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中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-

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☆「猫の部屋」の仲間たちのことを
ご紹介していただきました。
本当にありがとうございました。


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関西テレビ「スーパーニュースアンカー」

2010年11月19日放送 関西テレビ
◎スーパーニュースアンカー

2010年3月10日放送 関西テレビ
◎スーパーニュースアンカー

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読売テレビ「かんさい情報ネットten」

2010年3月3日放送 読売テレビ
◎かんさい情報ネットten!

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産経新聞

2010年4月2日 産経新聞朝刊
◎中之島のネコ避難所 大阪市が設置期間延長

2010年3月3日 産経新聞朝刊
◎中之島の捨てネコどこへ
保護施設の市有地 月末で使用期限

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朝日新聞

2009年12月26日 朝日新聞夕刊
◎野良猫保護作戦 54匹に飼い主 
大阪・中之島公園


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ペティオマガジンvol.45

「ペティオマガジン vol.45」
◎いのちの物語 第二回
中之島公園猫対策協議会
~猫を巡る救出劇で生まれた公民協働のカタチ。~

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COMVO8月号

「COMVO 8月号 vol.148」
◎週末3時間の過ごし方
ボランティアスタイルDAY
~猫と共に過ごし、街の動物愛護を考える~

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プラスミノ8月号

「+LUMINO 8月号」
◎この夏チャレンジ!
 初めてのボランティア
~中之島公園猫保護活動ボランティア~

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>うちの猫のキモチがわかる本vol.27

「うちの猫のキモチがわかる本 
Vol.27」
◎今そこにある 野良猫問題
~各地の取り組み・大阪~

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猫ふんじゃったなFREE PAPER VOL.1

「猫ふんじゃったなFREE PAPER Vol.1」
◎ノラ猫のためのblog~
中之島公園の猫たち~

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Volo 2011年4月号

「市民活動情報誌 ウォロ(Volo)
2011年4月号」
◎特集~公園の野良猫保護活動がもたらしたもの~
野良猫をめぐる公民協働


Volo 2008年7月号

「市民活動情報誌 ウォロ(Volo)
2007年7月号」
◎公民協働による犬猫救出大作戦~
中之島公園猫対策協議会の動き~

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THEペット法塾 動物法ニュース 32号

THEペット法塾
「動物法ニュース 32号」
◎特集 野良ねこ問題
大阪・中之島公園から始まる公民協働の猫対策活動
~中之島公園猫対策協議会~

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「猫びより 2016年9月号 No.89」
◎”好き”を生かして!中之島公園のお当番さん
よろしかったらこちらもご覧ください。



「猫びより 2012年5月号 No.63」
◎大阪・中之島公園の猫ボランティア
よろしかったらこちらもご覧ください。

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「いのちつないだワンニャン写真コンテスト」
いのちつないだワンニャン写真コンテスト

中之島タキシード第二秘書応募作品
「ふぁぁぁぁぁ~」
2010年 耳先カット猫部門で佳作入賞しました。

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「環境大臣賞どうぶつからの感謝状」

「大阪市公園ねこ適正管理推進
サポーター制度事業市民協働体」として
2011年 「環境大臣賞」を受賞しました。

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☆「Special Thanks!」

大阪市市政

大阪市建設局

大阪市ゆとりとみどり振興局

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犬猫救済の輪

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市民社会と猫ボランティア

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さっちゃんの気ままな生活♪ペットと共に。。

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「犬猫救済の輪」
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2017.07.21
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テーマ:暑中見舞い(17)
カテゴリ:季節




