第十二話 魂同士のぶつかりあいルナたち一行は、無事に武道会日程をこなしていた。数々の敵がいたが、ルナたちの相手ではなかった。 マルコ「案外、簡単にいきそうだな。」 ルナ「だけど、油断しちゃダメよ。ここは竜の国だから強い人たちもいっぱいいるし・・・」 ルナとマルコは歩きながら、これからのことを考えていた。後ろには、ゲンガーとラディアスとハンバーガーがついてきていた。ゲンガーは後ろ組とでひそひそ話していた。 ゲンガー「結構、あの2人仲いいな。この頃、いい雰囲気だし。くっしっし。」 ラディアス「そうですね~。仲よさそうです~。」 ゲンガー「だろ。絶対、むす・・・」 ルナ・マルコ「そんなことありません!」 ルナは抗議した。聞こえていたのだ。ゲンガーは知らん顔して、ハンバーガーの後ろに隠れた。ルナは結構真っ赤になっていたが、正気を取り戻し、また歩き出した。そのとき、まん前にサーベルがあった。 ルナ「なにこれ?」 マルコ「危ないぞ、ルナ!」 そういうとルナを押し倒した。さっきまでいたところに巨大なサーベルがあった。 マルコ「だれだ!!」 ???「はっはっは。わたしはブラッティーさまの忠実なしもべのシルバーだ。この私は十字軍に参戦し、数々の武勲を挙げた、しかし、将軍にまでなろうとする前に殺されたしまったのだ。その怨念が私なのだ。」 ゲンガー「つまり、俺と同じということか。」 シルバー「いや、ちがうな。まあ、ごたくをならべてもしょうがない。いくぜ。」 そういうとルナに飛び込んできた。マルコが防いだ。 マルコ「ルナに触るんじゃねえ・・・」 シルバー「おぬし、なかなか剣筋がよいな。」 そう言うと、激しい乱戦になった。とびまわった、はしりまわった、つばぜりあいになったりなどかなり激しかった。 マルコ「ヒートアックス!」 シルバー「クロスシールド!」 そういうとマルコの攻撃を防いだ。マルコはすぐに反応し、後ろに下がった。先いたところには剣筋が残っていた。 マルコ「ひやあああ。やべえよ。」 シルバー「恐れがあるな。恐れは弱きこと。お前の負けだな。」 マルコ「なんだとー。うおおおお。」 シルバー「とどめだ。黒い茨のロンド。」 マルコ「ぐわあああああ。」 全員「マルコ!!」 ???「ふんぬ!!」 なぞの騎士が、シルバーに立ちふさがり、投げ飛ばした。よく見ると、白い騎士であった。 マルコ「父ちゃん・・・父ちゃんじゃな、げほっ。」 マルコは血を吐いた。マルコの父は、ルナに言った。 ???「マルコを看病してやってくれでござる。」 ルナ「はい。」 そういうと近づいて、治療魔法を詠唱し始めた。シルバーは戻ってきた。 シルバー「貴様は、白騎士。ふん。相手になってやろう。」 白騎士「あいにく、相手になっている暇はないでござるな。ここから引け!」 シルバー「けっけ。まあいいぜ。お前らとはまた会える気もする。そのときには本気で挑ませてもらう。命拾いしたな。はっはっは。」 そういう時消えてしまった。 マルコ「父ちゃん・・・」 白騎士「マルコか。大きくなったな。そうでござる。ルナ殿も一緒に来るといいでござるよ。マルコ、稽古をつけてやるでござる。ルナ殿もしたいのなら弟子として稽古をつけてやってもいいでござるよ。」 マルコ「父ちゃん・・・うん。おれはやる。」 ルナ「よろしくお願いします。」 白騎士「そうか。後で来るでござる。」 そういうと、走り去った。マルコは同時に気絶した。 みんな「おい、マルコ。マルコおおおおおおおお。」 つづく つづく ジャンル別一覧
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