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MY  LIFE

第五巻☆ WORK OF HARVEST


 元ハーヴェストの二人は、今酒場に来ていた。
もちろん飲んでいるのはジュースである。ちなみに西沢はジンジャエールで厭希はカルピスである。
『で…ニッシー俺たちの任務はなんなんだい?ずっとだまってたけどようそろそろ教えてくれてもいいんじゃねぇの?』
『う~ん、そのことなんだけどね、怒らないで聞いてね。』
『オッケー、でもなんか俺が怒る事なの?』
西沢は観念したように話し始めた。目線は合わせてくれない。
『実は、この任務依頼じゃないんだよね。最近ここ近辺でかみそり団って言うのが暴れてるらしいんだけど、そいつらを捕まえるために冒険屋を雇うって言うんだけどね。その中の一人が僕たちなんだ。つまり…報酬金とか、ないんだよねぇ。』
『俺がそんなことで怒るわけ無いじゃん……って報酬金ないのぉ!?』
金の亡者厭希には、納得いかなかったがもう一つのメリットで納得した。
『その代わり、この件、ハーヴェストの名の争奪戦らしいんだ。僕たち活動してなかったから、自分をハーヴェストという輩が増えちゃったらしいんだ。だから今回のできちんと決めるらしいよ。どう?参加する?』
厭希は、少し黙ってから
『俺たちは昔でも、今でもハーヴェストだ。報酬金が無いのは納得いかないけど、偽者が要るってのも納得いかない。っつうことで参加!』
厭希の中では不等号をつけると、報酬金→ビッグ→偽者みたいな感じだろう。
『オッケー、アジトはもう分かってるから行こうか!』
『了解!』

桜は二人目指してものすごいスピードで走っていた。
『早く、追いつかないと、厭希様の護衛ができない、もう~!』
『そこの姉ちゃん待ちな!』
『ごめん、止まれない。』
……ドカ、ドカ……
桜は止まらずに不良を殴り倒すと、そのまま走っていった。

 『ここだね。やっぱり結構着てるねぇ。』
西沢が辺りを見回すと、バレバレの隠れ方でさまざまの場所へ隠れていた。
地面に隠れているものもあれば、石の裏や、川の中にもいるだろう。あの竹筒、あそこに熱湯を注ぎたい。
『じゃあ、行こうか!ニッシー準備できた?』
少しして西沢から返事があった。
『バッチグー!』
・ ・・!すごい重装備。誰でも驚くって!剣を二本腰に差してあり手には銃。
おいおい!
『まぁいっか!よっシャー行こう!』
やはりみんなたいしたことはない、俺たちが歩き出すと同時に負けじと出てきた。強いものだったら人に自分の動向を左右されることは無い。
『強いのもいるじゃん!』
草むらにいたやつらは動かない。
……グゥ、グゥ……
『寝てんのかよ!』
厭希ナイス突っ込み
『厭希、そんなくだらないことやってないで行こうよ。結構相手も強いらしいよ。中見てみな!』
西沢に言われ中を見てみると、なんグループかが倒れていた。流血の多さは相手の強さを物語っているようだ。
『ちょっと気合入れていかないとな!』
『だけどおかしいな、ここまで流血するような敵がいた場合、報酬金がこんな低いことは無いんだけどな。それになんかしらの情報もないし。』
『こいつらが弱いんだろ!行こうぜ。』
西沢は少し半信半疑といった様子で中に入っていった。

