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日本顎関節症リハビリ研究室 /より安定した快適咬合を求めて

日本顎関節症リハビリ研究室 /より安定した快適咬合を求めて

咬み合わせの検査  自己診断 micro tapping

かみわせの検査 くいしばらないでmicro tappingで 

























自分の咬み合わせのバランスが悪くても 意外と自覚しにくいのです 








矯正治療後,インプラント治療,歯に冠を被せた後に
 義歯を入れた後に うまく噛めていますか
被せていませんが 自分の歯と歯 なのですが
うまく噛み合っていますか 分かりませんか

患者さんは すこしバランスが良くなくても 自覚しにくいものなのです

歯科医師である私自身も 顎関節症で 咬み合わせの悪さを自覚してませんでした.

私も,以前は,一本の歯を治療するときには,アゴ全体の咬み合わせのバランスを調べないで 今あるかみかたを変えないように治療していました.

患者さんも咬み合わせのバランスをが悪くても 悪い感じを自覚できない訳があるのです.

その理由を 詳しく お話しします.

また,どうすれば 自分の咬み合わせのバランスを 調べやすいかを. 
自己診断の方法を お話しします
 
>>>>>>>>>>かみ合わせが良くなく バランスが悪くても
   本人は自覚できずに  咬み合わせが悪くないというのです ??????
ここが ミステリーなのです  歯科医学の遅れなのです  <<<<<<<<<<<<

多くの患者さん自身は,咬み合わせのバランスが 良くないとは 自覚していません.
咬み合わせは,しっかりと噛めていると意外と 思っています.



歯と神経
>>>>>> 答え <<<<<<<<<
 咬み合わせのバランスの悪いのは,普通では 自覚できない事が多い.

咬み合わせのバランスの悪さは,本人自身は 自覚できなくて

アゴの動きの歪みと 
首の動きの悪さと不快感 (首の触診 圧痛 )の 両者に出てくるからである.
 
2005-05-27 10:41:28


>>>>> 解説 <<<<<<<<<

長年 バランスの悪い 咬み合わせが 長くつつくと 顎の関節が変形したり(関節痛 関節雑音), 首の骨つまり頸椎が変形してくる(首が不快で痛い,姿勢が悪い)可能性が高いのです.ここに 咬み合わせの悪いことが 隠されてしまっているのです.
2005-05-26 16:18:05

かみ合わせのバランスが良くない状態は 
アゴの関節の 捻れと 
  (口が開けにくい.口を開け閉めの時に 関節雑音 カクカクする)
首の動き 可動域が狭い(頸部の筋肉の触診時の圧痛)に 隠されてしまうのです

がっちり噛む


ストレスがかかったり,強く食いしばる時,咬み合わせのバランスがよくないと,アゴをずらしたり,首をねじったり傾けたりして,補正して,奥の歯が多数接触しているようにしていますから,歯と歯がしっかりと 咬んでいるような感じになっています.(時に 噛む力で 歯を揺らしたり動かしたりすることもあります)
歯は どんなに咬み合わせが良くないときでも,食いしばったり,飲み込んだりするとき,しっかりと噛みしめざるをえないのです.  (強く噛みしめる歯と歯の位置を 最大咬頭勘合位 と呼びます)
一般の 歯の治療では,かっちり咬んでいる位置を ずらさないようにして
治療しています. かっちり咬んでいる位置が,アゴの関節や首に負担のないバランスのよい関係の位置かどうかは 検査されることは 少ないです.
ここが 歯科の咬み合わせの大問題なのです.
噛む筋肉002
 
アゴをねじる
 首を左右に倒す
 アゴを前にする
 アゴを引き気味にする
などの 動きをして 奥の歯をしっかりと接触させようとします

前後に倒す

アゴと首の動きは  歪んだり捻れたりして学習しクセになり 
 奥の歯と歯はしっかりと咬みやすくなります
 歯の接触の方が優先していまいますから,患者さんは 咬み合わせが悪いとは感じていないのです.
左右に倒す
写真を撮るときに まっすぐ立ったいるつもりでも
 頭が片方に倒れやすくありませんか 

