2009/07/15(水)18:21
年老いた野良猫の末路
私がお世話している外猫40数匹の中に、ヨボヨボのおじいちゃん猫がいます。
あまりにもヨボヨボなので、手術を乗り越える体力も無いだろうと判断して去勢手術も受けさせていません。
1年程前に私のエサ場に迷い込んできました。
初めて見たおじいちゃんは、全身傷だらけで所々ハゲが出来ていて見つけた瞬間、思わず「えぇ~~~?ヨレヨレやん!」と言ってしまったほどでした。
よく老人をつかまえてヨボヨボとかって、失礼な言い回しをする人がいますが。。。
この老猫は、本当になんてゆーか。。。ヨボヨボのヨレヨレ(泣)
それからおじいちゃんは、ほぼ毎日エサ場に現れるようになり、現在に至っています。
毎日の私のエサ場のメニュ-は、ボイルササミ・ブタ肉・牛肉・シラス・マグロの刺身・猫缶・ポリポリです。
季節によっては、鰻の白焼きやカマスゴ・サーモン・鯛・カンパチの刺身も
自分で言うのもなんですが、贅沢させてます。
友達には、「お金かけ過ぎや」って言われますが、ええかっこしいの私は、少しでも猫さん達にええかっこしたいんです。
それに野良猫の寿命は、短いんだから食べる物くらい贅沢してもいいんだって思います。
(考えが偏ってますよね~)
これを40数匹に分け与えているのですが、アッと言う間に完食!
うちのエサ場の野良猫さん(地域猫でもあります)は、みんなプリプリして健康そうです。
どこのお医者さんに行っても褒められるんですよ(自慢です)
で、気になるおじいちゃんですが、高齢猫用の猫缶や小さくちぎった肉、マグロの刺身を用意して行ってますが、この3日程食べません。
昨日、初めておじいちゃんが足元にスリスリして来たので、思い切って抱き上げて見ました。
骨と皮。
おじいちゃんの体は、骨と皮だけでした。
私は、おじいちゃんを膝の上に抱えたまま涙が止まらなくなり、なぜか「ごめんな」と言いながらおじいちゃんの体を撫で続けました。
おじいちゃんは、濁音の混じった音でゴロゴロと。。。
私に、何が出来るでしょうか?
おじいちゃんの為に、何をすればいいでしょうか?
せめて最期は、空き地や下水溝の中ではなく、清潔な布の上で安らかに眠って欲しい。。。
そう節に願いますが、我が家にはすでに沢山の猫達が居て、おじいちゃんを迎えたとしてもゲ-ジの中で過ごしてもらう事になります。
野良のまま自由に過ごし、ひっそりとこの世から消える方がいいのか。。。自由はなくなるけど、人の手で保護してあげるのがいいのか。。。
客観的にみて、おじいちゃんに残された時間はわずかです。
具合が悪くなり立つ力も無くなれば、エサ場にも現れなくなり保護できなくなってしまう。。。
気持ちだけが焦ります。
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