中は暗かったが所々に明かりがともっている。大広間に出た二人だが敵は一人もいない。
『おい、ニッシー誰もいないぞぉ。そんな装備したって無駄だって!』
『そうでもないよ。気づいてるんだろ!後ろから二人着てるねぇ。』
厭希は、その言葉に少し驚きの顔を見せた。
『へぇ、ニッシー分かってたんだぁ。まったく分からないと思ってたよ。』
『そうかな?こんなに殺気を出してたら気づくって!どうやって処理しよっか!?』
走りながら二人が話していた。後ろからは、不振な二人組みが追ってきていた。
『じゃあ、ニッシー次の曲がり角左ね!』
『オッケー』
二人は左に曲がった。
後ろの二人組みは足を止めた。
『おい、あっちは行き止まりのはずだ。見てこい!』
『はい!』
二人組みのかたっぽの方が様子を見に来た。
……ドカァ……
『どうしたぁ!?』
前から西沢が出てきた。
ニッシッシっとでも言いそうな笑顔。
『つけてたのまる分かりだって。僕らをそこらへんの人と間違わないでね!』
『そういうこと!』
……ドサ……
後ろから一撃手とう!その手とうが残りの一人の首筋辺りを一撃、悶絶する暇も与えず男は倒れた。
『う~ん、おかしいなぁ。どういうことだろぉ!』
『どうしたんだ?ニッシー!』
西沢は何か悩んでいた。
『いやぁ、この男たちの強さで武器も持ってなかっただろう!なぜさっきあんなに流血してたんだろうな!まだ強いやつがいるってことかなぁ?』
『考えすぎだよ!おかしくもなんとも無い。だってこいつらより強いやつがいて、そいつが刃物を使っただけかもしれないだろ!考えすぎだよ!行こうぜ』
『う、うん!まぁ考えすぎかもね!』
西沢は何か引っかかるというような感じで、また走り出した。

『よし、ここね!結構やられちゃってるねぇ、急がないとなぁ!』
中に入って更に驚いた。
『うっひゃー、こんな流血、可愛そう!よし桜流応急措置~~』
より可愛そう。英語では、モーアーだ。
ぐるぐる巻き、まるでだるまだ。まぁ無いよりはましだが。猫の手を借りたのはいいが、実際犬みたいな、処置法だ。
息はできるのか、それだけが心の種だ。
『よし、これでオーケー!あ!!こんなところで時間くっちゃったぁ!急がないと。』
なにやら桜は手帳にメモをしていた。シャイなメガネをかけている。
どうやら何か書くときにつけるメガネなのだろう。
書きとめた後すぐさま厭希たちを追うように走っていった。

二人はもうすでにかなりおくまで来ていた。
『おい、ニッシーあまり人いないなぁ!』
『うん。そうだね。だからって気を抜いちゃだめだよ!』
『もち』
大きな扉が二人の行く末をさえぎる。
『なんだぁ、こりゃ。ニッシーあけて!』
『無茶いうなよぉ。いくら何でも屋の救世主の僕だってそんなことできないよ!』
誰もいってないって!
『そこを、救世主さん!あなたなら何でもできますって!』
ゴマすり万歳!
『無理だって。だって今日この扉を開けるような道具持ってきてないもん!』
『なんだ、そうかよぉ!つかえねぇ』
すごい変わりよう
『厭希こそ、なんか持ってないのかよぉ!僕にばっかりたよらないでよぉ』
『俺は戦い専用なの!』
『はぃはぃ、どうせした仕事は、僕がやるんだから、わかった爆弾使うからちょっと待ってて。』
『爆弾!ニッシーそんなもの用意してたのか!』
かばんの中から爆弾が出てきた。
『じゃぁ点火するよ。厭、下がってて。3、2、』
そのとき後ろから女の子の声がした。もちろん俺の彼女じゃないし、ニッシーに彼女がいるというのも初耳だ。
すらりとした足、背は俺と同じくらい、顔は………桜かよ!
『可愛い、桜でごめんね!』
いや、いってないし、
『それより、今回の敵なかなか強いようね。』
『それより、じゃなくて、何で君はいるんだぁ?』
『桜さん、それでなにか、分かりましたか?』
おい、俺を無視するな。
『西沢君それがね、入り口で倒れていた人たちを見たよねぇ!?』
『あぁ観ましたよ。すごい出血でしたね』
おい無視するなってば、
『その人たちなんだけどねぇ。あの傷口は、人間の切り傷じゃないよぉ。』
『それはどういうことですか?』
無視するなら、俺は国家うたうぞぉ!それでは一番聞いてください。
厭希は、桜と西沢が話している、バック音として君が代独奏。
『あの傷は狼ね。傷の形から狼の中でもエゾ狼ね!そしてかみそり団にそのような動物を使うものはいない!?違う?西沢君』
『依頼内容にはそのようなことかいてないですね。もしそうだとしてもこの内容依頼の中身が違う場合もありえるのではないですか?』
『その可能性はかなり少ないわ。どうしてかというと、その狼ほとんど日本にはいないの。そしてそれを扱う人を私は知ってる。』
『誰ですか?』
『グレイアム・バーリンよ!それに君たちみなかったなのぉ?入り口に倒れていた、あの子達冒険ライセンス持ってないわよ。ってことは、あれはここにいた!あ!かみそり団っていうのぉ!?じゃないの?』
『グレイアム・バーリン!雷仂界!?大変じゃないですか!今回の相手!まぁこいつは止めても無理だからいくっきゃないか!』
『結構厭希の性格わかっているのね。西沢君!まぁそういうことだから、行きましょう!』
はい!君が代歌い終わりました。
『で、桜さん、問題はこのドアをどう開けるかなんですけど…』
厭希が本題に戻した。
『え!この扉開けるのにてこずってるの!?はぁ、まったく』
『じゃあ、桜さん空けてください。』
へ!どうせ無理だろう。っと言う目を寄せた。
ニッシーは、やってくれるという目だ。
ニッシーどうせ無理無理、いくら頭がよくてもこんなでっかいドア開けられるわけないって!頭だけじゃ、どうにも……
厭希が独り言をぶつぶつ言っている間に、桜は手をこまめに動かした。
『あぁこの扉はHV三百系ね!』
なんだそりゃ!?
桜はポケットから何かをとりだした。
ピッキングだ。
『さすが、桜さんですね!準備がいい!』
厭希とはちがって!
『おぃ、ニッシー今のは聞き捨てならんぞ!』
『さぁできたわよ!』
二人がごちゃごちゃ話しているうちに桜は扉を開けた。
こいつ、何でもできやがる。チクショー

