1504994 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

日本顎関節症リハビリ研究室 /より安定した快適咬合を求めて

日本顎関節症リハビリ研究室 /より安定した快適咬合を求めて

天国へのカレンダー 紀香

http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2005/05-137.html


人生最期の日、あなたは何をしたいですか?
がんに冒されながら、それを隠し、最期の日まで患者たちを支え続け、
看護師としての天命をまっとうした女性がいた。
これは実在した看護師の遺志と思いをテーマに作られた
感動のヒューマンドラマである。
norika02

金曜エンタテイメント特別企画
ヒューマンドラマスペシャル
『天国へのカレンダー』


<5月20日(金)21時~22時52分>





 平成16年1月25日、当時、日本に30人あまりしかいない“がん看護”のスペシャリストの一人がこの世を去りました。愛知県内の病院に勤務していた石橋美和子さん。享年40歳。
 自分ががんであることが判明してから一年あまり、最期まで自らの病名を明らかにしませんでした。そして告知や再発、死と向き合う患者とその家族を支援する「がん看護専門看護師」として生き抜くことを選んだのです。
 『もっと患者さんに近づけてよかった。がんについて、もっと勉強しなさいと神様が私に教えてくれているんです』自身が進行性の胃がんだとわかった時、彼女はそう言っていたそうです。抗がん剤治療を受けながら勤務を続け、状態が悪くなると、自分の勤める病院に偽名を使って入院し、病室から白衣を着て看護に出向いていた石橋美和子さん。
 このドラマは、最期を迎えるその日まで闘病生活を送りながらも患者に尽くし、看護師としての天命をまっとうした彼女の遺志と、その思いをテーマに作られた感動のヒューマンドラマです。





【あらすじ】
 成慈総合病院のがん病棟に、ひとりの女性看護師が颯爽(さっそう)とやってきた。
 がん看護を専門に行う『がん看護専門看護師』吉岡由希子(藤原紀香)だ。着任早々、自殺を図ろうとした白血病の少女・千尋(香椎由宇)を説得した由希子は、リハビリの介助、『連絡ノート』を使っての患者の家族への支援…と、がん患者を精力的に看ていく。だが、患者への処置や対応のまずさを由希子に指摘される外科医の隼人(玉木宏)や、看護師の恵理(木村多江)らは、なんとなく面白くない。
 そんなとき、隼人が遊び相手になっていた小児がんの少年がこの世を去る。患者を救えない空しいしさと、死に直面するつらさから、医師を辞めたいと院長(竜雷太)に告げる隼人。それを聞いた院長は、「やめるにしても、この患者を見送ってからにしろ」と、ある名前を告げる。三村幸子。隼人が彼女の病室に行くと、そこには、偽名を使って入院していた由希子の姿があった…。





<出演者コメント>
藤原紀香 (がん看護専門看護士 吉岡由希子役)
 「今回、吉岡由希子というがん看護の専門看護師(CNS)の役を任されました。(がんで亡くなる役どころなのですが)女優として、このような役を演じてみたいという思いはあったのですが、とても健康的で元気なイメージを持たれている私に、なぜこのような役がきたのだろうと、最初、不思議に思いました。しかし、脚本を読むうちに、『あっ、そうか。だから、この役は私なんだ』と思えるところがたくさんありました。患者に尽くし、とにかく前向きに笑顔で、最期まで使命を持って生き抜く人を演じました。

 石橋美和子さんについては、お話を聞けば聞くほど頭から離れなくなって『本当にすごい人だな。本当にこのような人がいるんだろうか』と思いました。彼女の潔さや、使命を全うし患者さんに尽くし、笑顔になってもらうために元気をたくさん与え、また、CNSという職業が、ひとりでも多くの方に認知されるようにがんばっていて、そして引き際も知っている、こういう方の生きざまをドラマにのせて、ひとりでも多くの方に知っていただきたいなと思いました。

 (撮影に入る前と後で)とても変化がありました。普段、後悔のないように生きようと考えていたはずですが、そのようにできているのかとか、人への優しさを考えているつもりでもそのようにできているのだろうかと考えました。また、がんは身近な病気だと再確認しましたし、そうなったときに自分はどうやって生きていくのだろうかということも、考えました。

