あくびサンの、今日も本を読もう♪

一昨日発売された、呪術廻戦の小説版第１弾。
本日お休みなのでゆっくりじっくり読みました。

えぇ、ものすごく久し振りの単体感想です(^^;

ゆっくりし過ぎて時間も無いので、簡単に。
ネタバレぶっ込みますので、未読かつこれから読むのを
楽しみになさっている方はご注意ください。



虎杖が“死ぬ前”の話が１本と、
“死んでから”交流戦までの話が４本。
１本を除いて全部五条悟が出演しています（笑）
どんだけ出張ってるの、五条センセ。
主人公並みに出番が多いってw

まぁ一番好きなキャラ五条悟な私には嬉しいですが。

順を追って一つずつ。
まずは第１話「休日徊詮」。
タイトルがいいね、廻戦じゃなくて徊詮。
徘徊と詮索。そのまんま。

仕事と言いつつ謎の行動を取る五条センセが素敵。
マシマシクレープを食べ歩きする身長190cmの大男www
見たい、見たいぞ。そこをイラストにして欲しかった！

メイド喫茶で死んだ目になる伏黒もいいわ。
めちゃくちゃ想像できますよね。
ただ、五条センセの行動の中、キノコガチャは
その後何に使われたのか（使われなかったのか？）
気になります。

第２話「反魂人形」。五条先生が一番素敵だと思った話。
というか、私の小説一通り読んでくれた人は
気付いているかもしれないけど、
この手の紀行もの？出張話？好きなんですよね。
私は上手く書けないけど（つーか、明らかに取材不足）。

ジャガバターにソフトクリーム、この本、
ほんっと五条悟は食べてばっか（笑）それも良い（笑）
食べたものがお肉（筋肉ではナイ）になりにくいのかな？
だとしたら、か〜な〜り〜羨ましいです。

ただ１箇所。「歳ですからね」っつーなよ、ナナミン。
地味にグサッと来たよ。７：３で。

第３話「闇中寓話」。これだけ五条悟は出てこない。
真人の話。順平と出会う前の。
冒頭の漏瑚がいいですね。ここにはいない娘に読ませたい。
あぁ〜ッ娘ぇぇぇ〜〜〜！！！語り合いたい〜〜〜！！！

ぜぇぜぇ、スミマセン。取り乱しました。

そう言われるのは不本意かもだけど、
真人はこの老人の影響を受けているのですね。
それが順平とのやり取りに繋がり・・・。
まだ生まれたての“赤ん坊”だった真人を成長させ、
同時に結局老人も“人であった”と失望させた？

まぁ人なんてそんなもんだよって思いますけど。

第４話「働く伊地知さん」。５本の中で１番好きですコレ。
伊地知さんって一時期敵（スパイ）かと思われてたり、
初登場時も冷たい雰囲気だったり、
初期の印象があまり良く無かったんですけど。

登場するたびにどんどん好きになるんですよね。
上手く言えないけど、こういう人がいてくれるから
世の中回っていくんだろうなぁって。
縁の下の力持ち。
生徒達をちゃんと支えてくれてますよ、伊地知さん。

何より、私もこういう話を書けるようになりたいです。
そう思うくらい１番好きですわ、この話。

第５話「守鬼幻視行」。一番呪術らしい話・・・かな？
シンプルに虎杖が呪いを祓うお話です。
（まぁ、ちゃんとあれこれありますけど）

虎杖の実力をきちんと認め、手を貸すで無く助言だけ与える。
自分でやっちゃえば早いのにね。私ならすぐそうする(^^;
見守るって本当に難しい。
それが子どもを育てるとわかっていても。

んで、２話目に続いて親子の話なんですけど、
前者は子を想い過ぎる親で、後者は親を想う子。
いや、前者も親を想う子の話でもあるな。
親子関係がしっかりしてる話は読後スッキリですな。

・・・ウチの親子関係は・・・。

ま、それは置いといて。

呪いを扱っているけれどどれも暗くなり過ぎず、
５本ともハッピーエンド？なので、
読みやすくて良かったです。
ぜひ２冊目・３冊目・・・と出て欲しいですね！！

小説版呪術廻戦　逝く夏と還る秋　著者：原作／芥見下々　文／北國ばらっど
集英社・ジャンプJ BOOKS・2019年５月発行