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猫耳ずきんの らぶれび ぼうけいしょん  介護と猫と人生と

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2024年09月13日
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テーマ:医療と介護(60)
カテゴリ:介護
文藝春秋の9月号の記事に睡眠特集があった
昨夜、寝付きが悪かったのでなんとなく読んで
やっぱりね・・・と思った

 で、眠剤についての記事で 
母の頃にはまだよく知られていなかったけれど 
私が母の生前に感じていた 副作用の事が書かれていた

 母は 老健に入っていた時に、不眠症気味になってしまい
ウムを言わさず、眠剤を入れられた
 私は、母には薬剤の過敏があるので、
必ず、私に相談してほしいとお願いしていたにも関わらず
「よく眠れていない ナースコールなどがうるさいので
 眠剤をいれさせてもらった」という・・・
 翌朝から母の状態はガクンと悪化した
 受け答えもはっきりしない ぼんやりしていることが多くなり
 明らかに副作用だと感じた・・・
 しかも 夜熟睡したのは2.3日のみで
  投薬しても 不眠は再現していた
 
 私が薬剤過敏があるので眠剤を止めてほしいと頼んでも
「夜騒がれたりナースコールが多いと迷惑」
「医師も問題ないといっている」などと
 のらりくらりと断られ 
 日中の異常な眠気や意識混濁などが出て
 私が医師に直談判してやっと止めてもらえた
 まあ、その代わりに 夜の就寝前にも私が施設にきて
 母にミルクを飲ませ、入眠のマッサージをし
 眠剤を飲ませるという手間が加わったが
 母の事が考えれば ソレが最善だったと思う

 それにしても
 母本人の心身の健康や人権よりも
 施設の都合が優先・・・残念すぎるが
 まあ、あらかたの老人施設の対応なんてこんな感じ
 元々元気で丈夫な高齢者ならまだしも
 母のように沢山の持病をもち薬剤過敏まで持っていたら
 こんな対応をされたら ひとたまりもない
 家族がしっかり目をひからせ対処しないと手遅れになって
 こんな感じで あっという間に廃人になってしまう

 なんとか この老健での薬剤過誤を乗り越えたのは
 一ヶ月くらいたってからのこと 
 投薬が数日だったにもかかわらず、
 リカバリーにはその数倍の期間を要したのみならず
 眠剤服用前に比べると明らかに行動が遅く緩慢に
 しかも 顔の表情や言動が陰気になってしまった
 そして、気分が優れない事が増え
 元の陽気な明るい表情が出ることは少なくなった

 その後、病院をへて介護付き老人ホームでも
 不眠が続くようになり
 レンドルミンを処方されるようになった
 医師に確認したところ
 「導入剤だから普通の眠剤よりも効果が緩く
  高齢者でも安心 まず副作用は無い」との説明だった
  当時 ネットや他の老人関係の医師も
 それを標準として使っていたこともあり
 薬剤過敏による心配はあったが服用を開始した

 しかし 母にはあまり適していなかったようで
 毎晩服用しても眠れるのは 2.3日に一度
 昼間の眠気が続くことやふらつき目眩も出ていたので
 出来れば 辞めてほしいと施設や医師に相談したが
 「安全な薬だから大丈夫」
 「夜の頻繁なナースコールが迷惑なのでいれるしかない」
 と言われ・・・仕方なく服用を続けていた

 でも今考えれば
 絶対に長期服用は良くなかったと思う
 なぜなら
 文藝春秋の記事にあるように
 レンドルミンはGABAAという脳の興奮を抑える神経物質の
受容体の働きを高めて鎮静し眠りやすくする薬・・・
ということは、母のようなパーキンソン症状には悪いのでは?
病気のせいでドーパミンが不足して鬱傾向や不活性にある人に
そんな薬を長期に処方したら・・・・いいはずがない
 高齢者は代謝が悪いので薬の半減期が長く体に残りやすい
 しかも母は薬剤過敏 それが長く続いたら 
どうなるかは想像に難くない
 そのとおり、母は徐々に鬱で陰気、ますます不活性になっていった
  通常の病状の進行に 
 眠剤の副作用が拍車をかけた可能性は否定できない

