ごった煮底辺生活記(凍結中

2006/09/11(月)22:45

9/11 [月曜日の嘆き] 公共のTV 友情とゴルフとマクロスと

その他(34)

[月曜日の嘆き] それは小学生の時でした。 何年生の時か忘れましたが...そう、日曜日の14時にマクロスが放映していた時です。 複数の友人と遊ぶ約束をしていました。あそぶ場所は近所にある市営の施設でした。 体育館やテニスコートや図書館があり、遊び場にはもってこいの施設だったのです。でも、14時になったら、マクロスがはじまってしまう。 たしか、ボドルザー艦隊との決着をつける「愛はながれる」の後の... いわゆる地球編だったと思います。  予告で、主人公 一条光がデストロイド・モンスターに搭乗していたような気が します。デストロイド好きへのプレゼントのような回だったような記憶があります。友人の何人かも、マクロス見たいから今日は遊ばない、と言っていました。今日の遊びは中止か。そこで、僕が言ったのです。--あそこの施設のフロアにTVあるよ--事実、何回もTVを見させてもらっていたのです。まさか、あんなことになるとは...。さて、マクロスの心配がなくなった僕らは施設に遊びに行ったのです。 いろいろあって、あとすこしで14:00になる頃。 僕らはフロアの当時としてはでっかいブラウン管のTVの前に陣取りました。 チャンネルはTBS。 あと数分。 あと数秒。 --くるぞ! デケデケデン! パパパパ~ラ~パパパパ~VF1-Jバルキリーがエレベーターで上がってきます。タイトルがきます!「超時空要塞マクロス」!!バルキリーがゆっくり機首をカタパルトに向けます。いやあ、マクロスのOPはいつ見てもかっこいいです! 同時にトラウマも蘇ります。そして...その時がやってきます。TVのマクロスに魅入る僕らの後ろに、どこかのおじさん二人が出現したのです。 「君たち、ゴルフ見ていいかな?」 「えっ!?」長く、そして一瞬の沈黙がありました。「あ、どーぞ」 その言葉を言ったのは...僕でした。どっかのおじさん達は、自分達がそのTVでゴルフを見るのが当然のように、 そこに立っていたのです。 無言の声が聞こえました。 「ガキが、マンガなんてみてねーでさっさとどけや」マクロスを見る事を主張する事もできたかもしれませんが...結局、僕の言葉が 皮切りとなり、TVはどっかのおじさん達の手に渡り、画面はゴルフに切り替わった のです。僕らは無言でその場を去りました。 友人から文句を言われまくりました。 当然でしょう。僕もマクロスを見たかった。公共の施設の1台しかないTVで、大人から「どけ」と言われた時、僕の選択は 正しかったのでしょうか? あのまま居座ってマクロスを見るべきだったでしょうか?今では...答えはわかりません。 でも、過去に戻れるのなら、過去の自分に言いたい。 今日はみんなで遊ぶのをやめて、大人しく家でマクロスを見てなさいと。

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