 吉岡由希子が自分の病室にいるときと、患者さんの前にいるときとの違いなどを大切に演じようと思いました。『一人でも多くの患者さんの笑顔が見たい』というセリフはとても印象に残っています。役づくりにおいては『いつも前向きで明るく元気に、落ち込まずにいる意識が大事』と、監督とも話をしていました。でも、実際は考えられないくらいの痛みと精神的な葛藤が、由希子のなかにはあったでしょうし、そのあたりを繊細に演じることは難しかったのですが、とてもやりがいがありました。3週間ほどの撮影期間のなかで、元気な姿から(亡くなるので)だんだんとやつれるところまでをやるので、コンディション作りに苦労しました。

 由希子はがん告知を受けてからも強い精神状態で患者さんに向き合いました。私なら、理想としては、この世界で生きているので、最期まで何かを残す努力をしたいと思います。このドラマのテーマのひとつに『人生最期の日に何をしたいですか?』というのがありますが、私は笑顔でいたい。泣いて最期を迎えるのではなくて、『ここまで生きていて良かったって』思いたいですね。あくまで理想ですけど…。この役で、この本で、由希子に出会いその人生を生きたので、私の中で彼女の存在は残っていくだろうし、吉岡由希子のように笑顔でいたいです。」


玉木宏(がん病棟外科医 望月隼人役)
 「隼人は、根は優しくていい人。それだけに、患者の内面まで入って病気を治すことができない。患者が亡くなった時、自分が傷つくから恐くて避けていたが、由希子と出会って徐々に変わっていく。人とのつながりが大事だと隼人自身が考え直したんじゃないかと思う。
 今までラブストーリーばかりで、専門的な職業の役を演じることはなかった。ラブストーリーにはない難しさがありますね。深いところまで入っていくドラマだからこそ、動きをその都度聞きつつ、間違いがないか確認しながら演じています。自分ががんで余命数ヵ月と宣告された時、石橋さんのように人の為に仕事を続けられるかと言われると難しいと思う。本当に強くないと出来ないこと、ですよね。
 隼人が由希子と出会って考え方が少しずつ変わっていくように、人と人とのつながりが感じられるドラマです。後悔のないように、人と人とのつながりを大事に生きて欲しいというこのドラマのメッセージを感じてください。」



木村多江(がん病棟看護師 安西恵理役)
 「恵理は、ある程度ベテランで取り仕切る立場にいるだけに由希子のことをライバル視していて、最初は新しく着任した由希子に対し、お手並み拝見という気持ちがありますね。
 このドラマで今まで考えていなかったことを考えるようになりました。自分ががんだったら、家族ががんになったらといろいろな立場から考えるようになったし、役者として出来ることはなんだろうと考えるようにもなりました。
 このドラマは、死をテーマにしている反面生きることもテーマにしています。それだけに、見て下さった方が少しでも前に向かって進んでいこうと、背中を押してくれるようなドラマになるんじゃないかと思うので、ぜひこれを見て勇気や明日への元気を感じていただきたいです。」



香椎由宇(白血病患者 橋本千尋役)
 「白血病を患っている千尋という役をいただいて、白血病に関する本を読んでみると自分がなったらどうしようって怖くなりましたね。千尋は自分がいなくなれば楽になるって考えたけど、私なら考えることすらやめてしまうかもしれません。
 がんについて考えさせられる機会は多いですね。でも自分ががんになった時、どうすればいいかは全然考えられません。どうすることもできないのはわかっているので答えは出ないけれど、考えさせられる機会は多いです。実際がんについて知らない人が多いと思うので、そういう病気がある、こういう人がいるということを少しでも覚えていてもらえたらと思います。」



渡辺いっけい(スキルス性胃がん患者 高木哲夫役)
 「哲夫は胃が痛くて病院に担ぎ込まれるのですが、そこへもう会わないと決めた娘が会いに来てしまう。そのような中で、おせっかいな主人公がいい感じにもっていこうといろいろしてくるのですが、それをうっとうしく思っている、そんな役柄です。
 がんについては、実際にかかっていないので本当に深いところで怖いとか、正直わからないですね。実際かかったら、演じるのがいやになるかもしれないし…。
 このドラマの見どころは、ひまわりのような明るいイメージの紀香ちゃんが主人公を演じていることに意味があると思います。シリアスに重くも出来るけど、彼女の持つ明るさがこのドラマですごく大事な部分になっているのではないかなぁと。このドラマを見て、少しでもポジティブな気持ちになってもらえるとうれしいです。」



