2014/06/01(日)03:00
ミハイル・プレトニョフ ピアノリサイタル
5月28日に、兵庫県立芸術文化センターで開催された
「ミハイル・プレトニョフ ピアノリサイタル」に行った。
プレトニョフは、2006年に突然「現存するピアノでは自分のめざす音楽が表現できない」
として、公の場でのピアノ演奏を断ち、指揮活動に専念していたらしい。
しかし、それから6年後、モスクワ音楽院で「Shigeru Kawai」のピアノと出会い
「これでこそ、自分の音楽が表現できる!!」と演奏活動を再開。
どんな演奏を聞かせてくれるんだろうとわくわくだった。
それに、コンサートホールではスタンウェイばっかり聞かされているので
カワイのフルコンも久々に聞けるのでめっちゃ楽しみだった。
演目は以下の通り。
シューベルト:ピアノソナタ第4番
ピアノソナタ第13番
バッハ:イギリス組曲
スクリャービン:24の前奏曲
アンコールとして、スクリャービンのエチュード op.1
プレトニョフすごい!
「shigeru Kawai」の音の豊さも素晴らしかった。
低音の包み込む温かさと高音のきらめく美しさ、そのバランス。
演奏家とピアノが一体となり、音が天から降ってくる!!
天界からの美音のシャワー、曲によりはじける色彩に溺れた。
その、見事すぎる繊細なピアニッシモには涙がこぼれそうだった。
久々に、全く隙の無い、完璧ながらも温かい、言葉にできないくらいの感動的な演奏を聞けて
とっても幸せだった。
あー、やっぱりピアノっていいな~としみじみ思った。
私も頑張って、ちょっとでもうまくなりたい!ってモチベーションもアップする。
早く「Shigeru Kawai」で演奏したCD出してほしいなぁ~。