木の葉の子
うららさん宅で預かってもらっているコノハ。コノハの名前の由来はこの木の葉の中でぽつんと座って居て、その日は寒かったけど天気が良くて、コノハはキレイな毛並みをキラキラと輝かせて木の葉と同化していました。だからコノハ。コノハは保護してからしばらくの間「バイバイ」とか「またね」とか言う言葉に物凄く敏感でした。うららさん宅にコノハを預けてから帰るとき、私はコノハに向かって無意識に「バイバイ、また来るからね」と言いました。コノハはそれまでゴロンとお腹を見せたり、うららさん宅の保護部屋を探検したり、リラックスした様子で過ごしていました。それなのに私が「バイバイ」と言ったとたんコノハの行動が豹変し、立ち上がって部屋を出ようとする私の足元に寄り添って離れません。「私を置いて行かないで、バイバイって言わないで、私はひとりになりたくないの」足元で切なげに私を見つめているコノハからは、そんな言葉が聞こえて来るほどでした。コノハは公園で小学生の子供たちから餌をもらっていました。猫が好きな子供はコノハのことを可愛がっていたのでしょう。実際に私がコノハに出会ったときも、公園に居る子供のあとを鳴きながら追いかけて居ました。どんなに抱っこしてくれてもどんなに撫でてくれても相手は子供です。夕方になれば「猫ちゃん、バイバイ」と言って家に帰ってしまいます。その後コノハは広くて暗い公園でひとりぼっち。冬の長い夜の中、翌日子供たちが公園に戻ってくることをじっと待つしかありません。「バイバイ」と言う言葉は自分を撫でて可愛がってくれる人が居なくなる言葉、私は「バイバイ」なんて言われたくない、ずっとずっと一緒に居たい、なんで私はここに置いて行かれるの?こんなに仲良くなったんだからお家まで一緒に連れて行って。。。コノハはずっとそんなふうに思っていたのかなって。捨て猫は不安な日々を過ごしながら信じることの出来る人間を探しているように思います。そして偶然にも撫でたり抱き上げたりしてくれる人間に出会えたら、それは捨て猫にとって涙が出るほど嬉しいことでしょう。でも捨て猫はそれまでの悲しい経験を人間に伝えることは出来ません。「私はやっと助かったんだ」と思ってその喜びだけを精一杯表現します。ゴロゴロと喉を鳴らし、冷たいアスファルトやゴミで汚れた小さな前足をグーパーグーパーと繰り返しこう言います。「ここでずっと待ってて良かった、私のことを見つけてくれて本当にありがとう、前の飼い主さんはきっと私のことを捨てたんじゃない、だから私はずっとここで待ってたのよ、私は人間を信じてる」コノハも冷たい風が吹き抜ける公園で、毎日そう思いながら過ごしていました。でも毎日毎日ひとりぼっちになるまえに人間からかけられる言葉は「バイバイ」「またね」だった。コノハコノハちゃんもう冷たい風が吹く公園でひとりぼっちになることはないからねコノハはこんなにいい子なんだから絶対に永遠の家族が見つかるもう大丈夫大丈夫☆コノハの里親様を募集しています☆*仮名:コノハ*年齢:1~2歳ぐらい*避妊手術:済み*ワクチン接種:済み*ウィルス検査:済み(エイズ・白血病ウィルス共に陰性)*トイレ躾:済み*虫駆除:済み<里親様への希望条件>*終生完全室内飼育*ペット可(猫可)住宅にお住まいの方*ご家族の同意を得られる方*適切な健康管理をしてくださる方*年に数回コノハの近況をお知らせくださる方(近況は年に数回で構いませんが、お引っ越し後の最初の1ヶ月程度は新しい環境でトイレはきちんと出来て居るかどうか、問題行動を起こしていないかどうかなど心配な部分が多いので、こちらから連絡させていただくこともあるかもしれませんが、猫が落ち着き環境に慣れ通常の日常生活を問題なく送れるようになれば年に数回程度のご連絡で構いません)プッとした可愛い顔、人間大好き、コノハのことを幸せにしてくださる里親様を大募集しています。お問い合わせ・お見合い、どんなことでもお問い合わせください。今後もこのブログでコノハの近況をお伝えしますので、どうぞよろしくお願いいたします!!コノハへのお問い合わせはこちらまで!nekoneko7123@yahoo.co.jp~ランキング参加中~にほんブログ村