4535885 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

あくびサンの、今日も本を読もう♪

あくびサンの、今日も本を読もう♪

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2012/09/20
XML
カテゴリ:小説・エッセイ
妖怪達が暮らす大江戸の町。
向こう側の世界から落ちてきたただひとりの
人間の子・雀は、かわら版屋で働きながら、
町の人々に可愛がられ楽しく暮らしていた。
ある日、馴染みの芝居小屋に見物に行った雀は、
その芝居の脚本が向こうの世界の「シンデレラ」に
似ていることに気付き・・・。


図書館で借りてきました。またまた香月日輪さんの本です。
現代日本から異世界に迷い込んだ少年・雀が主人公の、
大江戸妖怪かわら版シリーズ3冊目です。

2度目の年末年始を迎え、忙しく過ごす雀。
かわら版(新聞)記者としてもだいぶ板についてきた様子。
前巻で事件を解決した縁で馴染みになった一座の
新春興行に出かけた彼は、演目のひとつが
こちらの世界では誰でも知る、あの「シンデレラ」に
よく似ていることに気付き、驚きます。

前回も書きましたが、シリーズ1冊目を読んだ時は
てっきり雀が妖怪達の世界に似た「江戸時代」から
来たのかと思ってたんですよね。
それが、2冊目で実は我々とほぼ同じ現代社会から
「落ちた」のだと知り、ビックリ。

今回も、雀が「シンデレラ」や「白雪姫」について
語るのを見て、あぁ、現代っ子なんだなぁ〜と。
ところどころで少しずつ語られてはいるのですが、
こちらの世界にいた頃の雀の話も読んでみたいと思いました。

その「大江戸版シンデレラ」の脚本を書いたのは、
座長の娘・雪消(ゆきげ)。
案内された彼女の部屋を見て、また驚く雀。
なんとそこは、固く封印された座敷牢でした。

封印の中でしか生活できない雪消。
最初は気の毒に思ったけど、それもまた親の愛であり、
大江戸では普通のことであり、
彼女自身もしっかり受け止めているんですね。
雀のセリフじゃないけれど、私も彼女を綺麗だと思います。

あと、歩いて喋る猫・ポーが今回も可愛い♪
彼(?)がどこから来たのか、今何歳くらいなのか等々、
ポーの謎も色々知りたいですね。

大江戸妖怪かわら版 封印の娘 著者:香月日輪
評論社 2007年9月発行


ブログランキングバナー
 blogram投票ボタン 少年ジャンプ総合サーチエンジン 少年ジャンプnavi





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2012/09/20 01:32:46 PM
コメント(8) | コメントを書く


PR

Profile

あくびネコ

あくびネコ

Calendar

Category

Favorite Blog

^-^◆ …… 人と人の出… New! 和活喜さん

🌷新作「三姉妹 (32)… New! 神風スズキさん

7位&うみたまご New! あみりん9129さん

低糖質な海賊スパゲ… New! ∂ネコの手∂さん

ツツジ 。。。 New! 悠々愛々さん

初のふわふわパンケ… @tom@さん

Comments

 kopanda06@ Re:あたしの場所取られちゃった。(04/24) New! こんばんは。 いつもありがとうございま…
 ∂ネコの手∂@ Re:あたしの場所取られちゃった。(04/24) New! 靴下ちゃんなんか前より顔が穏やかな優し…
 神風スズキ@ Re:あたしの場所取られちゃった。(04/24) New! Good evening.  風がやや強いですが 爽…
 和活喜@ Re:あたしの場所取られちゃった。(04/24) New!  こんにちは。福岡宗像は晴れです。 ご…
 空夢zone@ Re:あたしの場所取られちゃった。(04/24) New! 飼い猫がいる人達の間で、猫あるあるの問…

Freepage List


© Rakuten Group, Inc.