2014/02/02(日)21:33
みさえちゃんとおやつの時間
[おやつ] ブログ村キーワード 怖がりのみさえちゃんがワンルームを卒業し、約1ヶ月
ドミトリー生活にも慣れました
今日はそんなみさえちゃんの一日
お当番の朝
「猫の部屋」にやって来た秘書たち
「みんな、おはよう」
「みんな元気にしてた」
ワラワラと集まる仲間たち、朝ご飯を待っているようです
「あっ、ヒロコ」
「はいはい、わかりました」
そんな時にもみさえちゃんは、みんなと一緒にちゃんと出てきて
ご飯を待っています
「みさえ、おはよう」
「今、ご飯作るから待っててね」
小さくて怖がりさんのみさえちゃん
近寄って行っても、もう怒ったりはしませんご飯の後、みんな思い思いの場所でほっこり
食後のグルーミング゙、ウトウトと居眠り
みさえちゃんも奥のエリア、お気に入りの場所で落ち着いていました
「みさえはいつもここにいるね」
「ここ好きなの落ち着くの」
お部屋のいちばん隅っこ、お日様が差し、風が通り抜ける場所
いつもそこにちょこんと座り、一生懸命にお顔を洗います
「みさえ、お友達できた」
「みんなと仲良くしてる」
きょとんとしたお顔のみさえちゃん
そこへキジ猫ビビがやってきました
観察する秘書たち
ビビはみさえちゃんの横に座り、食後のグルーミング
「ビビ、みさえと仲良しなの」
「最近、よく一緒にいるの見るよね」
きょとんとしたお顔のビビ
でも秘書たちは知っていました
みさえちゃんがワンルームにいた頃
前を通りかかったビビが、中にいるみさえちゃんとお話していたことを…
「ありがとうね、ビビ」
「Yさんもビビがみさえと話してるの見たって言ってたよ」
怖がりの寂しがり屋さん、いつもひとりぼっち
似たようなところがある可愛いふたり
いっぱい仲良くなれれば嬉しいです居眠りから目覚めて、みんながウロウロとお散歩し始める頃
みさえちゃんはビビと一緒に、まだウトウト眠っていました
以前は近寄るだけで、すぐに目を覚ましていたみさえちゃん
今はソッと近寄って、寝顔を見ていても、
穏やかなお顔でスヤスヤ眠っていました
「みさえ、公園にいた頃より慣れたみたいだね」
「うん、前はずっとビクビクしてたから…」
ワンルームにいた頃、お顔を見るだけで怒っていたみさえちゃん
みんなは、すごく気の強い怖い子だと思っていたようです
でも本当は怖くてたまらないから、みさえちゃんは怒っていました
『お願いこれ以上、近寄らないで』
みさえちゃんの怒りの大きさ、
それは怖かった気持ちと同じ大きさ
だから…
今の穏やかなお顔を見て、少し安心している秘書たちです少しだけお日様が下に降りてくる午後3時
みんなが大好きなおやつの時間が始まります
秘書たちが袋を持って来ると、足元にまとわりついて離れない仲間たち
「はいはい、じゃあ今日は先にささみ食べる」
みんな嬉しそうにちょこんと前に座ります
少しずつちぎって、順番にお顔の前に持って行くと…
大きなお口を開けて、上手に食べる子
手をかけて大騒ぎで食べる子
まだ少し躊躇しながら、怖々お口を開ける子
まだお口を開けられないけれど、
手に持ったおやつをお鼻にピトッとつけても逃げなくなった子もいます
「うん、お鼻につけられるようになったら、もう少しで食べてくれるね」
「ほら、おいしいよ」
床にソッと置くと、安心して食べてくれます
仲間たちが集まっていても、みさえちゃんは後ろのほうに座っています
ビビは秘書たちの前を行ったり来たり
「最近、ビビはまた叩いて食べるようになっちゃったね」
「うん、先週は全滅だった」
しかし諦めずにビビにもおやつ
立ち止まり、少し考え、そのままの姿勢で…
”パシッ”
やっぱり今日も叩かれました
「…やっぱり今日もか」
「よし、後でかつおと煮干しでもトライしよう」
その様子を大人しく見ているみさえちゃん
「じゃあ、次はみさえにも」
「はい、おいしいよ」
目の前に出されたおやつを小首をかしげて、上手にパクリ
「みさえは本当に上手に食べられるようになったね」
「うん、公園でも手からおやつ食べてくれなかったもん」
おやつを持っている秘書の指、歯を当てないように
強く噛まないように、気をつけているのがわかります
何度も何度も小首をかしげ、おいしそうに食べる姿を見て…
秘書たちはみさえちゃんの進歩が嬉しいそうです
煮干しを手に仲間たちのところに行くと、柔らかいおやつのほうが好きなのか…
差し出しても食べてくれない仲間たちもいます
「タエちゃんは煮干し食べないね」
「大黒は好きだよ」
「ビビ、やっぱり叩くし」
「ももちゃん、本当にもう少しで食べられるよ」
「うん、ヒロコもちゃんとお鼻つけられるようになったよ」
みさえちゃんは煮干しも大好き
小首をかしげながら、上手にパクリ
「みさえは本当に好き嫌いせずに食べるね」
「たまに缶詰は好き嫌いして、残したりしてるみたいだけどね」
足元に転がる大黒ちゃんに煮干しをあげながら、何気なく、みさえちゃんのほうを見ると…
「…あれ」
「みさえ、何これ」
きょとんとしたお顔のみさえちゃん
その前に置いてある煮干しの頭
「みさえ、頭は残すの」
「これ食べないの」
念のため、もう1つ煮干しをあげてみる秘書たち…
小首をかしげながら、上手にパクリ
一生懸命に食べながら、これまた上手に頭だけを前に置きました
2つ目も3つ目も、頭だけ上手に並べているみさえちゃん
「みさえ、面白いこと出来るんだね」
「他の子も、たまに残してるの見たけど…」
「でも上手に頭だけ、前にポロンと置くんだね」
「すごいね、みさえ」
並んでいる煮干しの頭を見ながら、大笑いしている秘書たち
みさえちゃんは不思議そうに見ていました
晩ご飯も終わり…
少し涼しくなった「猫の部屋」
お日様も沈み、薄暗くなってきました
お腹もふくれ、いつもの寝場所でウトウトし始める仲間たち
みさえちゃんはお昼寝をしていた奥のエリアから、手前のエリアにやって来ます
夜の寝場所は、大きな発砲スチロールの横
必ずそこで、小さな手足をきちんと畳んで箱座りをしています
「みさえ、そこ寒くないの」
「どこか空いてる箱の中に入ったら風邪ひくよ…」
それでも動かず、ウトウトし始めるみさえちゃん
普通に座っていても小さい体、
きちんと箱座りしていると余計に小さく見えます
「寒くなったら、どこかに入って寝るんだよ」
「おやすみ、みさえ」
いつの日かみさえちゃんの小さな頭を撫でて、おやすみのご挨拶が出来ることを…
いつも秘書たちは夢見ています
「中之島公園の猫たち」nekomat@nifmail.jp
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