ねこねこ日記

2010/08/05(木)01:20

母の憂鬱

日本でのつれづれ(184)

母が、気の晴れない声で「また来るっていうのよー。」って電話してきたら、それは決まって兄貴一家のことだ。 憂鬱な母は、「来る日の1週間前ごろに風邪をひくことにしようかしら。」と真剣に悩むことしばしばである。 普通、孫を連れて息子夫婦が訪れるのは、じいじやばあばにとっては生き甲斐という場合が多いだろう。 「孫という名の宝物...」とかなんとかいう正に”孫命!!”を表現しヒットした演歌もあったくらいだ。 しかし、母は血を分けた孫だからかわいいけど、うっとおしいらしい。 日頃、愛猫達と静かに暮らしているところに襲いかかる台風みたいだ。 孫達は、始終騒いでうるさいし、汚すし、物を乱暴に扱うし..で、綺麗好きで物を大事にする母としては我慢ならないらしい。 75歳の母にとっては、5歳と2歳の子供の無限のパワーを受け止められないのもある。 愛猫達は逃げ惑って猫タワーの上や母のベッドの下に隠れて戦々恐々の有り様。 それに、酒ぐせの悪い兄にからまれることが多いのも迷惑千万だ。 今回の訪問は仮病をせずに受け入れて、案の定、一家が2泊3日して帰った後で、母は調子を崩した。 平熱がいつも35度台しかないのに、38度以上の高熱にうなされたらしく、とても心配した。 兄が、「お袋は、俺らが来た後はいつも病気になるな。」と電話で言っていたらしい。 それでも、また来るから困ったもんだ.. ちょっとは遠慮せーよ、おっさん!

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