カテゴリ:河合奈保子さん
「かなりや Vol.28 昭和61年(1986年)5月発行 芸映プロダクション・芸映友の会 河合奈保子FC編集部」に、河合奈保子さんが描いた、ハレー彗星のイラストがあります。
「ハレー彗星のつもり!! とにかくバリ島でみたハレーはきれいだった!!」とコメントが付いています。また、オリジナルアルバム「スカーレット」を制作中という記事も一緒に紹介します。 ーーーーーーーーーーーーーーー ↓ 河合奈保子さんのハレー彗星イラスト。 ![]() ↓ 「お元気ですか・・・ 奈保子です。 私は、元気に毎日をおくっています。 新曲のレコーディングも終わって、ホット一息という感じ・・・ とっても素敵な曲ですから 楽しみにしていてくださいネッ! それでは・・・ また!! 奈保子 ☆ΞΞΞΞΞ ↑ ハレー彗星のつもり!! とにかくバリ島でみたハレーは きれいだった!!」 ![]() ![]() ![]() ![]() ーーーーーーーーーーーーーーー 「オリジナルアルバム制作中 奈保子のアーティスト性が、キラリ光る (1986年)5月6日から10日間にわたって行われたレコーディング合宿。発売日をまったく決めず、ゆったりしたペースで進められました。だから奈保子も思う存分レコーディングに集中できたとか。いったいどんなアルバムになるんでしょうね。とっても楽しみです。 ”スカーレット”の赤をイメージに曲作りを 全曲奈保子が作曲し、作詞はコンサート曲の訳詞でお世話になっている吉元由美さん、そして総合プロヂュースをしてくださるのが、作詞家の売野雅勇さんです。 曲作りに入る前に、打ち出されたコンセプトは”スカーレット”。名作「風と共に去りぬ」のスカーレット・オハラのイメージであり、またスカーレット色の女性であり、少女である・・・という、すべての曲の中には、”赤”をイメージとしたいろいろな女性がえがかれることになったのです。 これまで奈保子が歌ってきた女性は、比較的”引くタイプ”が多かったように思います。例えば恋人をとられてしまった女性とか、愛を言い出せないせつなさやもどかしさを描いた女性などなど・・・。 でもこのアルバムには、激情をかくせない女性がいたり、また逆につつましやかな女性がいたりと、世の中のいろいろなタイプの女性が表現されることになるのです。 こうしてコンセプトが出来上がってから、奈保子は曲作りに専念しました。自分の中のイマジネーションを大きく広げ、常に”スカーレット”を意識しながら・・・。 そして曲に詞がつけられ、5月6日からレコーディング合宿はスタートしました。この期間は、奈保子がレコーディングだけに集中できるようにと、取材などの他の仕事はいっさいナシ! おかげで奈保子は、気を取られることもなく、全神経を録音に集中できたようです。 ただ、このアルバムは、もちろん10日間の合宿期間のみで完成したわけではありません。こぼれた分に関しては、6月に再び合宿を行って、レコーディングをすることになります。 このゆったりしたスケジュールも、発売日を決めていないからこそ。やはり初めてのオリジナルアルバムはゆっくりと集中させてあげたいとう、スタッフのやさしい配慮のおかげです。 とにかく奈保子は、このアルバム作りに熱く燃えています。なにしろオリジナルアルバムの評価が、そのまま奈保子のアーティスト性の評価につながるんですから・・・。でも奈保子自身は、評価などあまり考えていないのかもしれません。「いいアルバムを作りたい!」というこの一言だけが、奈保子を支えているんじゃないでしょうか。 さて、では奈保子にインタビューをして、アルバムについて話してもらいましょう。 (FC=ファンクラブ) FC:アルバムは、バラード色とロック色、どちらが主流になりそうですか? 奈保子:私が作る曲調って、けっこうバラード調のものが多かったりするんですけど、決してバラードが主流のアルバムっていうのではないですね。いろいろなタイプの曲が入った、バラエティに富んだものをめざしていますから。 FC:自分がレコーディングの主導権を握って、いちばん主張したことってなんですか? 奈保子:主張というか、私がいちばん大切にしたのは、機械音じゃなくて、生の音なんです。今、コンピューター楽器がほとんど主流になっていますよね。すごく便利だし、おもしろい音出すし。でも私の気持ちとして、やっぱり人間が奏でる音っていうのが、いちばんハートに伝わるって思うんです。だから基本的に、生の音がそのままレコードになるような感じで、レコーディングしました。ピアノの美しい音色とか、生ギターの音とか・・・。 あと、今までやったことのない声のハーモニーや、意外なアレンジで「あれっ?」て思うようなものもやりたいな。 FC:曲の内容としては、いろいろな女性がテーマになっているとか。 奈保子:はい。10曲あるんですけどすべて全体的なテーマでつながっていて、一曲一曲の中に、今を生きる女性の姿がある、というような・・・。 そしてすべての曲の中に、”奈保子の気持ち”みたいなものが、少しずつ入っているんです。 FC:いろいろな女性が出てくるけれど、それぞれの中に必ず”奈保子”がいる・・・。 奈保子:そうですね。歌の中で”今を生きる女性”を、自分自身として表現していきたいです。 ーーー (1986年)7月で23歳を迎える奈保子。今、レコーディングというとてつもなく大きな仕事を抱え、またひとまわり成長していっているようです。 7月24日には、次のシングルがリリースされる予定だし、恒例読売ランド・イーストでのバースディコンサートも待っています。 忙し奈保子を、めいっぱい応援してくださいねっ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[河合奈保子さん] カテゴリの最新記事
|
|