私が、初めて海外一人旅をした時、出会ったシンガポール人のスティワードがマスマンだ。彼からは、シンガポール滞在中大変お世話になり、ビキニの下着までプレゼントされた仲だった。(肉体関係は勿論ないが・・。)私が帰国後も彼が日本へのフライトの旅にステイ先の新高輪プリンスから電話があった。私は、彼の仲間のスッチーと仲良くなれるかも・・と思い毎回遊びに行くのだが激しく彼に邪魔されて一度もスッチーと仲良くなれる機会はなかった。皆で馬鹿騒ぎしてプリンスホテルの従業員からこっぴどく叱られた想い出は数えきれないほどあるが・・。マツマンとは、色んなところにデート(?)した。彼は宗教上、豚肉が食べられないのでよく食事時は材料の話題でお店ともめた思い出がある。そんな彼の一番のお気に入りの場所が、新宿2丁目で私は彼に誘われるままよく遊びに行くようになっていた。
最初に、彼が案内してくれたお店は、地下にあるバーだった。何気なく勧められるまま店に入ると中央にバーテンダーさんが数人いるお店で、落ち着いてあたりを見回すとラブラブな男性同士のカップルが数組座っていた。以前から、マスマンは自分の事を女性以上に女性だと思っているのは知っていたが、実際この様な男性カップル専用のお店に来るのは初めてで私は異様な雰囲気にのまれていた。その後も、ことある毎に新宿2丁目にある様々なお店に連れて行かれ何度も彼から抱いて欲しいと誘われる事を繰り返していた。そんな中、私は2丁目で有名なママさんのお店に案内された。その店は、2丁目でも名門?なお店で歴史も古く、ママはかなり業界の顔である事がうかがえた。何回か私がマスマンに誘われて遊びに行った時、ママと話す機会があった。「幸喜君は、何回かうちの店に来てくれているけど、男が好きなの?」、「いいえ、そうではないんですよ。彼が・・。」、「そうなんだ。やっぱりそうだと思っていた。私、このお店以外に秘密の会員制クラブも運営しているのよ。」、「へーー、そうなんですか。どんなクラブなんですか?」、「最初は、相手の男性を探している男のお客さん向けにサービスで始めたんだけど。今は、ありとあらゆる男女間のご希望にこたえる会になっちゃったのよ。例えば、乱交パーティーを主催したり。愛人を紹介したり・・。SM相手を紹介したり・・。でね、幸喜君ならメンバーにしてもいいかな・・って想った訳なのよ。どうかな?興味ある?」、「それは・・・興味あるますけど・・。どうすればメンバーになれるんですか?」、「そうね、一度私の自宅兼オフィスに面接に来てくれる?」、「面接ですか?」、「そう、私が推薦者になってあげるけど・・私の一存だけではメンバーにするか決められないのよ。既にメンバーの他の二人の会員にあってもらって承認が必要なのよ。」、「そんなに会員になるの大変なんですか・・。」、「まあ、そうなのよね、うちの会員である事を知られたくない人も大勢メンバーにはいて・・。」、「わかりました。ママの自宅に昼間伺います。」私は、ママの部屋に自ら進んで行く事の心配よりこの秘密クラブの存在の方が興味をそそられた。
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幸喜3319
表の世界と裏の世界の狭間を日常にするヘッドハンターという人種の日々起こる出来事をあなたにも、ほんの少しお知らせします。
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