身体が倒れやすい
片方で咬みやすくありませんか
 つまり 反対側で咬みにくくありませんか 
もしかして 咬み合わせが悪く 頸椎に症状を出しているかもしれません

歯は,食べるためにあるだけでなく,歯と歯の接触する咀嚼筋と強く咬む等尺性運動は,ツバや食事を飲み込むときの嚥下運動を補助する大きな働きがあります
 試しに 奥の歯を当てないでツバを飲み込んでみてください
 奥の歯がしっかりとガッチリと接触しないと ツバを飲み込みにくいのです.咬み合わせのバランスが 悪くても,どんなにしても,奥の歯をガッチリと接触させて 噛み合わせていますので,自分では 咬み合わせがよいと思っています.その時も アゴづらしたり首の筋肉を緊張させたりして,補助しています.

噛む筋肉
>>>>> 咬み合わせと 首の可動域の関係 <<<<<<<<<<<<

咬み合わせのバランスが悪く 左より 右が低いと アゴを右にずらし
 首を少し 右に屈曲させてかむと 奥の歯がしっかりと接触しやすいことが多いです. 
咬み合わせは 左が高くて 右が低いと 右で咬みやする傾向があります.
 
右に傾斜首

右の歯で 数回咬むと 
首は右に倒れやすくなり捻りやすく 左に倒れにくくねじにりくくなります
首(頭)を右に倒したままで 左右両方で咬むか,右でかむと ますます右に首が倒れやすくなります.左には 行きにくくなります.

また アゴを右にずらしておいて 左右に首をゆっくり振ると 頭が右に倒しやすく 左に行きにくくなれます

>>>>>> 顎関節症の分類 >>>>>咬合関連症候群とは>>>>>>>>>>>

顎関節症は 大きくは二分できます
ひとつは 口をあけると痛い,口が開かないなどの関節付近の症状です.
開口障害などの 顎関節症.つまり アゴがずれたために起こる関節の障害です

もうひとつは,顎の症状はあまり出ず、首を倒したり捻ったりしてガッチリと噛みしめようと(緊張性頚反射による)補正したために起こる
首の不快感を中心とした症状です
 顎の関節より 首の筋肉が中心の 咬合関連症候群と呼ばれたりします.
 首が締めつけられて 肩こりや背中の痛み,頭痛など むち打ち症状を年中起こしています.頭痛持ちと肩こり症だと思っています.もしくは,年だと.

 そして 上記2つが混合型して起こる方もいますし,顎の関節中心の方もいます.経過も程度もいろいろです.
どこかの顎関節症のサイトで,こうすれば治ったなどというの方がいますが,すべてのかたには 到底 当てはまりません.顎関節症は,いろいろな症状で程度も多彩なのです.治り方もいろいろです.
左 顔骨変形

かたがみ 左
かむ筋肉は 姿勢筋といわれ姿勢反射と脊椎反射と関係が深いのは 神経生理学的に解明されてきています

首を動かしたときの痛みと 咬み合わせのバランスや かみ癖は 関係が深く 咬み合わせは 整体療法そのものだと思います

>>>>>>>>>>>>>  自分で  咬み合わせを  調べる    >>>>>>>>>>>>>>


自分では かみ合わせが良くないと 自覚していませんが
 咬み合わせのバランスが 良くないときは
 アゴを歪ませ 首がずれていることが多いので

原則は,
アゴのずれているクセを減らして 
(小さく速く軽く弱く 咬む位置を調べる.力を入れずに スーとかなり軽く上下の歯を合わせるように咬む.強く咬むとアゴが捻れるのでダメ )

首の歪みを減らした( 首を曲げたり,捻ったりしないで 原則真っ直ぐにして )

この2つの条件を同時に合わて歪みを減らした状態で
咬み合わせを調べると良いのです.
必要条件です.