それでも ある程度 食い止められていたのは
服用を私が管理ができていたから ではないかと思う

施設では 眠剤も手間を省くためか
 通常 眠剤を夕食後の薬と一緒に服用させていた
 しかし、母は非常に少食の上 施設の料理が口に合わず
私が おかずや間食を持ち込んで栄養を補助していた
なので、夜の間食 ナイトミルクなどの後
私が変える直前に眠剤をのませるようにしていた

 そして母の眠剤の効果はあまりなく
 明らかに その日の活動量や気持ちの変化で寝付きが違っていた
 なので、日中に楽しいことがあって眠れそうなときや
  自宅外泊の時は 飲ませないようにしていた
 そして、そんな夜は眠剤無しでもよく眠れていたので
 そんな形ではあるけれど 眠剤の効果や副作用をなんとなく疑い
 できるだけ 減量したり 休んだり
 服用の量を減らすようにしていた
 (もちろん 本当は離脱させたかったが
  副作用はない、副作用ではないと言われ 
 引き下がったことを今 後悔している)

 結局 長い期間を経てからだが 胃瘻になって
 眠剤やステロイドの長期服用で舌根沈下が酷くなり
  睡眠時無呼吸の症状が出始めたことから
  私の独断で眠剤は徐々に減らし完全に離脱させることに成功したが
  もっと早くに離脱できていれば もっと良い状態でいられたかも
 と残念に思う
 (離脱の方法漸減と隔日を併用して減らしたことも正解だった)

そもそも 母の不眠は 精神的なストレスで
頭かしっかりしているが故の将来の不安や心配によるものだったと思う
眠れなかったら即 眠剤処方 高齢者でも安心だろうレンドルミン
 という 短絡な処方が問題だと思う

 医師には 眠剤に限らず 投薬に関しては
 もっと慎重に 患者をよく見て対応すべきだ
 こんなもんでいい という
 テケトー 無責任は改め 
 服用後も効果や副作用に気配り対処されるべきだ

 世の中 名医ばかりではない
  もし名医であっても すべてに精通しているわけではない
 ある意味 患者も家族もある程度の知識を持つことが
 自分を守る事になると思う・・・

 みなさんも 服用している薬 
 効能の重複や長期の副作用はないですか?
 一度  チェックしてみてはいかがでしょうか?

追記
 こういう 薬害 投薬の過誤 
 いろんなところで発生してると思う

 母もちゃんと薬局でお薬手帳もだしてうけとっていたのに
 胃薬が重複していたり 薬同士の相性が悪かったり
 いろいろ 問題があって コレに関しても医師と薬剤師に 
 頼み、また 母の病気に関する 
 レビーなどの薬剤過敏の人の副作用リストを入手し
  こまかいチェックを入れながら なんとか乗り切った

 それにしても 腹痛や発熱の時に 検査もせずに
 なんでもかんでも とりあえず 抗生剤 
 を出す医師のなんと多いことか・・・
 ふ つ う にそんな医師が少なくない
 特に老人医療の現場では・・・・

 ステロイドの長期服用の危険を知らない医師
 低量だから大丈夫・・・などと おほざき遊ばす医師もいる
 低量でも 半減期が長く代謝が悪い高齢者に何年も。。。
 なんて危険すぎる
 しかも、高齢者を念頭に出た低量の新しい薬の存在も知らず
高濃度のステロイドをそのまま長期服用させる医師もいる
 低量でも 長期服用は副作用が出る・・・このことは
様々な論文で発表されている・・・・
 
 ステロイド低量の錠剤の発売 長期服用の危険
 素人の私でも ちょっと調べたら分かることなのに
 そんなことも 知らないで・・・
 論文を添付して 頼んでも減量してもらえず
 母の状態が 徐々に悪くなっていくのを見ていたあの辛さ
 今更 どうしようもないのに
 想い出すと胸が焼け付くようだ
 







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最終更新日  2024年09月16日 22時00分08秒
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