私の脳ミソがジワジワと目を覚まし始めて。。。
「いや、ナニかを感じる(||ﾟДﾟ)見られてる気がする(||ﾟДﾟ)」←私の心の中

窓際の方に向かって寝ていた私は思い切って一気に目を開けました！

(ﾟﾛﾟ;)　←あまりの怖さに声が出ない

自分の目に映ってるモノがなんなのかを理解しよーとするけど
まだ夢か現実か分からない。

私の目に映ったのは。。。

部屋をしきる為のカーテンをそっと手で開けて
こっちをジッと見てる人が立っていたんです！！ヽ(ヽ￣□￣)))))ﾋｲｨｨｨ!!!

人間ってホントにコワイ時って声って出ないんですね（笑）

その人の顔は外の街灯の明かりで逆光になっていて
顔は全然見えませんでしたが、全体の形は分かりました。

背は低く、髪の毛をおさげに結っていました。
外から入る、かすかな光で髪は白髪だとゆーのが分かりました。

今、自分の目に映ってる現実をどーしたらいいのか？
ものすごいスピードで考えました。

コレは幽霊？
とうとう私は見てしもたん？！
背ぇ低いし子供の幽霊？。。。いや、白髪やからお年寄り？
いや、足ある！
いや、足がある幽霊もおるって聞いたことあるし、、、
ちゃうねん！！そんなんどーでもええねん！！

こんな自問自答を数秒した後、勇気をふりしぼって
私　　　「あ、あのぉ～～～どぉーしました？」
幽霊？「。。。。。無言。。。。。」

なんにも言わへんやん(￣□￣；)！！
しかもまだこっち見てるやん(￣□￣；)！！

私　　　「あ、あのぉ～～～どぉーしました？」
幽霊？「部屋が。。。」

うぉぉぉ(￣０￣;)！！しゃべった！！

私　　　「え？部屋？」
幽霊？「自分の部屋が分かりませんねん。。。」

ここでやっと「人」だと分かってベッドから起き上がった私（笑）
それまで半分腰が抜けたよーな状態だったもんで（＾＾；）

それでベッドの明かりをつけると
白髪をおさげに結った７０代？８０代？ぐらいの女性でした（ほっ）

私　「部屋がどこか分からないんですか？」
女性「トイレに行って自分の部屋だと思ってココへ来たら
　　　知らない人（私のこと）が寝ていたんです」
私　「はぁ。。。」

とにかくこの女性の部屋を私も知らないのでナースコールを押しました。

ブゥー！！

看護師Ａさん、私の部屋へ入ってくるやいなや状況を瞬時に理解。

看護師Ａ「○○さ～ん、また部屋間違ったん？」
女性「はい。。。」

えーーーっ(￣◇￣;)！！
「また部屋間違ったん？」って、どーゆーこと？！

少し落ち着いてから看護師Ａさんが来られて事情を説明して下さいました。

説明↓
このご老人は認知症があって夜中にトイレに行くと迷うことが多い。
だからトイレの時は看護師を呼ぶか、部屋のポータブルトイレを
使うよーに言ってあるが、やっぱり自分でトイレに行ってしまう。
で、今回はねこドルさんの部屋に入ってしまって、
自分のベッドに知らない人が寝てると思って
ねこドルさんを起こそうとしたけど、
カーテンの所にテーブル（食事食べる時の）置いてたから
カーテンの中へ入れなかったので、起こさずに見てた。

もしテーブルをあそこに置いてなかったら近くまで来て
起こされたワケ？！
そっちの方がコワイってばっ(ﾟﾛﾟ;)！！

看護師Ａ「スミマセンでした（＾＾；）ゆっくり寝て下さいね（＾＾）」
私「はい（＾＾；）」

って寝れるかーーー！！
まだ心臓バクバクしてるっちゅーねん！！
ま、それを文句言う気はなかったんですよ。
私だって長く病院勤務だったし、旦那も看護師だし、
事情はよく分かりますからね（＾＾）

その日の朝の検温に来られた
看護師Ｂ「夜中大変でしたね～（＾＾；）ゴメンナサイね～」

その日の日勤帯に来られた
看護師Ｃ「ねこドルさん、大変やったね～（＾＾；）」
看護師Ｄ「ねこドルさん、ビックリしたでしょ～（＾＾；）」

そしてその日の夕方から勤務の
看護師Ｅ「今夜はゆっくり寝て下さいね（＾＾；）」

どーやら申し送りで伝達はされているよーだったし、
「私は幽霊を見ていない」ワケなんですが、
怖くないハズもなく、その日から退院まで
電気を消して寝ることができませんでした(￣▽￣;)

そして言うまでもありませんが、
食事をする時のテーブルやお見舞いに来て下さった人用のイスなど、
使えるものは何でも使って人が入れそうな所に
バリケードを作ってから寝ていました(￣▽￣;)

が、毎朝、検温に来て下さる看護師さんが
(￣◇￣;)ゲッ？！ナニコレ？！って感じで
そのバリケードにビックリしてました(￣▽￣;)ｱﾊ・・・（笑）

おしまい、おしまい（笑）

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ある意味、やっぱり「病院」ってコワ～って思ったねこドルでした(￣▽￣;)
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