近畿地方、梅雨があけましたね


今年の夏は、猛暑日
スーパー猛暑日を通り越して
超スーパー猛暑日が来るのだと
テレビで言ってました

ちょっと笑ってしまうネーミングですが
体温より高い気温を想像して
秘書たちは、げんなりしています





いよいよ、ここからが夏本番


「猫の部屋」の仲間たちは
超スーパー猛暑日に負けず
みんなで元気に夏を乗り越えます


皆さんもどうかご自愛くださいませ




                           中之島タキシード 










「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp
花火

日々いろいろありますが…

お陰さまで仲間たちは
毎日、元気に過ごしています

今年は「猫の部屋」10年目の夏
暑さが厳しくても
楽しいことがたくさんの夏だといいな晴れ

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皆さん、いつも温かい応援ありがとうございます赤ハート






最終更新日  2017.07.21 22:00:10
コメント(4) | コメントを書く
2017.07.14
カテゴリ:追悼




第一秘書です

ひめの訃報に際して
たくさんの優しいお言葉をいただき
ありがとうございました





なかなかブログ更新することができず
病気のこと、闘病中の様子など
詳細をお知らせできていなかったため
驚かれたことと思います

ご心配をおかけして
本当に申し訳ありませんでした









7月7日、金曜日

よく晴れた、とても暑い日
ひめを空へ送りました





その日が七夕だと気づいたのは
カゴの中、涼しげな顔をして眠る
ひめを見ていた時

彼女を見下ろすように
棚の上にはリリーが座っていました





いつもなら、隣には
無邪気にまとわりつく彼女がいました

リリーの顔や胸に
頭をすりつけて
尻尾をピンと上にあげるひめ

体ごと何度もぶつかり
全身で愛情表現する彼女をかわしながら
ちょっと鬱陶しそうに見ていたリリー





そんなリリーがおかしくて
笑いながら彼の大きな頭を撫でると…

いつも、ひめはリリーにくっついたまま
大人しく撫でられている彼の顔と
私の手を見つめていました

とても不思議そうに
けれど、何かを確認するように…





もうそんな彼女は隣にいない…

ひとり静かに棚に座って
手のひらに頭をあずけてくるリリーが
私には泣いているように見えました





出発前、お当番Wさんが
ひめの大好きだった茹でささみを
持たせてくれました

Wさんの魔法のささみ

食べることが大好きだった彼女は
いつも、このささみを嬉しそうに
幸せそうに食べていました

ラップに包んだ魔法のささみを
腕にしっかり抱かせました





たくさんの花と共に到着したひめを見て
お寺では、いちばん大きな箱を
用意してくださいました

お当番さんたちからの色とりどりの花束

すべてを箱の中に詰めて
ひめに持たせました





溢れるほどの美しい花と
大好きなご飯とおやつを抱えて…

ひめは、七夕の空へ旅立っていきました









退院後から始まった
週一度のひめの補液

土曜日の朝、彼女を捕まえるのは
とても大変でした





頭が良く、勘の鋭い彼女は
私たちが準備を始めようとするだけで
いつも気付いてしまうのです

足が速くて、いつも軽やかに
棚やキャットウォークを移動して
手の届かない場所に逃げ込んでしまうから…

毎週、私たちは筋肉痛になるほどでした





ただ、不思議とひめは
補液が終わった後、怒るわけでも
怖がるわけでもなく…

必ず近くに寄ってきて
私の顔をじっと見ていました

--- ひめ、がんばったね
だいじょうぶだよ ---

そう話しかけるたびに
可愛い声で返事してくれました

瞬きをしながら
何度も、何度も…





あの頃からひめは
撫でようとする私の手を
避けなくなりました

静かに座ったまま
自分を撫でる手を受けとめて
いつも、私の顔を見ていました





その少し前に
自分を洗濯ネットに入れた手
背中に針を刺した手

そして、頑張ったご褒美にと
好きな缶詰を差し出した手

どんな気持ちで彼女は
私の手を受けとめているのか…

いつも、そんなことを考えながら
彼女を撫でていました





亡くなる前夜

病院から帰ってきたひめを
いつものように撫でていました

ご褒美の缶詰は
どれを差し出しても
食べてはくれなかったけれど…

つらそうに鳴くこともなく
どこか穏やかな顔をしていました





いつも日向ぼっこしていた長窓の前で
ゆったり箱座りしていたひめ

--- ひめ、がんばったね
だいじょうぶだよ ---

とても小さくなった背中
耳の後ろ、首元…

何度も何度も撫でながら
いつものように話しかける私の顔を
彼女はじっと見ていました





そして、頬から
頭へと指先を滑らせた時

ふと、手のひらに重みを感じました

そこには、少し首を傾け
顔を埋めているひめ

何度か額をすりつけた後
彼女は、私の手に頭をあずけたまま
ゆっくりと目を閉じました

それは、まるで
いつも隣で見ていた
リリーを真似るような仕草





初めてでした

あんなふうに彼女が
真正面から受け入れてくれたのは…

できることなら
手のひらにある温かな体温と
小さな頭の重みを
ずっと感じていたかった…





病と闘う猫たちを見て
いつもいつも考えることは同じです

この子は何を望むのか
何がこの子の幸せなのか

自分に何ができるのだろうか…

どれだけ考えても
何をどれだけやったとしても
いつも満足な答えにはたどりつきません

ただ、それでも猫たちは
いつも無力な私に優しくて
静かに背中を押してくれるのです





あの瞬間…

私の手のひらに伝わってきたのも
彼女の優しさでした

だいじょうぶだよ、と
言われたような気がしました

いつも私が彼女に言ってた言葉なのに…





ひめと過ごした最後の時間

とても切なくて
とても幸せな時間でした







「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp


ひめ、忘れないでね…

私は、ひめが大好きだったよ

怖がりで警戒心が強いひめも
仲間を大切に思うひめも
無邪気で女の子らしいひめも
全部大好きだったよ…

どうか忘れないでね…

ありがとう…

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最終更新日  2017.07.14 16:12:26
コメント(2) | コメントを書く
2017.07.05
カテゴリ:追悼



皆さん、大変ご無沙汰しています
第一秘書です

約半年ぶりに
ブログのエディタ画面に向かっているのに…

また、皆さんに楽しいお話がお伝えできず
本当に申し訳ありません





本日、7月5日18時20分
ひめが亡くなりました

眠っているような穏やかな顔で
静かに逝ってしまいました

最期の瞬間、そばにいたのは
ゲンさんとつばさ

彼女の大切な仲間たちでした





今年の春、ひめは体調を崩しました
ご飯を食べなくなったのです

診察の結果、舌の付け根に
大きく腫れたポリープが見つかりました

まるで何重にも重なった
花びらのような形状の巨大なポリープは
喉の半分以上を塞ぐかのようでした

口の中にも炎症は広がり
歯も歯茎も弱っていて…

それらが原因になったのか
かなり進行した腎不全、酷い貧血

一刻の猶予もない検査結果に
目の前が真っ暗になりました

そして…
あの日、ひめは緊急入院しました





二週間の入院でも
ポリープを切除できるまで
貧血を改善させることはできなかったけれど…

ひめは、ちゃんと元気になって
私たちの元へ、大切な仲間たちの元へ
帰ってきてくれました

週一度の補液と
二週間に一度の通院を続けながら
毎日、ご飯をたくさん食べていました





ひめは、本当に食べることが
大好きな子だったから…

美味しそうに食べる彼女の姿を
もう一度、見られたことが
すごく嬉しくて…

これからもずっと
ひめがご機嫌で過ごせるように
一緒に闘おうと思っていました





けれど…

二週間ほど前から少しずつ
ひめの食べる量が落ち始めました

普段通り、ご飯の時間には
みんなと一緒に棚の上で待って
可愛い声で催促の鳴き声をあげていたのに…

好きだったご飯を出しても
じっと考え込むような顔をして
そのまま行ってしまったり

私の顔を見つめながら
何かを訴えるように鳴いたり

食欲自体がないわけではなく
ひめの中で何かが起こっているんだと
思いました





先週金曜日、ご飯を食べている時
口の中から出血しました

おそらく、勢いよく噛みしめた拍子に
弱っていた歯茎に強い力がかかり
起こった出血

それ以降も、少しずつ食べてはいたけれど
食べ方がぎこちなくなっていました

あまり良くない予感がしました…





ひめが全くご飯を食べなくなったのは
一昨日、月曜日のことです

普段通り、催促するように鳴いているのに…
何を出しても食べようとしなかったそうです

食べる量が落ちてきていても
丸一日、食べなかったのは初めてでした

昨日、火曜日も全く何も口にせず
よく飲んでいた水も舐める程度になっていたため
病院へ連れていきました





先生に状況を説明して
できる限りの処置をしていただきました

もう一度、ひめに
大好きだったご飯を
お腹いっぱい食べてほしい

もう一度、美味しそうに食べる姿を見せてほしい
もう一度だけでもいいから…

そう祈っていたのですが…

願いは叶うことはありませんでした





今日、ひめが逝ったのは
猫たちの晩ごはんの時間でした

夕方から足にふらつきが目立ちだして
棚の下で寝ていたひめ

お当番のHさんは
いちばんにひめのお皿を運んだそうです

お当番カニバケツさんお手製のカツオのスープ
元気な頃のひめは、カニバケツさんお手製の
おやつが大好きでした

Hさんの差し出すお皿を見て
ひめは、普段通りに立ち上がり
顔を近づけたそうです

けれど、食べることなく
そのまま少し移動して横たわりました





ひめには、また後で
ゆっくり食べてもらおう…

そう思って、Hさんとカニバケツさんは
他の猫たちにもご飯を配り始めたそうです

そして、その数分後…

ずっと、ひめのそばにいたゲンさんが
大きな声で鳴いたそうです

そして、一緒にいたつばさと
何度も彼女の顔や身体を
のぞき込むような仕草をしたため
見に行ったら…

まるで眠っているような顔で
亡くなっていたそうです





普段通りのご飯の時間帯

ひめの近くには
ずっと一緒に過ごした大切な仲間たちがいて…

美味しかったご飯の匂い
みんなが食べている気配
優しいお当番さんたちの声

ひめは、最期の瞬間まで
普段通りの「猫の部屋」にいるのを
感じていたと思います





きっと、安心して逝けたんだと
私は思います





「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp


ひめ、よく頑張ったね・・・
大好きだよ・・・


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最終更新日  2017.07.06 04:38:48
コメント(6) | コメントを書く
2017.01.17
カテゴリ:闘病記録




