カテゴリ:コミックス
新選組結成前夜、沖田総司は、鉄の翼を持った
大きな鳥のようなひとりの男と出会う。 水戸天狗党の芹沢鴨・・・。 その男との出会いが、総司の中の武士の部分を 徐々に引き出していき・・・。 先月の新刊?発売は5月? 気が付いたら出ていました。 あちこちで発表された作品と書き下ろしが混ざった、 時代物の短編集です。 時代物・・・実はあんまり得意じゃないんですよねワタシ。 授業でやった歴史がざっくり入ってる程度で、 どの時代が、どの武将が好き・・・とかも無いし。 新選組も色んな漫画での知識の寄せ集め程度なので、 見当違いな感想書いてたらスミマセン。 ってことで、1作品ごとに。 「鉄の翼」:上のあらすじにも書いた、沖田と芹沢の話。 ・・・を、土方の目線で描いてる感じかな? 見た目は土方がめっちゃ好み(笑) じゃなくて。 芹沢鴨という人物は名前しか知らないので、 実際どういう役割と生き方をしたのか、 この作品がどこまで史実に近いのか全く判断できず。 土方がやたら武士だの農民だの出自にこだわってるなぁ ってのが印象に残りました。 「矢竹の音」:最期を迎える土方が、 既に病に冒されていた沖田との会話を思い起こす話。 篠原さんの描く土方は、和装でも洋装でもかっこいい! それはもういいから。 沖田の背に寄りかかる土方。 本当にこんな時間があったなら・・・というか、 こんな風に仲良かったのかな? 穏やかに話す時間があったのかな?妄想・・・ですかねw 「終の住処と」:弁慶と義経の最期の時間。 べ、弁慶がもしも女性だったら・・・!!! 弁慶っつーと今すぐ思い浮かぶのが、 NHK大河「平清盛」のアレかなぁ。 やっぱ女性ってのは想像つかないです(^^; 「眷恋」:飼い主を殺され、敵武将に差し出された馬の話。 はぁ〜、やっぱり篠原さんは動物ものが上手いなぁ。 馬の描写は物静かだけど、目がね。物語ってる。 そして、せつない。 「黒猫」:タイトルは猫だけど、 こちらは動物ものではありません。また新選組。 死にかけ沖田が岡田以蔵に出会ったときの事を 回想するお話。 芹沢鴨同様、岡田以蔵も全くわからない。 確かドラマで佐藤健クンがやったんだっけ?見たかった〜。 (つまり、見ていない) 次の「斬慕状」は、その岡田以蔵が主人公。 師・武市のために人斬りとして働く以蔵が、 最後まで師のために尽くし、死んでいくお話。 坂本龍馬も出てくるんだけど・・・・・・ なんか畑のカカシみたいな顔してません?www 他キャラとのデザイン(顔)の差に、 篠原さんの愛情?好み?の差を感じてしまうのですが(^^; というラインナップの全6作品。 全体的にしっとりしんみりした暗いオチの話でした。 タイトルからしっとり和風な雰囲気で、 中身も統一されてて良いのですが、 ・・・値段の割に薄くね? と、手に取った瞬間思ったのが最大の感想かもしれません。 浅葱の風音 著者:篠原烏童 大都社 DAITOコミックス 2014年6月発行 アイシアの極楽ねこカレンダーフォトコンテスト、参戦中! ↑ぜひ1票ポチリ♪とお願い致しますm(=^x^=)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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