<プロデューサーコメント>
笠置高弘プロデューサー(関西テレビ)
 「去年の1月25日に、『がん看護専門看護師』をやっていらっしゃった石橋美和子さんという方が、ご自身もがんで亡くなられているという事実をある記事で知りました。私は身内にがんになったものが多かったので、『がん看護専門看護師というのは、どういう仕事をするのだろうか』という興味から取材をさせていただくようになりました。そんななか石橋さんのご両親にお会いすることができまして、お話を伺うと、彼女がすごい生きざまだったというのがわかりました。患者さんのことを思って自分の病気のことは言わないで、ホスピスに入ることもせず、最期まで患者さんのために尽くして、その病院で亡くなられたということでした。『がん看護専門看護師とはどういう職業なのか』とか『最期まで人のために自分の人生をかけた女性の生きざま』を、どうにかカタチにできないかと、このドラマを作らせていただきました。
 主役をやっていただくのには、奉仕の精神というものが身体に沁みこんでいる方がいいなと、そういう方じゃないとこういう人を理解できないんじゃないかと、みんなで話をしていたんですね。そんななかで、アフガニスタンの子供たちのためのチャリティー写真展をやられていたり、日韓親善大使を務められた藤原さんなら、彼女の生きざまをわかってもらえるんじゃないかということになりまして、お願いしました。がんで亡くなられるのも、看護師さんの役も初めてだったということなので、ご苦労もあったと思いますが、思惑どおり、見事に、石橋さんの本質みたいなものを表現していただいて、感動大作になっていますので、ぜひ楽しみにしていただければと思います。」

norika_011.jpg

平部隆明プロデューサー(ホリプロ)
 「このドラマのシナリオ作成中に、身内の病気に直面することがありまして、やはり、とても不安になりました。そのときに身をもって思ったのが、CNS(専門看護師)の方が、今の日本の病院には本当に必要だなということでした。心のよりどころになってくれるのがCNSという存在なんだなと、そのときに思ったことを、このシナリオの中に少し反映させていただきました。このドラマを通じて、CNSのことをもっともっと皆さんに知っていただいて、CNSが増えてくれればと思います。それから、とにかくこのドラマには紀香さんの笑顔があふれています。がんになったCNSのお話ですが、『とにかく笑顔でお願いします』と言っていたんですね。亡くなる方のお話ではあるのですが、毎日が充実して笑って生きようというメッセージもあって、感動作品になっていますので、みなさんぜひご覧下さい。」



<番組タイトル> 金曜エンタテイメント特別企画
ヒューマンドラマスペシャル『天国へのカレンダー』

<放送日時> 5月20日(金)21時~22時52分

<キャスト> 吉岡由希子 … 藤原紀香
望月隼人 … 玉木 宏
安西恵理 … 木村多江

橋本千尋 … 香椎由宇
高木哲夫 … 渡辺いっけい

望月洋一 … 竜 雷太

島田靖子 … 高橋惠子 ほか

<プロデューサー> 笠置高弘(関西テレビ)
平部隆明(ホリプロ)

<脚本> 浅野有生子

<監督> 唐木希浩

<音楽> 窪田ミナ

<制作> フジテレビジョン
関西テレビ放送
ホリプロ

紀香激ヤセ「天国へのカレンダー」PR
2005年05月15日(日) 大阪日刊スポーツ

 女優藤原紀香(33)が14日、大阪市北区の関西テレビでドラマ「天国へのカレンダー」(20日午後9時)のPR会見を行った。実話に基づく同ドラマでは、がんに冒されながらも専門看護師として職務をまっとうした女性にふんし、2月末に行われた撮影では1カ月の間に5キロもダイエット。「初めて40キロ台になって、毎日フラフラしていた」という過酷な食事制限は、炊飯器で炊き込んだ野菜を主食にし、自慢のバストも「小さくなった」という。

 兵庫県西宮市出身の藤原は、阪神大震災をきっかけに上京し「いつ死ぬか分からない人生、悔いなく生きることが大事」と女優業を本格化させた。「今回のドラマは、もう一度自分の人生を見つめ直すきっかけになった」と神妙に語った。


norika_092.jpg


© Rakuten Group, Inc.