随分と寒くなったな
もう1月も半ば過ぎたじゃないか…

お久しぶりです
偉大なるボス猫、くーです





まったく…

何年経っても秘書たちときたら
ぐーたらで困るムカッ

確かに年々やることは増えたのはわかる

昔ほど数は多くなくても
ボクたちは猫だからな

命あるものには
日々、いろんなことがある
ある意味、思いもよらないことや
邪魔くさいこともする

まあ、それは
猫も人間も同じだな

だから、秘書たちが
てんてこ舞いすることが増えているのも
少しならわかってやろう

ふふんっ、寛大なボス猫は
懐がデカくて優しいからな





しかし…だムカッ

だからといって
ボクたちの出番が少なくなるのは
やっぱりダメだぞっムカッ

いいか、秘書たちよ

お前たちの本来の任務は
ボクたちの話を伝えることなんだからな


さてと…

2017年最初の
心温まるお説教もしたから
ボクが最近の出来事を伝えることにしよう







昨年末、また
大切な仲間がいなくなった

少し前から体調を崩していて
定期的にボクの大っ嫌いな病院に
連れて行かれてた

司令塔Aさんや秘書たちは
毎日「猫の部屋」で
ボクの大っ嫌いな点滴をしてたんだ





あの子が、とっても
とっても頑張ってたことを
ボクは知ってるぞ

だから、きっと大丈夫だと思ってた

絶対に、あの頑張りは
報われるはずだと信じてたんだ





けど、あの子は
あまりにも早く逝ってしまったんだ

本当に眠ったまま
逝ってしまったんだぞ

ボクたちも、人たちも
いなくなったことを信じられないまま
年を越したんだ





人が来ると
いつも一緒に甘えにいった

何も困ってないのに
あの子は、いつも困ったような顔だったぞ

楽しい時も、嬉しい時も
あの困り顔で、たくさんの人から
可愛がられてたんだ

人気は、ボス猫であるボクと
二分するほどだったんだ

ふふんっ、どうだ?
すごいもんだろう





一緒に日向ぼっこして
一緒に昼寝して、ご飯を喰って
あの子とは友情の証を結んでたからな

今でも、誰かが来れば
棚からちょこちょこ降りてきて
あの困り顔でボクの隣に座っている気がする

きっと、みんなが
今もそう思ってるだろう…





あの子…
ルナがいない現実を
まだ受け入れられてもいない年明け

1月6日、金曜日
また心配な出来事が起こったんだ

みさえが何も喰わなくなった
そして、何度も吐いてしまったんだ…





「猫の部屋」の大食漢といえば
もちろんボク、弟子たち
女の子では、ひめ

特にひめは、最近どうしたんだと
言いたくなるほどの食欲だ

しかし、昔からコンスタントに
朝夕、日誌のご飯欄に二重丸が付くのは
何を隠そう、みさえだったんだぞ





ボクの半分もない小さい身体なのに
いつも好き嫌いせずにペロリと平らげる

そして、ほとんど
吐いたことはなかった

そんなみさえが
一切、喰おうとせず
胃が空っぽになっても吐き続けた…

もちろん「猫の部屋」には
衝撃が走った





みさえは、今の「猫の部屋」で
おそらく最年長だと思う

秘書たちが2004年に
初めて公園を訪れた時には
もう立派な大人だったらしいからな

少なく見積もって
推定年齢は15才前後

おそらく、それ以上じゃないかと
秘書たちは言う

年齢的に何が起こってもおかしくはない…

秘書たちは、大慌てで
みさえを病院へ連れて行ったんだ





ボクの大嫌いな病院で
みさえは、血液検査をして
注射に点滴をしてきたらしい

喰わずに吐く原因は
胃炎だろうとのことだった

寒くなって
風邪の症状も出てたからな…

若い頃なら大丈夫だったことが
大丈夫じゃなくなって
年相応にいろいろ出てくるのは
仕方ないだろう

実は、もうひとつ
わかったことがあったんだぞ

みさえもまた、腎臓の数値が
悪くなってたそうだ





猫にとって腎臓病は
宿命のような病気だそうだ

確かに、今までたくさんの仲間たちが
この病気で逝ってしまった

ルナもそうだった…

いつも覚悟はしているようだが
すこぶる悪い数値を見て
秘書たちがショックを受けなかったわけがない…





元気にはしているけれど
初代「猫の部屋」を知るボクやみさえたちは
かなりの高齢になった

年齢的にも、体力的にも
一か八かで無理をするには
負担のほうが大きくなる年齢だな…

ただ、それでも
たとえば、これをやれば
病気が完治するという治療があるなら
どんなに嫌だといっても
秘書たちは病院に連れて行くだろう

無理をさせても、必ず治るんならと
きっと、何度だって注射もするだろうし
入院だってさせるだろうな





けれど、そうじゃないなら…

秘書たちがいちばんに願うのは
いつも、必ず同じだ

毎日、できるだけご機嫌で過ごしてほしい

安心して過ごせる場所で眠って
美味しいご飯を喰って
一日一日、穏やかに過ごしてほしい

ただ、それだけだ…

そうやって過ごすことで
猫は思いもよらない大きなチカラを
発揮することがある

検査の数値や治療だけでは計り知れない
生命力の強さってヤツだな





それに、もちろん秘書たちだって
何もしないわけじゃない

痛みやしんどさは
取り除かないといけないからな

たぶん、嫌だといっても
病院に連れて行かれることはあるだろうし
Aさんや秘書たちに点滴を打たれたりするはずだ

少しでも良くなるように
きっと、またいろんなことをするぞ





まずは、しっかり胃炎を治す
みさえもそれが最優先になったらしい

ご飯が喰えるようになってから
腎臓のことは考えようと
秘書たちは思ったんだそうだ

ただ、正直なところ
胃炎が回復するかどうかも
不安だったらしい

やっぱり年が年だからな…





しかし…だ!

みさえは、ちゃんと喰ったんだ!

3日間の絶食の後
少しずつ、少しずつ
確かめるように慎重に喰い始めた

猫が賢いことは
ボクを見てもらえばわかると思うが
ちゃんと自分の身体のことをわかって
制御できるんだぞ





病院へ行ってから一週間
あの歳にして、あの検査結果にして
みさえの胃炎は回復した

秘書たちも驚いてたけど
今は普段通りのみさえに戻った
しかも、毎日ご機嫌にしてるんだぞ

ボクは感動したっ!!
スゴイと思ったっ!!

必要な時にしっかり喰うヤツは強い…

ホントにそう思ったんだ

あんなに小さな身体なのに
あんなに強いヤツは滅多にいないぞーっ!





いいな、みさえ
これからが本格的な闘いだぞ!

