カテゴリ:コミックス
猫達が通う森の中の学校で、共に学ぶ人間の晶太。
ある日転校してきた時王(ときおう・猫)と意気投合し、 時王の修行に興味を持った晶太は、その夜時王の住む森で 彼の不思議な能力を目にして・・・! 図書館で借りてきました。 本当は「銀河鉄道の夜」に続いて・・・しつこいって。 これは全編マンガです。 ますむら氏で検索するとあと2冊出てくるけど、 他は小説の挿し絵のみでかなり古い本だったのでヤメました。 2000年の発行ですが、作品自体の初出は91年から93年と さらに昔です。初期のアタゴオル程ではないけど、 確かにちょっと絵が古い感じ。 猫はアタゴオル同様人間と等身大で、二足歩行しています。 不思議な呪術を使う時王は、伝説の鉱物都市「ペルドオラ」を 森の中に復活させます。そこには晶太の考えも反映されていて、 ふたりはすっかり仲良しになっていきます。 1話完結になっていて、最初の方はペルドオラの話。 途中で時王の友達の女の子・葉鈴(ぱりん)ちゃんが増え、 呪術修行の失敗と成功や不思議な事件が色々と起こります。 一番気に入ったのは、4話の「僕の名前を呼ばないで」。 実家から呪文の本が届いた時王は、「最後に名前を言う」呪文で 晶太の名前を唱えます。すると・・・?! なんとも大迷惑! こんな呪文、街中で使われた日にはたまったもんじゃない!! まぁ、そんな呪文です(>_<) ただ、同じ猫でもヒデヨシみたいなハチャメチャではなく、 きちんと常識を持って行動してるので 迷惑かけっぱなしということもなし。 友達になったら退屈はしないで済みそうですね。 後半には、現代の東京で人が猫の世界を体験する、 「土が歌ってるよ」も収録。 世田谷区産業振興部の小冊子に使われた作品だそうで、 都会での農業の役割や問題点について語られています。 ちょっと説教臭い部分もありますが、猫がかわいくて 読みやすく仕上がってます^ ^ 全体を通してすごーく気に入ったので、入手可能なら そのうち購入しちゃうかも・・・デス♪ jARiA ジャリア (本当は「JARIA」なのかもしれないけど、表紙等がどれも 「jARiA」にしか見えないので、そう表記しときます) 著者:ますむらひろし 偕成社 2000年9月発行 Jaria ![]()
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