2007/04/20(金)06:39
アメリカのどうしようもない闇
先日、最悪の事件がバージニアでおこってしまったのは世界中の人が周知の事実だ。
犯人はアジア人と聞いて、日本人ではないだろうと思ったものの気が重かった。
まだ詳細は明らかになっていないが、犯人は子供の頃に韓国から移民してきた男性で、金持ちを恨んでいたとか、ストーカーしていたとか、いろんな憶測が飛び交っているようだ。
頭が相当にぶちぎれてた奴に間違いないが、その社会に対する憎悪の根はいったい何だったんだろう?
白人優位で差別社会への怒り?
持てる者と持たざる者の格差社会への恨み?
いずれにしろ、その心の奥にたまらせた社会への憎悪を、白人達がかたくなに固持してきた銃社会を利用する形でぶちまけた皮肉な結果となった。
しかし、犯人は、同じアジア人、特に韓国人へのとんでもない迷惑を考えていたんだろうか?
自分の短絡的な行動が、事件の被害者だけでなく、アジア人社会へとてつもないダメージを与えたことを。
それが、更に差別を増長し、ヘイトクライムを引き起こすことを。
正に、今回の事件は、アメリカンドリームでも、自由の国でもないアメリカ社会の闇が露呈されたものだと思う。
こんな悲惨な事件があっても、今後も一層差別と格差は続くだろうし、銃もあいかわらず存在し続けるに違いない..。