2016/07/02(土)20:12
映画『 64 』d=(´▽`)=b
先週から引続き映画館に足を運んで
『 64 後編 』を観てきました
前編を観たら絶対に後編が観たくなる内容で
これで前後編観ることが出来ましたが
とにかく面白かったです
わずか7日間しかなかった昭和64年に発生した「少女誘拐殺人事件」
未解決のまま14年の月日が流れ時効まであと1年
『 前編 』は
「 ロクヨン事件 」が描かれ
その事件に関わった人達の14年後の現在です
捜査にあたった刑事の三上(佐藤浩市)は
県警広報官として記者クラブの対応に追われる日々
キャリア上司からのプレッシャー
刑事部と警務部との確執
三上個人の父親としての苦悩が描かれています
そして事件に隠された新たな真実と
それに関わった人達のその後の人生も
警察側と記者クラブの攻防が実に激しくて
東洋新聞の記者秋川(瑛太)のふてぶてしい挑戦的な態度は
観ていてちょっとムカッとしたけど
そういった記者団を前に三上が熱弁をふるうラストシーン
とても長い台詞で前編のクライマックスになりますが
三上の心情が切々と伝わってきて実に感動的で
佐藤浩市さんの演技が本当に素晴らしかったです
そして新たな誘拐事件の発生で後編へ~
『 後編 』では
「64」を模した誘拐事件を追っていくうちに
「64」事件の真相が明らかになっていきます
この14年の間
被害者家族の雨宮(永瀬正敏)は整理の付かない感情を抱えて
ただひたすら犯人を追い続けていたのでした
「 雨宮さんは日々をどうやって生きていらっしゃるのですか? 」
三上が雨宮に尋ねるシーンがありましたが
犯人を見つけ出すという執念だけで
雨宮はこの14年間自分自身を支えてきたのですね
最愛の娘を奪われた親の気持ちが切々と伝わってきて
涙 涙
謎解きの面白さだけじゃなく
事件に関わる人達の心情も丁寧に描かれていて
人間ドラマとしても心に迫るものがありました
豪華俳優陣の迫力ある演技も見もので
原作もテレビドラマの方もみてなかったシトラス
素直にこの映画を楽しむことが出来ました~