中に入ると真っ暗だった。
そこには、人がポツンと一人いた。
桜は一回この男と戦ったことがあった。
『ひさしぶりねぇ!バーリンちゃん!』
『あぁ!お前は確かヒナんとこの部下だっけな?あの時はどうもお世話になりました。それより、何しに来た?返答次第によっちゃ死ぬかもよ!?』
彼が言った瞬間後ろのドアがしまった。
おそらく狼を動かしたのだろう。
『あら、前とは変わって結構強気ですねぇ。ヒナさんにボロボロにされたのに!』
『まぁな、だって君は、ヒナの後ろにいた弱虫じゃないかぁ!君になんか負けないよ!』
『あらそう、だけど私の計算上こっちは3人!あなたは一人と犬一匹!?それじゃ勝ち目は薄いんじゃないですかぁ?』
男は顔色一つ変えず続けた。
『昔と同じだと思うのか!?お前の頭は計算高いとは、思っていたが、想像力はまったくないな。誰が狼一匹といった!?』
後ろには狼!犬!?なんか、二人の会話は食い違っている、まぁあれは見るからに狼だ。挑発に犬といったのだろう。
『……!』
桜は驚きの顔で相手を見た。
『さぁお前のその計算で勝ち目はいくつなんだ?教えてくれよ!』
『そ、それでも、まだこっちのほうが上ですよ!逃げるなら今のうちですよ!』
強気の発言だが顔色はさっきとは打って変わって、悪い。
おそらくかなり分が悪いのだろう。
『GO!』
バーリンのGOの合図で後ろにいた、狼!?が動き出した。
『左右にバラケテ』
桜の合図で左右に飛んだ。犬は標的は、標的を見失ったのか、きょろきょろ周りを伺っていた。
『BACK』
今度はBACKの合図で犬はバーリンの元へ行った。
『君たちもなかなか腕が立つようだね。入り口付近にいた子達とはぜんぜんしぶといね。入り口の子は、一撃だったけどなぁ。』
『まぁ今ので分かったわ。2匹になったところで大して強くなったわけじゃないのね。』
『君はやっぱり想像力がないねぇ。どうせ、今も戦い方を考えているのだろう。無駄だね。君には勝つ確立は一パーセントすらない。なぜだか分かるかい?そのおつむを有効活用して、考えてみな!』
桜は、辺りを見回した。
『それは張ったり?私を甘く見ないほうが良いわよ。ヒナ隊長がいなくても大丈夫って言うことを教えてあげる。』
桜はバーリンの元へ走っていった。
懐へ入る瞬間、バーリンの後ろから一匹飛んできた。他の二匹も微動だにしない。

