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カテゴリ:あなたはニートで満足できるか
彼はゲームが好きだ。ほぼ一日、オンラインゲーム。 パソコンから離れることはない、らしい。 ★楽しいの? 「楽しいですよ」 ★人と話したり外で遊んだりはしたくない? 「別に・・・。だって、オンラインゲームなら さまざまな人とコミュニケートできるし」 ★そうはいうけど、直接顔を合わせて、 生の声で語り合うわけじゃないじゃない。 「直接会ってなくたってちゃんとコミュニケーション できますよ。それにオフ会だってあるし」 オフ会。オンラインで仲間になった者の幾人かが集るのだそうだ。 ★もっとリアルに、自分の手足や心や頭脳や、 心身のすべてを駆使して遊びたいとは思わない? 「そのへんって、ありがちな偏見ですよね。 コンピュータゲームの奥深さを知らない人は、 必ずそういう偏見にとらわれていて、 ゲームやってる人間を下にみるんですね」 ★じゃ、ゲームやっていて、生きてる満足、 充実感を感じられるんだね。 「なかなあ、そういうのって、お定まりのお説教ですよね。 そもそも、生きるのって、そんなに大げさなものですか? 充実とか満足とかって、つまりは独りよがりでしょ。 ボクは、汗臭くそういうの追うのは疎ましいっていうか…」 ニート、またはニート的状態にある人のすべてが ゲーム漬けというわけでもない。 けれど、ゲーム漬けの人は決して少なくない。 私も年寄りなりにゲームに熱中した時期がある。 とても面白くて、仕事や睡眠を押しやって熱中しちまった。 けれどバーチャルはバーチャル。 オンラインで他の誰かとともにやるゲームであっても、 やはり、直で生な悦びや興奮や満足はないのだろう、 と私は想像してしまう。 ゲームだけでもその日その日が片付けられる、かもしれない。 けれど、それで本当に気がすむのだろうか。 本物のオモシロさと出会うには、 とりあえず外に目を向けること。 外に目を向けないままでいたら、 欲求不満と無力感だけが募ってしまう。 ★別に働かなくたっていいさ。 けど、せめて外に出て、体で遊んでみない? 「だるいでっすね・・・」 from ハートピット お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.09.03 17:05:54
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