カテゴリ:偽物STORY
管理人が考えた小説まがいの異物。
secret song ----------------------------------------------- 何処から聞こえるのか・・・ 街中に響きわたるこの曲 この透明に透き通ったギターの音 そのギターに合わせる様なしなやかな声 その声は「しなやかななのに何処か切ない」そんな声だった 僕はその声に凄く興味を持った その独特の声の主をこの目で見てみたくなった ----------------------------------------------- でも、その声は何処から聞こえてくるのかさっぱり検討がつかなかった 「どうしてもこの声の主が知りたい」そう強く思った 自分で探してもわからないなら人に聞けばいい 「あのっ、今 此処でかかってる曲は誰が歌ってるんですか??」 「この曲?? 何をいってるんだね君は? 曲って言ったって何もかかっていないよ。」 「・・・えっ? 何言ってるんですか。今 かかってるこの曲ですよ?」 「だから、何もかかってないって言ってるだろう 今は仕事中で急がしいから 私はこれで失礼するよ。」 「ちょっ・・・」 何を言うんだろう。今こんなに響いているのに聞こえないなんておかしすぎる そのあとも僕は色々な人に聞いて回ったが誰もこの街中に響いている 曲を知っている人がいなかった。誰に聞いても「聞こえない」 そんな答えしたかえってこなかった ------------------------------------------------- 僕はついにあきらめて家に帰ろうと思った そのときまたあの歌声が聞こえた。「・・・!!」 さっきの遠くから聞こえるのではなく今度はすぐ近くから聞こえた 「何処だ・・・ 何処から聞こえるんだ??」 僕は自分の周辺を探した 「なぁ。誰探してんの?」 不意に後ろから声がした 「えっ?」 振り返るとそこには男の人が1人ギターを持ちながら座っていた (2)に続く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.02.21 17:07:08
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