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カテゴリ:DMカードについて語る
スーパーデッキゼロを使用した大会はかなり盛り上がっていると色々なブログでコラムが書かれています。やはり、「10枚だけ入れ替えられる」という特別な縛りと、改造せずともそれなりに戦える構築済みデッキの存在が大きいのでしょう。これほど盛り上がりを生んだ構築済みデッキは今までになかったのではないかと思います。
さて、今回はバイオレンス・エンジェルに『バルホルス』を入れたデッキの考察です。といっても、何枚『バルホルス』を入れると安定するとか、『バルホルス』以外の入れ替えるカードは何がいいか、と言ったコラムではありません。『バルホルス』で相手のクリーチャーを全滅させられるのにさせない、もしくはさせられる状況に気付いていない人がいるので、ちょっとしたプレイの提案です。 ある時、バイオレンス・エンジェルを改良したと思われるデッキと対戦しました。相手の方は、『ヘブンズ・ゲート』を使用し、『バルホルス』と『シリウス』を出してきました。こちらの場には、相手プレイヤーを攻撃できない光文明のブロッカーが2体と普通に相手プレイヤーを攻撃できる小型クリーチャーがいました。私のブロッカーは特別な能力がある訳でもなく、軽いだけの小型ブロッカーです。どのクリーチャーもパワーで相手クリーチャーには勝てません。鋭い方であれば、この時点で(私のターンで『バルホルス』を場から移動させない限り)私のクリーチャーを全滅させる方法を思いつくことでしょう。 私のターンで、プレイヤーを攻撃可能なクリーチャーが攻撃し、当然ブロックされます。ここでブロックに『バルホルス』を使用し、効果でアンタップされます。この時点で私の攻撃が可能なクリーチャーはゼロになりました。 ですが、最初のブロックに『バルホルス』を使用せず、『シリウス』でブロックしていたらどうなっているでしょうか?私の相手プレイヤーを攻撃できないブロッカーは『シリウス』に攻撃をしなければなりません。結果的に、私のクリーチャーは全滅です。 こういった勿体無いプレイミスを(もしかしたら、何かの作戦だったかもしれませんが)する前に場を観察する冷静さと、場に合った動きをする柔軟性が必要だと思います。『バルホルス』を出した時点で「『バルホルス』で相手の攻撃できるクリーチャーを全滅。ブロッカーは攻撃できないから、ブロッカー以外は全滅」という固定観念に囚われているのかもしれません。 強いデッキを作っても、使い方が悪ければ本当の力は発揮できません。じっくりと確実にカードを動かしていく事が大事です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Aug 3, 2007 12:40:40 AM
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