テーマ:好きな絵本教えて下さい(709)
カテゴリ:絵本・童話・児童書
“私”が遅い晩ごはんを作っていたある日、
午後十時きっかりに玄関のチャイムが鳴った。 ドアを開けてみるとそこには、 おしょうゆのビンをかかえた黒猫がいて・・・。 プレゼントに添えるカードを探しに行って、 偶然見つけました。本屋さんではなく、 文房具やグリーティングカードの売り場で 誕生日カードとして売っている、小さな絵本です。 元のタイトルは「午後十時の訪問販売」と言って、 何年か前のJOMO童話賞の佳作に入選した作品を 一部表現を変更して作られているんだとか。 なるほど、誕生日用としては「訪問販売」じゃ変だけど、 作品自体には元のタイトルの方がしっくり来ます。 “私”が買い忘れて必要としているものを持ち、 毎晩午後十時に現れる不思議な黒猫。 どうして必要なものがわかるのかも謎だけど、 何より謎なのは、そのしょうゆ、どこから持ってきた!? ・・・なんてツッコミは心の中だけにしておこうね(笑) 訪問販売だから、当然“代金”が必要ですよね。 そこで黒猫が要求するのがお金ではなくかつおぶしなのが とても微笑ましいです。 ただ、かつおぶしより高い商品ばかりな気もするんだけど、 猫ちゃん、損してない? ・・・なんてツッコミはしちゃいけないってば(^^; ついツッコミたがるのは私の悪いクセかも?! 半分も読めば大体オチがわかってくるのですが、 売り場でサンプルを読んでて、その瞬間、 ブワッと涙が込み上げてきました。 あとはもう「あぁ、やっぱり!」と思いつつ、ウルウル。 猫好きにはたまらないお話です。 カードとして誰かに贈ればもちろん喜ばれると思いますが、 これは是非一冊、自分用に欲しくなる可愛い絵本です^ ^ くろねこのおくりもの 著者:作/鎌形夏希 絵/杉田香利 グリーティングライフ 2005年8月発行
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[絵本・童話・児童書] カテゴリの最新記事
|
|