000000 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ニートどうする?

ニートどうする?

PR

全2件 (2件中 1-2件目)

1

ニートをどう理解するか

2006.09.01
XML

ニートしている当の本人は、必ずしもそうと認めないかもしれない。
けれど私は、たいていのニーとは「世の中下手」だと観察している。
世の中下手。この世間のさまざまとコミュニケートするのが苦手。
人々と交わるのも苦手だし、この世のさまざまな事象と
臨機応変にコミュニケートするのも苦手。
それは「そういう性格に生れついた」からではない。
「そういう風に育てられてしまった」からだと理解したほうがよい。
「世の中下手」に育ってしまった人は、
通例、親との関係もよくない。
とくに母親との間に本当の意味での信頼関係が成立してないし、
母親とのコミュニケートも歪んだものでありがちだ。
これに関連して父親や他の家族との関係も良好ではない。
人が世の中とコミュニケートするスキルの土台は、
間違いなく「家族とのコミュニケーションスキル」だ。
もちろん例外はあるけれど、一般的には、少なくとも
「普通の家庭」で育つかぎりは
親子関係の中で育まれたコミュニケーションスキルを土台としながら、
世の中のさまざまとコミュニケートするスキルを築き上げることになる。
ニートとなってしまう人々はコミュニケーションスキルの土台が脆弱。
にもかかわらず親や家族が「とにもかくにも世の中に出ろ」と強いるなら、
親子関係・家族関係はさらに悪化しかねない。
コミュニケーションスキルの土台がさらに脆弱になりかねない。
このあたりを適切に理解した上で、
親子関係・家族関係の再構築が試みられるとき、
ニートにただよう人々の心は離脱の道を模索し始めるのだと、
私は考えている。






Last updated  2006.09.01 14:53:51


2006.08.22
 彼は30歳過ぎ。母親と二人、賃貸住宅暮らし。母には病があり、やっと働き続けている状態。けれども彼には働く気がない。いや、本心ではどうなのか分からないけれど、少なくとも口では断言する。
「働いて何かいいことありますか?」。
 言葉はしっかりしている。自分なりの「人生哲学」をも口にする。ある表現領域で、プロとして通用するのではないかと思えるスキルも有している。けれど、そのスキルをして人生の糧とする気もないのだという。
 日々を過ごしていて、うれしいな、今日も生きてよかったと思うことは?
 「晩酌かな。焼酎飲みながらマンガ読んだりインターネットで遊んだり。あの時間がもっとも自分らしい時間だと思っている」
 もしお母さんが亡くなったら、君の生活はどうなるのかな。
「さあ…」。
 生活のためのお金はどうなるのだろう。
「さあ…」。
 心配にはならないの?
 「心配してもしょうがないし…」。
 このままではお金は入らないし、住むところもなくなってしまう可能性はないかな。
 「いや、そうなるだろうと思ってます。
そうなったらそうなったでホームレスになればいいだけだから」
 そうか、ホームレスになるのか。それも方法なのだろうかね。ホームレスになって生きるのって、どんな気分なんだろうね。
 「さあ…」
 頭がいい。服装のセンスもよく、顔立ちもよく、背も高い。全体の雰囲気も悪いはずがない。そんな彼なのに、いつごろ、どうして、生きる意欲、自分の道を拓く意欲を見失ってしまったのだろうか。私は手探りしながら聞き続けました。
 中学校までの彼は成績優秀、トップクラス。母親の望むままに、まじめに努力し頑張った様子。
 「けど、なんか、やる気なくなったんですよ、高校2年のときに。ボクは多分、意図して落伍者になったのだと思います。確信犯だったんじゃないかな…」
 母親の望むままに過ごした子ども時代。つまり、思春期までの日々に、彼自身の望みや欲求を培うチャンスが奪われ続けてしまったから、彼は「生きる気」を失ってしまったのかもしれない。私は、そんな仮定の上で、彼のその後につき合うよった。






Last updated  2006.08.22 14:23:00

全2件 (2件中 1-2件目)

1


© Rakuten Group, Inc.