安定したスプリントを使うと簡単なのですが,スプリント無しでは下記のようにすると 自己診断しやすいことがあります. 
安定しているスプリントかどうかの検査と評価にも使えます.
スプリントも合っていないことが 良くあります.スプリントも時間とと共に変化することもかなりあります. 


1. 右か左の 片側で咬みやすく 反対は 咬みにくい 
2.少しだけ口を開け,アゴを左右に揺らすと 片側に動きやすい
3.口を真っ直ぐにゆっくり開けると,ずれて 片側にずれる
  耳の前の関節から音がする  (関節雑音)

3.首を右か左に ゆっくりと振り子のように揺らすと 片側に動きやすい.

4. 座ったままでも良いですが 
  頭を垂直にして 真っ直ぐにし
  にこっと軽く笑ったままにしておいて
  かなり速く 小さく 弱く軽く噛むときに
もしくは 力を入れずに スーとかなり軽く上下の歯を合わせるように咬むときに 
   歯と歯の接触する感じが 左右で違いませんか

5. 垂直にして 少し上を向いままで 
  にこっと軽く笑ったままで
  かなり速く 小さく 弱く軽く噛むときに 
もしくは 力を入れずに スーとかなり軽く上下の歯を合わせるように咬むときに
   歯と歯の接触する感じが 左右で違う
6. 寝たままの位置で (歯科治療の時 治療台の上で)
  にこっと軽く笑ったままで
  かなり速く 小さく 弱く軽く噛むときに
もしくは 力を入れずに スーとかなり軽く上下の歯を合わせるように咬むときに 歯と歯の接触する感じが 左右で違う

7. 口に空気を入れて フグのように 頬をパンパンに膨らませたままで
   かなり速く 小さく 弱く軽く 歯と歯が接触するように 噛むときに
もしくは 力を入れずに スーとかなり軽く上下の歯を合わせるように咬むときに
   歯と歯の接触する感じが  左右でかなり違う
   時間差がある 

8.首を右(もしくは左)に倒してたままで 首を曲げたままの姿勢で
 力を入れずに スーと上下の歯を かなり軽く 合わせるように咬むときに
 しっかり噛める ずれない
  反対の 左(か右)にすると しっかりと噛みにくいのが自覚できる
 
*しっくりと咬めている側に クセとして 首を倒していることが多いので
  脊柱が捻れる姿勢を悪くする要因にもなっている

なにか 当てはまりませんか

>>>>>>>>>>>>>>> スプリントの2つの目的 >>>>>>>>>>

スプリント 
1.咬み合わせの補正 安定性の向上 咬合力の分散
2. 咬み合わせの自己診断と 咬み合わせの検査に

咬み合わせを補正できている いまよりより安定したスプリントを使って外した直後,本人も自覚できる事が多い.一番 計りやすい.
長年 バランスの悪い 咬み合わせで 頸椎が変形してくる可能性が高いと言われています.咬み合わせのバランスの悪さは,頸椎に現れることが多いかもしれません.咬み合わせで,頸椎のバランスを取れることもあります.
変形が大きいと 顎関節も 頸椎も 咬み合わせの治療からは,限界がある場合があります.(変形性顎関節症 ,変形性頸椎症)

接触点の多い安定したスプリントをしばらく入れておいて,はずした直後に始めて,スプリントの接触状態と自分の歯と歯の接触状態と比較して バランス感覚を自覚できる.
スプリントを入れて,チューブを使ったカムカム体操で首の可動域がより拡大する 

スプリントという プラスチックの装置で 左右ともしっかりと多数の歯と接触させ アゴと首を楽にした状態でしばらくして
スプリントを 急に外して どのように接触しているかを検査すると
もっと はっきりと分かります

スプリントが 接触点が多く バランスが良いときは,安定感があり
アゴも首も楽になることが多いです.そのため スプリントを外した直後の歯と歯のバランスが,良いか悪いか患者さん自身でも よく分かりやすくなります.