検査の数値だけが
すべてじゃないからな

昔、向こうの部屋にいた
どんぐり目に何度も言ったが
病気に負けない体力をつけるために
しっかり喰うんだ

あ、もちろん
喰い過ぎてしまうのはダメだぞ雫

ま、まあ…

こ、これは自分にも
言い聞かせておくことにするが…雫





きっと、みさえなら
まだまだ元気でいられるはずだ

ふふんっダッシュ
この卓越したボス猫が
素直にスゴイと感動したんだからな

毎日、みんな一緒に
ご機嫌に過ごすために頑張るんだぞ

そして、他の仲間たちもだ
これからも、みんなしっかりと喰えっ!

喰えば何とかなることがある
好き嫌いもするんじゃないぞ

いいか
これは賢明なボス猫からの
忠告だからな





そして、秘書たち
お前たちも自分に言い聞かせておけ

喰うのはいいが
喰い過ぎてはダメだぞ!

あっ、もちろん
飲み過ぎもダメだからなっ!





「中之島公園猫対策協議会HP」
「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp




新年早々、少し心配な出来事でしたが
みさえちゃんは、胃炎から回復しました

少し減ってしまった体重も
徐々に戻ってきているようです
今は週に4回「猫の部屋」で補液を続けています

私にとって、みさえちゃんは
大切なふるさと、同じ剣先出身の仲間です

やっと人に甘えることができるようになったんだから
もっともっと元気に長生きして
ご機嫌さんに甘える姿を見せてほしいです


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更新停滞中ですみません雫
ぼちぼち頑張りますのでよろしくお願いしますきらきら






最終更新日  2017.01.17 15:06:49
コメント(3) | コメントを書く
2017.01.01
カテゴリ:季節









「中之島公園猫対策協議会HP」
「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp





今年が皆さんにとって良い一年でありますように…

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最終更新日  2017.01.01 00:00:33
コメント(4) | コメントを書く
2016.12.30
カテゴリ:追悼



皆さん、こんばんは

たくさんの優しい言葉をいただき
ありがとうございました

メールもTwitterもコメントも
ちゃんとお返事できていませんが
すべて拝見しています

ルナは、本当に多くの方から
愛されていたんですね…

すごく嬉しいです






火曜日の午後、ルナを空へ送りました

あの日は朝から強い雨でしたが
「猫の部屋」を出る前には上がりました

足下が悪い中の出発は大変だろうと
優しいルナは気遣ってくれたのかもしれません





人が大好きな子でした
わがままを言わない子でした

何も困っていないのに
いつも困っているような顔をして
会う人すべてを笑顔にする子でした

目立つ子ではなかったけれど
ルナのまわりには
いつも静かで穏やかな時間が流れていて…

人も仲間の猫たちも
ただ、ルナがそこにいるだけで
癒されていたと思います





お当番さんたちから届いた花束を
全部詰め込んだ棺の中で
ルナは穏やかな顔で眠っていました

今にもあの眠そうな目を開けて
頭を撫でる手に頭を押し付けて来そうなのに…

ルナは目覚めることなく
懐かしい仲間が待つ空へ行ってしまいました







ルナとの出会いは6年前
2010年、秋の終わりのことでした

私たちは、あの日のことを
一生忘れないと思います

そして、一生許せないと思います…

きっと、どうにもならない事情が
あったのだろうとは思います

ただ、だからこそ
私たちは、今でも許せないのです





あの日…

あの平たいケースの中に入れられたルナが
いったい何を思っていたのか…

今も考えるだけで
胸が押しつぶされそうになります

いつか迎えに来てくれる…

きっと、そう信じていたはずのルナの
あの日の姿を思い出すと
どうしても許すとは言えないです…





ルナは、長い時間をかけて
いろんな思いを乗り越えてきました

その姿は、とても健気で
たまらなく愛しくて…

いつも一緒にいた猫たちや私たちは
ちゃんとルナの「家族」になれていたでしょうか…





以前教えてもらった言葉
「猫はしんどい時に楽しいことを思い出す」

きっと、もう…

ルナは、しんどさから
解放されたのだと思います

だったら、つらかったことや寂しかったことは
全部、ぜんぶ忘れて…

楽しかったことだけを思い出して
空の上でご機嫌に過ごしていることを
心から願います



中之島タキシード第一秘書&第二秘書





「中之島公園猫対策協議会HP」
「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp



ルナ…
ずっと一緒にいられて幸せだったよ…

私たちは、ルナに出会えて
本当に幸せでした…

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最終更新日  2016.12.31 00:45:56
コメント(8) | コメントを書く
2016.12.26
カテゴリ:追悼




こんばんは、第一秘書です

久しぶりのブログ更新が
とても悲しいお知らせになってしまいました

私たちにとっても
あまりにも急な出来事で
まだ、ちゃんと受け入れられていません

きっと、皆さんを
驚かせてしまうと思います
どうかお許しください





今朝、ルナが亡くなりました

ただ、ゆったりと
眠っているだけのような顔をして…

私たちの元から
旅立ってしまいました





ルナは、少し前から
腎臓の数値が悪くなっていました

そのため「猫の部屋」で補液を続けながら
土曜日には通院していました

始まったばかりの闘病は
一進一退しながらの歩みでした

数値だけで考えると
不安がなかったわけではないけれど…

ルナは、今までと変わらず
あの特徴的な顔で甘えて
毎日、ご機嫌に過ごしていました

このまま安定させよう
きっと何かできるはず…

健康体に戻すことはできなくても
ルナがご機嫌に過ごせるように
一緒に闘おう…

私は、これから続いていくはずの
闘病生活を考えながら
そんな期待も持っていたのです





先週も日によって
一進一退を繰り返していたルナ

そんなルナを見守りながら
それまでと同じように
不安や期待を感じていましたが…

こんなふうに終わることなど
考えてもいなかったのに…





金曜日の夜
ルナは口の中から出血しました
急変でした

土曜日の朝、病院へ運び
できる限りの処置をしましたが改善はなく
状態はどんどん悪くなって…

昨夜、再び
ルナを連れて病院へ行きました

血液検査の結果では
今までとは比べものにならないほど
一気に貧血が出ました

皮肉にも腎臓の数値は
前回の数値の半分以下にまで
改善されていたのに…

もう何もできることがない
覚悟を決めないといけない…

突きつけられた現実に
ただ、私は呆然としながら
ルナを連れて「猫の部屋」に帰りました





キャリーから出したルナを
膝に乗せて抱いていた時

ルナは、何度も私の顔を見上げ
撫でる指に何度も顔をすり付けながら
小さく喉を鳴らしていました

大人しくて、いじらしくなるほど甘えん坊で
誰からも好かれる可愛いルナ

この手でしっかりと抱いていたのに…

膝の上で喉を鳴らし
いつものように甘えるルナが
なぜ、こんなに冷たい体をしているのか
歩くこともできなくなっているのか…

私はどうしても信じられませんでした

夢ならどうか覚めてほしい…
何度もそう思いました





それが昨夜…

ルナと過ごした
最後のクリスマスの夜でした




「中之島公園猫対策協議会HP」
「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp



皆さん、久しぶりの更新なのに
本当にすみません…

明日の午後、ルナを空へ送ります

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最終更新日  2016.12.27 05:07:03
コメント(5) | コメントを書く
2016.11.01
カテゴリ:保護



えーっと…雫

皆さん、こんばんは
茶白長男のねーちゃんと申します





あ、ご存知…でしたっけ?