桜はその狼のタックルに飛ばされた。
『!?』
『そう、もう気づいているとは思うが、この子は三匹目の狼さ。この三匹目は、ちょうどこの前実際にハントしに行ったとき、俺に向かってきた。そう、勇敢な狼だ。こいつに契約したんだよ。もし俺の仲間になったらお前たち一族には、手を出さない。』
少し笑みを浮かべ続けた。
『まぁ俺は手を出していない。この狼たちが手を出したかも知れないがな。』
卑劣。約束を破り更には、その狼を仲間にするとは、狼語が分かったならば、教えてあげたい。
『こいつの名前はラゲッヂ、他の狼が死ぬ直前教えてくれた。こいつだけは殺さないでくれとな。家族だったのか?まぁ今ではもう俺の忠実な部下だ。何でもこなしてくれる。俺のとっておきの切り札だ。』
『あんたは、なんにも考えてないの?』
桜は手をグーにして、かなりお怒りモードだ。
『血も涙もないの?信じられない。あんたは殺す。』
桜はとっさに銃を二丁取り出した。
それにつられ西沢と、厭希も銃を取り出した。
……パンパン……
銃声は二発、バーリンを狙う。しかし、バーリンの前に狼が現れた。銃弾をはじき落とした!?
ニッシーと俺は気後れしてみている事しかできなかった。
そこにラゲッヂのタックル。またも桜は厭希、西沢の下へ飛ばされた。
『無駄だといっただろう。君としたことがそんな直線的になるとはね。少し、悲しいよ。もうちょっと楽しい勝負ができると思ったのになぁ。』
桜は歯を食いしばって、食いついた。
『あなたにも感情があったのね。』
かなりきついらしい、言葉にはきが無い。
『まぁ、必要の無い感情だがな。それでは早く終わらせてもらおう。GO』
二匹の狼が桜向かって突進してきた。ラゲッヂは、飼い主の近くにいる。
……パンパン……
またも銃声は二発、西沢と厭希の銃声だ。
狼は飼い主の下へ後ずさった。
『桜ちゃ~ん、勝手に動くのはよそうよ。』
『僕たちもハーヴェストってことなのでそれなりの強さはあるよ。僕たちを使ってもいいんじゃないかなぁ?』
桜は少し驚き顔だ。
『一人でいくこたぁないんじゃない?桜ちゃんに従うんだから、ちゃんと指示ちょうだいよ。』
桜はうなずいた。
『わかったわ。それじゃ聞いて!』
西沢と厭希は、桜を守るようにしてたった。
『あいつの基本戦術は犬を使うことよ。それを打破するには、本体を叩くしかないの。しかし今回三匹もの狼を従えているあいつに隙はほとんど無い。それをどうするかだけど……』

その頃学校には、翔太がもう帰ってきていた。
『ただいまぁ~、兄貴~~、姉貴~~。あれ!?いないなぁ』
翔太は辺りを見回していた。
『せっかく、早く仕事を終わらせて帰ってきたのに。』
翔太の妄想劇が始まった。
『翔太よくやった。』
厭希だ。こんなことあまり言わない。
『ホント、良くやってくれたよ。翔太。』
西沢だ。
『本当よ。翔太君、ありがとね!』
桜だ。
『それより翔太大丈夫だったか?怪我はないか?』
厭希がありえない笑みを浮かべている。
『大丈夫です!』
『なんて、言われると思ったのにな。はぁ、帰ってきたらお帰りなさい。お疲れでしょう。っとか、言ったほうがいいなぁ。』
翔太を止めるものは誰もいない。
『あぁ、兄貴たち大丈夫かなぁ?あぁこの身が滅びようとも兄貴たちを守る。それが俺の氏名。』
字違い。
『俺の使命。兄貴たちがやられそうになったらすぐさま駆けつけなければ。兄貴~、戻ってきてください。』
とうとう翔太が壊れた。まぁそれは昔からだが……
まぁうるさいので放っておこう。

それより、バーリンと戦闘中の三人だが、何か作戦を考えたようだ。
『無駄だといっているだろう。』
『無駄かどうかは分からないぜ。』
厭希は、何か秘策があるように敵を見据えていた。
     THE-END TO BE CONTINY


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