スプリントが 合っているかどうかにも 上の項目が当てはまります
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頭痛や肩こり、首の痛み、はては腰痛まで起こることがある。らしいというのは、実態研究中なのだ。歯科とそれ以外の医学の連携が取れていない.
咬み合わせのアンバランスと くいしばりと歯ぎしり,ストレスなどで
咀嚼筋が緊張し,緊張型頭痛を起こしたり,首の骨 頸椎が変形する可能性,歯科では良く言われ最近10年くらいよく研究されてきているが,整形外科では
咬み合わせのアンバランスと歯ぎしり・くいしばりが,頭痛や頚部痛と関係があることは,一部の医師しか知らない.日本頭痛学会には,ほとんど歯科医師は入っていない.
 医師(歯科医ではない)は、歯科を知らない。頭痛、肩こり、腰痛が、かみ合わせ関連がある思ってもみない。薬を出し、けん引療法などを試みる。治らない(治るはずがない)で、神経がおかしい 老化つまり年齢のせい,ストレス,姿勢が良くないからだ と診断する。咬み合わせは姿勢と関係が深い事は,スポーツ歯学や日本補綴歯科学会や他の歯科の学会でも発表されてきている.
「本当に私は神経がおかしい 老化方だ 年だ のだと、何度も思いました」。患者が何人もいう。歯科の咬み合わせのアンバランスと歯ぎしり・くいしばりから,首の痛みが関連しているとは,思ってもいない頚部の専門家が圧倒的に多い.死ぬ病気でないため,論文が少ないため,大学の教科書に,まだ書かれていないからだ.
 たまたま歯科知識のある医師に出会うか、他の治療でかみ合わせに熱心な歯科医を訪れるのは 今までの行いが良かった性の偶然運が良かったと思うことです.

 頭痛、肩こりのかなりの原因が、かみ合わせだという。なのに実態も、有効な治療法もまだまだ進まない。歯科と、まったく別々の内科、整形外科などとの連携は、21世紀になっても 現状で当分はあきらめざるを得ない。

診療科ごとに知識が分断され、患者に最新知識が届かない例が、実に多いからだ。時には同じ科でも、他分野の知識が伝わらないためなのです.
   (朝日新聞コラム 1985 長倉功)

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治療室での検査の一部です

専門的には 筋電図の検査です
咬む筋肉のバランスを調べます.
速く小さく噛むと 咬筋という筋肉の活動性のバランスが良くありません

左右の歯の接触状態に 違いがあります .
接触点が少ないと 活動性が良くありません
2005-05-26 16:16:59

咬み合わせの検査です
咬合紙光透過法検査です 費用が安くて簡単です
小さく 速く 小刻みに咬みます.にこっと笑ってパパパと速く咬むのも良いです.
決して 強くガチガチと咬むときの検査ではありません.
ここを間違わないでください.ガチガチと強く咬むと,アゴをずらして咬んでますから,捻れたゆがんだ位置で咬むために,そこで高いと思って削ると
もっと アゴが捻れて 悪化することがあります.

2005-05-26 16:20:57
スプリントは こんなに 均等に 接触していますか

スプリントこれが 咬み合わせを検査するスプリントというプラスチックの装置です.できれば 薄く1~3ミリぐらいの厚さで作ります.穴が開かない程度です.


アゴの体操をしたり 時間を置いても 同じように接触していますか
ここが大切です.時間をおくと 変化する方がいます.
まだ 歪んでいるというのです.一度で 二度では 歪みが取れないと言うことです.



2005-05-26 16:20:11

顎関節症の方は スプリントをはずすと こんな風に 接触点が少なくなる方が多いのです この後が スプリントをはずしても 安定するようなダイレクト・スプリント治療です

スプリントについて
http://plaza.rakuten.co.jp/neckpains/2003


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