す、すみません雫
ご、ご、ご無沙汰してます雫

「ねーちゃん、頑張ってー」
「大丈夫だから落ちつけー」

うう…
落ちつけじゃないですよ
久しぶりに呼ばれたと思ったら…

「はい、そこ文句いわないー」
「大丈夫、キミはやれば出来る子ー」

ううう…
わかりましたよ

え、えーっと…
タキシードちゃんによると
ぐーたらで、ボンクラで
ズボラもんの秘書さんたちが…

わぁ、これボクが
言ったんじゃないですよ雫

タキシードちゃんが言ったんですからねっ!





で…、そのズボラもんで
どーしようもないおバカな秘書さんたちが
ブログ書かないから…

「おーい、待て待て」
「増えとるやないか…」

ああ、ついうっかり…

と、とにかく
秘書さんたちがブログ書かないから
みんな忘れてたんです

ボクが「中之島公園大人猫倶楽部」
三代目広報担当だってこと

ボクだって忘れてましたよ
そんなこと...雫





その上、茶白の長男だから
やっぱり部屋の責任者もボクだろうって
押し付けられるし...

「あ、人聞き悪いよ」
「押し付けられたとか言わないの」

いいえ、押しつけられたんですっ!
何か喋れって...

とにかく、今夜は
ここ最近思ってたこと喋ります







ボクたちの部屋には
いちばん大きなケージがあります

窓際の日当たりいい場所にあるから
そのケージの上は、ボクたちが大好きな
お昼寝スポットです

ケージの中も、三層になってて
日が当たると明るいんです

ダイに追いかけたりした時には
ボク、いちばん上の段にのぼって
そこで寝てたりしてました





あ、末っ子のダイは
時々、噛んだり叩いたり
なぜかボクにだけ意地悪なことするんです

いつも秘書さんたちや
お当番さんたちが止めに来てくれますが
意地悪する時のダイはしつこくて
とても困ってます

もちろん、昔みたいに
一緒にお昼寝する時もあるんですが...

可愛い末っ子だからって
いつも、ボクは庇ってたんですけど
ダイには鬱陶しいとか
しんどいこととかあったのかな...

うう...
ボクの、ボクの育て方が
悪かったのかもしれませんしょんぼり





「...ねーちゃん、わかったから雫
「うん、ちょっと話ズレちゃったね」

あ、そうでした
つい、うっかり...

で、ボクたちが重宝していた
そのケージなんですけど...

夏の終わりのある日
ずっと外してあった扉が付けられて
ケージ全体がシートでくるまれました

それで、その日からボクたちは
ケージの中に入れなくなったんです





しばらくの間、物音ひとつしなくて
あまりボクたちも気にしてませんでした

ただ、お当番さんたちが
いつもケージの中を覗いていたし
ご飯を運んだり、水を入れ替えたりしてたし
なにかいるのはわかりました

少しすると、時々シャーという声や
小さな鳴き声も聞こえてきて
そのうちドタバタ暴れるような音まで
するようになってきたんです

ボクは、のぞきに行かなかったけど...

チャミは好奇心旺盛だから
いつもケージの上から落ちそうになりながら
のぞき込んでました





ダイは、ああ見えて
とても怖がりで内弁慶だから
最初は見ない振りとかしてました

けど、ダイが近くに行くと
いつも必ず小さな声が聞こえてきて...

きっと、あれは呼んでたんですよね

それでも頑として
ダイは知らん顔してましたけど...

きっと少し緊張してたんだと思います





その頃には、もうケージの中にいるのは
女の子だってこともわかりました

もう赤ちゃんじゃないけど
まだ、とても小さな子

その子は、最初全然姿を見せなかったけど...

お当番さんたちがおもちゃを振ったりすると
そのうち、扉から顔を出したり
少しだけ出て来たりするようになりました

隣のれんちゃんやひめちゃん
ビビちゃんたちみたいな縞模様の子猫です





顔立ちがしっかりしてて
体のバランスが整ってるから
写真を撮っても子猫に見えないって
秘書さんたちは言うけど...

手足が長くて、頭が小さくて
ボクは、とても可愛い子だと思いました

みんなは、その子のことを
ちなつ」って呼んでました

だから、きっとそれが名前です

そして、ちなっちゃんは
ボクたちの部屋の新入りさん...

えーっと、そうですよね?

「ねーちゃん、すごいね」
「正解です、あんまり見に行かなかったのにね」





だって、今までボクは
あんまり小さな子に接したことがないし
ダイと同じで緊張するんです

けど、ちゃんとキャットウォークの上から
ちなっちゃんのこと見てましたよ

前は、かなり怖がってたけど
最近、秘書さんたちが扉を開けると
膝に飛び乗ってきたりしますよね?

すごく甘えて、ゴロゴロ言ってるのも
ちゃんと聞こえてました

「うん、なんか甘えん坊になってきたね」
「きっと...寂しいんじゃないかな」

そうですか...

ちなっちゃん、お母さんもいなくて
ひとりぼっちだったんですよね





ボクは、外ではつらいことも多かったけど
いつも、きょうだいが一緒にいたし
仲間もいたから...

やっぱり、それは
すごく心強かったって思います

けど、もしひとりぼっちだったら
ボクは今、ここにいなかったかもしれない...

詳しい事情とか知らないけど
ちなっちゃん、あんなに小さいのに
きっと頑張ってたんですね

「そうだね...」
「きっといろんなことあったんだろうね...」





ボク、ここに来てから
たまに考えることがあるんです

ずっと、ボクたちきょうだいは
人間が怖かった

どんなに優しそうな人でも
時々、ご飯を持って来てもらっても
どうしても怖くて近寄ったりできなかったし...

何かあれば逃げるか、捨て身で攻撃するか
それしか考えられなかったんです

それは、外で生きていくために
どうしても必要なことだったから...

ボクたち、そうやって大きくなったんです





もちろん、今はもう
ここにいる人たちなら怖くないですよ

ただ...

「ただ...?
「どうした...?

ただ、どうしてもボクたちは
上手く甘えることができないんです

話しかけられて、嬉しくても
撫でられて、気持ちよかったとしても
それがちゃんと伝えられない...

ちなっちゃんみたいに
膝に飛び乗ったりできないし
ゴロゴロもいえない

素直に自分の気持ちを伝えられないんです





ボクは、すごく慎重で臆病だけど
きょうだいたちを守る立場だったから
とにかく一生懸命でした

チャミは、案外意志が強いから
自分が思うようにしか行動しないです

けど、器用に立ち回れるから
不器用なボクとは大違いで...

ダイは、元々すごく寂しがり屋で
きっと、ずっと誰かに
甘えたかったんだと思うんです

けど、ずっと人間は
怖いものだと思って大きくなってきたから...

