)​​






最終更新日  2021年04月24日 10時04分22秒
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