ダイには、どうしていいのか
わからなくなる時があるんだと思います

だから、撫でられてるボクを見て
イライラするんじゃないかなって...





ほら、隣に行ったつばさ
ある日突然、思いきり甘えるようになった時
ダイはすごくショック受けてたでしょ?

隣に向かって、必死に
『うらぎりもの』って鳴いて...

「うん、そうだったね」
「あれは、確かにそんな感じで鳴いてたね」

ボクよりも不器用なんです
ダイって...

本当に、ボクたちは
空回りしてばっかりですね

「うう、ねーちゃん...雫
「空回りしててもね、私たちは茶白のこと大好きだよ」

あっ、また話がズレちゃいました雫

ほら、秘書さんたちが
また、ぐーたらしてるからですよ!

「うう、それは余計だよ...雫
「ひとこと多いねーちゃんも好きだよ」





で、要するに
ボクが言いたかったのは...

今のまま、ちなっちゃんには
素直に自分の気持ちを伝えられる子に
育ってほしいって思うんです

本当は、ボクたち猫って
人に寄り添って、人と共に生きるもの
人から守られて、人に愛されるものなんでしょ?

外で生まれ育って
人を恐れて暮らすことしか知らなかったボクは
それを知った時、すごく驚きました

けど、もしそれが許されていたら...

ボクもチャミもダイも
きっと、もっと楽に
生きてこられたんだろうなって思うんです





だから、これから
たくさんのことを学ぶちなっちゃんには
本来の生き方を知ってほしいです

美味しいご飯も、楽しい遊びも
安心して眠ることも
素直に甘えて、可愛がられる喜びも
全部知ってほしいんです

もちろん、ここには
優しいお当番さんたちがいるし
ぐーたらだけど秘書さんたちもいます

みんな、ちなっちゃんのこと
いっぱい可愛がってます

けど、できることなら
ずっと寄り添って、ちなっちゃんを守って
愛してくれる人

ちなっちゃんだけの家族のそばで
大切なことを学びながら成長してほしい...

ボクは、そう思うんです

きっと、人と共に生きるって
本当はそういうことなんでしょ?

「うん...」
「そうだね...」





とにかく、ちなっちゃんは
しばらくボクたちの部屋で預かります

あ、でも気をつけて
お当番さんたちも秘書さんたちも
様子を見ててくださいね

まだ、チャミもダイも大丈夫ですけど
慣れて来たら知りませんよ

特に、今もちょっと怖がってるダイより
興味津々のチャミのほうが危険です

絶対おもちゃみたいに扱うと思いますから雫





だから、どうかはやく
どこかでちなっちゃんを待ってる家族を
見つけてくださいね

ホント、ぐーたらしてないで
よろしくお願いします

以上、責任者からのお願いでした

「...が、がんばります雫
「やっぱり最後までひとこと多かったね...」








「中之島公園猫対策協議会HP」
「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp



現在、ちなつの里親さん募集中です

もうすぐ生後4ヶ月
まだ少し人見知りはしますが
抱っこが大好きな甘えん坊になりました

元気いっぱいの可愛い女の子です赤ハート
皆さん、どうか応援よろしくお願いします

詳細は「里親さんになるために」をご覧ください猫

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最終更新日  2016.11.01 23:47:44
コメント(2) | コメントを書く
2016.10.27
カテゴリ:保護
前回のお話はこちら





「猫の部屋」に訪れた新しい出会い

台風の直前、Sさんに捕獲され
病院で待つ司令塔Aさんの元へ運ばれたのは
小さな女の子でした





捕獲器に入ったままの彼女を
病院まで届けてくださったカニバケツさんに
名付け親になっていただきました

いくつもの候補の中から
一生懸命考えて選んでくださった名前

ちなつ

夏の終いに来た子だから...と
カニバケツさんは笑っておられました

その可愛らしい名前は
「猫の部屋」の子が持つ苗字と合わせた時
より美しい響きになりました

中之島ちなつ
それが小さな彼女の名前です





私と第二秘書が
初めて、彼女に会ったのは
台風も過ぎ去った翌週の土曜日でした

捕獲直後、手術まで終えて
火曜日に「猫の部屋」へ来たちなつ

茶白部屋に置かれたケージの中
大きな耳をペタンと下げて
縞模様の体を小さくするのを見た時

ちなつが話しに聞いていたよりも
幼かったことを知りました





「小さいね...」
「うん、聞いてたより小さい...」

確かに顔立ちは
しっかりしていましたが
被毛は、子猫特有の手触りでした

威嚇する時に見えた歯は小さく
少し触ると乳歯なのがわかりました

目の色は赤みがかったカッパー
たぶん色が変わり始めたくらいの頃

威嚇したり、叩いたり
精一杯抵抗する彼女を抱き上げ
体重を量ったところ、1kgちょうど

普段、大きな猫ばかりを撫でている手には
頼りなく感じてしまうほどでした





事情があり、早めの手術になったこと
どうしても必要だといわれた耳先カット

思いきり下げた耳に入ったしるしと
強ばっている小さな背中が
痛々しく見えました







「猫の部屋」に来た日には
見ているとご飯も食べなかったちなつ

怖がる様子、威嚇する様子

お当番さんからの報告でも
やはり人に馴れている猫には思えませんでした

ただ、警戒心はあるものの
叩くことも、噛みつくこともしない

小さな威嚇を繰り返しながらも
その後、どうすればいいのかわからず
困っているような様子

自分の置かれた状況に
戸惑っているように見えたそうです





ちなつを捕獲した後も
もうボーダーライン周辺に猫がいないか
捜索を続けていました

猫らしき姿を見た、猫の声を聞いた...

いくつか情報も入りましたが
どれも不確かだったり、時期が少し違っていたり
彼女と結び付けられるものはありませんでした

そして、やっぱり
他の猫が姿を現すこともなかったのです

--- もう、どこかに行ってしまったのかもしれません... ---

ずっと見回りを続けていたSさんは
そう言っておられました





猫という動物は
基本的に単独で生活するといわれます

ただ、それは環境によって
かなり変わるものだと思います

例えば、街中のほんの小さな場所
多くの車や人に追われる場所だったら...

とにかく、生きていくために
早々と別れるしかない親子やきょうだいは
たくさんいるでしょう

けれど、もし許される環境だったなら...

大きくなってからも
母親やきょうだいたちと離れることなく
ずっと一緒にいることを
選ぶのではないかと思うのです





かつての公園内には
いくつものコミュニティがありました

そのひとつひとつは
親子であったり、きょうだいであったり
血縁関係のある猫たちが中心となって
形成されていたものです

途中でやってくる
新たな猫たちを受け入れながらも
彼らは、ずっと一緒に暮らしていました

そして、それが許される環境は
おそらく近隣の地域にもあったはずです

昔、工事に追われて
エリア内に逃げてきた猫たちがいました
今の茶白きょうだいです

そして、二年前には
出産と育児のため、静かな場所を求めて
居着いた親子がいました
れんと、ほたるみこ...





ただ、大きさから考えると
ちなつの誕生日は夏に入る前

もしも、あの場所で
育児をする猫がいたなら
必ず誰かの目にとまっているはず...

今は餌をあげる人もいないエリア内で
あの日まで姿も見せずに暮らしていたとは
どうしても考えられませんでした

あの、発見された時の
どこか落ち着いたような様子

そして、あの大きさになるまで
人との接点があったようには思えない様子に
ひとつのイメージが浮かびました





彼女は、どこか別の場所で育ち
あの場所まで移動してきたのではないか?

無理矢理、誰かに連れてこられたのではなく
いつも守ってくれる母猫と一緒に

彼女は、どこかへ移動する途中に
親とはぐれてしまったのかもしれない...

あの日、取り乱して
鳴き叫んだりしなかったのは…

まだ、自分の状況が
理解できていなかったからか?

それとも、まだ近くに
大好きなお母さんの気配が残っていたからか…?





今もまだ、ちなつに繋がる情報は
なにもありません

そして、ボーダーライン周辺で
知らない猫を見かけることもないままです







「ねぇ、ホント、どっから来たの?
「もしかして、お母さん待ってた...?

ケージに向かって話かけると
やはり体を精一杯小さくするちなつ

「あれからも、ずっと探してるんだけどね...」
「どこにも、だれもいないんだ…」





そっと、扉を開けると
小さくシャーと威嚇する声

けれど、やっぱりその後
しっかりした目鼻立ちの顔に浮かぶ
不安げな表情

「ごめんね…お母さん、見つけられなくて」
「ここで一緒にいよう」

片隅で震える彼女に
ゆっくり手を伸ばしてみると…

ぽてぽてと二度
手の甲をかすめたのは
小さくて暖かな肉球の感触

「んんっ?今のはなんだ?
「ふふっ、もしかして…」





それは、緊張で少し湿った猫パンチ

たぶん、それがあの時
彼女にできた精一杯の攻撃

その後は、やはり戸惑ったように
隅っこで耳をさげたまま
うずくまっていました

「きっと、まだ守られてたんだろうね」
「うん、そんな感じする」

下がった耳の付根、小さなおでこ
顔のまわりから喉元、首...

母猫がグルーミングするように
指先で撫でていくと
強ばった体から少しずつ
力が抜けていくのを感じました





そして、ずっとぺたんと寝ていた
大きくて長めの耳が元の位置に戻った頃...

聞こえてきたのは
ゴロゴロと喉を鳴らす音

「大丈夫、大丈夫だよ…」
「もう怖がらなくていいからね...」

小さな頭を片手で包み込みながら
親指でおでこを撫でていると...

いつの間にか、ちなつは
手に顔をうずめてウトウトしだしました





手のひらに乗る柔らかな重みと
ゆっくりと繰り返す寝息

それは、今ここに彼女が存在する証

まだ小さくて、ひとりぼっちだったけれど
それでも、ちゃんと生き抜いて
ここで巡り会ったのだから...

ちなつをたくさん愛してくれる人を探そう

もう、これからは
下手くそな威嚇も、不器用な猫パンチも
しなくてもいいように...





思いきり甘えて、喉を鳴らして
ずっと、幸せを感じていられるように...

ちなつの未来を探したい...

そう思ったのです








「中之島公園猫対策協議会HP」
「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp



夏の終わりに出会った子猫ちなつ
「猫の部屋」の末っ子です

すでに秋も深まり
保護から1ヶ月半が経過しました
現在、生後3ヶ月半
元気にすくすく成長しています

ちなつの里親さん募集を開始します
詳細は「里親さんになるために」をご覧ください猫

皆さん、彼女に幸せな未来が訪れるよう
応援していただければ嬉しいです
どうかよろしくお願いします手書きハート

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最終更新日  2016.10.28 00:06:46
コメント(3) | コメントを書く
2016.10.21
テーマ:夏の想い出(2)
カテゴリ:野良猫




こんばんは、第一秘書です

また更新が遅くなってしまいましたが...

今夜も夏の報告
これが最後の報告になります





11月を目前にして
もう夏休みの宿題だとか
冗談を言っている内容でもないため
少し真面目にご報告します

2016年9月
夏の終わりに私たちが出会った
小さな子のお話です







--- 見たことのない子猫がいます ---

ある木曜日の夕方
私は一通のメールを受け取りました

差出人は、バラ園のお母さんことSさん

第一発見者は、Sさんの知人
通りかかった時、猫の姿を見かけたため
急いで知らせて下さったそうです

Sさんが駆けつけたところ
植え込みの中に小さなキジ猫がいました

最初、Sさんには手のひらに乗るほどの
大きさに見えたのですが…

子猫は、ドライフードと缶詰を
しっかりと食べたそうです





そこは人通りのある細い道から
一歩入った場所

「猫の部屋」が担当するエリア内です

木陰に植え込みがあり
少し奥まっているけど見晴らしはよく
静かな庭のような場所

そして、そのすぐ前には
以前、ゲンさんを保護した場所
「猫の部屋」のボーダーラインがあります





ボーダーライン付近にいると
たまに知らない猫の姿を見かけます

特に繁殖期を迎える春と秋
たいていは隣接した地域で暮らす猫たちです

オス猫は、テリトリー拡大のためか
少し離れた地域から来ているような猫もいて
まれにエリア内にまで入る猫もいます

昨年、やはり頻繁に姿を見かける黒猫がいて
みんなで観察を行っていたのですが…

その途中で、その黒猫の耳先に
V字カットが付いたことがありました

そう、それは手術済みの証
誰かがTNRをしたというしるしです





しばらくその黒猫を観察したところ
私たちは、その黒猫についても
少し離れた地域から来ている子だと
確証を持ちました

けれど、そこは未知なる場所

元々、住宅地などではないため
周辺には、ほとんど地域住民の方はおられず
なかなか情報収集が難しいのですが…

偶然にも、何ヵ所かの地域については
活動する方たちにお会いする機会があり
早々に情報交換することができていました

ただ、このTNRされた黒猫が
暮らしているだろう地域については
そこにも猫がいるということと
お世話する方がおられるらしいという噂だけでした





何度か、その方角に戻っていく
黒猫の姿を見かけたため、追いかけてみましたが
残念ながら、猫にも人にも会えず

その後、耳先カットのついた黒猫は
ぱたりと姿を見せることがなくなり
私たちは調査を中断しました

ただ、3日ほどのうちに行われた
捕獲、手術、リリース

たぶん、まだすべての猫に
手術が完了したわけではないでしょうが...

初めて、その地域で
頑張っている方の存在が感じられた出来事に
とても心強い思いがしました





そんな経緯もあったため
いつもSさんは、この周辺での情報に
注意して下さっているのですが…

今回、姿を見せたのは子猫
これは初めての状況です

まだ小さな子がひとりで
あのラインを越えるのだろうか?

考えたくはないけれど
もしかして遺棄された子なんだろうか…?





もちろん、Sさんだけでなく
私も同じことを思いました

もしも、誰かによって遺棄された子なら
少なくとも人間の手を知っているはず

すぐに近寄ってくる子だろうか…
そのまま捕まえることができる子だろうか…

長年、精力的にTNRを続けておられるSさん
その中で、様々な状況にある猫たちと
出会ってこられました

初めて会った時の猫の様子から
読み取れることは多い…

Sさんの経験上の観察眼や行動に
今まで、私や第二秘書は
たくさんのことを学んできました





そんなSさんが観察した様子は...

あの日、植え込みの中に座る子猫は
鳴き声ひとつあげず
とても落ち着いていたそうです

ただ、ご飯をあげようと近づくと
その場から逃げ出せるように身構えて
何度か威嚇しました

そのため、少し離れた場所から
子猫を観察するSさん

しばらくすると警戒しながらも
置かれたご飯の器に近寄ってくる子猫

ただ、もしSさんが少しでも動けば
すぐに逃げられる体勢を崩さないまま
ご飯を食べたのだそうです





--- 人に馴れていないように思います…
素手で捕まえるのは難しいですね ---

小さいながらも
とても慎重で警戒心のある子

もちろん、その時点で
断言できるほどの確証はなかったのですが…

野良猫のお母さんに躾けられている子供

私は、まだ見ぬ子猫に
そんなイメージを持ちました





子猫がいる場所の周辺を含め
「猫の部屋」が担当するエリア内では
毎日、厳重な警備が行われています

詳しくは伏せますが…
もし、真夜中であっても
何か不審な動きをする人間がいれば
すぐに警備員の方たちが気付かれるはずです

そして、もちろん
以前、ほたるみこを保護した時のように
もし、そんな子猫がいるのなら
公園事務所のシルバーさんたちも
必ず、目にされるはずの場所

けれど、あの日まで
そんな情報は一切なかったのです





もうひとつ気になったこと

もしも、本当に遺棄された子猫なら...

今、ここで声を出しても大丈夫なのか
そんなことは考えないまま
母親を、きょうだいを、仲間を…
本能的に呼び続けないだろうか?

見たこともない場所に
ひとりぼっちでいる自分

その状況に気付いた時
もしも、これが大人の猫であっても
不安に押しつぶされそうになるはず

ましてや、まだ小さな猫だとしたら
その恐怖は計り知れません

大きな声でも、小さな声でも
子猫の鳴く声、あの独特の声を耳にして
誰も気付かないほど
人の目がない場所ではありません

けれど、子猫は落ち着いた様子で
鳴き声をあげることもなく
静かに座っているのです

もしかして、まだ近くに
母親やきょうだいがいるのではないか…?





私は、すぐに
司令塔Aさんへ連絡をいれました

もちろん、観察は必要でしたが
公園事務所への報告を急ぐ
案件だと感じたからです

話を聞いたAさんも
やはり同じ意見でした

おそらく、子猫である以上
すぐに保護依頼書が出されるはず

そして、もしかしたら
そこから、まだ話が広がっていく
可能性もあるかもしれない…





百戦錬磨のSさんでさえ
すぐに捕獲できそうにないなら
とにかくタイミングを図るしかない…

そのためには、毎日ご飯をあげて
もう少し観察する時間が必要でした

そして、同時に
他にも猫がいないかどうかも
注意しなければならない…

頭の中では、やるべきことを考えながらも
少し不安な気持ちになっていました





翌朝も、ご飯を持ったSさんの前に
子猫は姿を現しました

ある一定の距離を保ちながら
Sさんの置いたご飯を平らげて
少し窪んだ草むらに隠れてしまったそうです

やはり、まわりに他の猫の姿はありません

--- ご飯を狙ってるのかカラスが集まってきます
大丈夫だとは思うのですが… ---

前日は、落ち着いていたのに
よほどカラスが怖かったのか
この日は、少し怯えたような様子もあり
Sさんは心配されていました

それでも夕刻には
また、同じように姿を見せたらしく…

すでに、この子はここに居着いている
きっと、どこにも行くところがないのだと
思ったそうです





明けて、土曜日の午後
私も子猫を探しに行きました

初日、Sさんにフードを届けた美々さんが
子猫を見たという場所を教えてくれました

木々がたち並び、葉や枝でできた木陰の中
その子は、少し高い壁の上に
大人しく座っていたそうです

小さな頭、耳が大きくて
体は小さく細い子
もちろん、子猫には間違いない

ただ、案外顔立ちは
しっかりしているように見える…





美々さんも含めて
Sさん以外にいくつか届いた情報の中で
はっきりしなかったのが年齢でした

生後1~2ヶ月だという意見
4~5ヶ月くらいにはなるだろうという意見
かなりの差があったのです

ずいぶん、日が落ちるのも
早くなっていた夕暮れに
なかなか近くに寄らせず
ゆっくり姿を見ることができない子猫

どうしても判断しにくかったのは
仕方ないことだったでしょう





だから、あの日はどうしても
自分の目で確認したいと思い
探してみたのですが…

朝は、かなり警戒しながらも
Sさんのご飯を食べに来たそうですが
午後から子猫の姿は見られず

そして、引っ掛かっていた
他の猫の姿も見かけることもなく...

引き続き、翌日以降に
すべてを托すことになったのです





ただ、この時もやはり
私は不安でした

週明けの天気予報は大雨
大きな台風が近づいていたからです

川が近いため、大雨や潮位が上がる時には
水が流れ込んでくることも多く
エリア内は水没することもあります

その時の台風は
大阪に上陸するルートではなかったものの
かなり強い雨風が来るとの予報

潮位も高くなっていた時期
もしも、予報通りなら
子猫を外に置いておくのは危険すぎる

もしかしたら、もう悠長に
待っていられないかもしれない...

それは、Sさんも同じ考えでした





--- 子猫、捕まえました ---

Sさんから連絡が来たのは
翌日、日曜日の夕方のことでした

朝、ご飯を食べに出てきた子猫は
やはり集まってきたカラスに怯えていたらしく
あまり満足に食べないまま
植え込みの中に隠れてしまったとのこと

週明けからの天気のこともあり
捕獲するなら、もう今日しかないだろうと
Sさんは思ったそうです





この子の家族や仲間が
どこにいったのかはわからないけれど...

どこを探してみても他に猫はいない

だから、とにかく今ここにいる
この子を雨が降り始める前に保護したい...

きっと、その思いが通じたのだと思います

朝の件があったから
一か八かで捕獲器を仕掛けたけれど
すぐに入ってくれて良かったと
Sさんは、電話口で笑っておられました





その後、捕獲器に入った子猫は
やはり準備していた司令塔Aさんに托され
台風が来る前に病院へ運ばれたのです








「中之島公園猫対策協議会HP」
「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp



夏の終わり、秘書たちを待っていたのは
新たな出会いでした

次は、やっと会えた子猫との
初対面の日の話に続きます


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…といいながらも、やっぱりまだ更新停滞中雫
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最終更新日  2016.10.21 01:53:19
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