中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-

2010/03/29(月)08:10

重なる思い…

行政(28)

[行政] ブログ村キーワード 「猫の部屋」… それは、私にとって 第二のふるさと現在、ブログでご紹介している写真の「猫の部屋」は 三代目になります 2007年10月 大阪市の関係局には 中之島公園の閉鎖を知った全国の人たちから 多くの意見が集まっていました 公園内に暮らしていたホームレスさんたちは 早い段階から知っていたらしく 徐々に公園から出て行きました しかし、同じように公園に暮らしていた 私や仲間たちは、どうすることもできず 取り残されてしまうことが目に見えていました 危険が迫っている私たちのために 多くの声が集まりましたが どの関係局も、なかなか重い腰を上げてくれず 2007年11月1日 とうとう、中之島公園は閉鎖を迎え 予想通り、私や仲間たちは 無人の公園内に取り残されてしまいました 場所がない、前例がない その問題は、この局へ こちらでは対応出来ないので こちらの局へ 当時、関係局に電話をかけ続けた秘書たちが 毎日のように聞いた言葉… 腹が立って、大声で怒鳴ってしまったことや 途中で電話を切ってしまったことも 何度かあったそうですそんな状況が続く中で 唯一、話を聞いてくれたのが 中之島公園を管理する 公園事務所のおじさんたち おじさんたちは 毎日、お仕事が終わったあと 取り残された私や仲間たちに ご飯を運んだり、暖かな巣箱を作ったり 風邪をひいた子猫たちを 病院に運んだりしながら 上層部に働きかけを続け… 初代「猫の部屋」を作ってくれました行政関係者が市民の声に応え 野良猫たちを助けるために 場所を提供し、協力する… 前代未聞ともいえる活動の始まりです当時、私や仲間たちだけでなく あるホームレスさんが飼っていた 31匹の犬たちの問題もありました 公園事務所のおじさんたちは 動物愛護団体さんに協力を求め 以前から交流のあった司令塔Aさんや 他の動物愛護推進員さんたちにも声をかけて 何とか犬たちが助かるように いろいろと考えていました 初代「猫の部屋」の近くには 実は、公園内に残っていた「犬の部屋」もあり 司令塔Aさんと運び屋Tさんが お散歩途中の犬たちを「猫の部屋」の前に待たせて 仲間たちのお世話をする日などもあったのです  2008年5月 ビーチバレー国際大会の開催 メインゲートを設置する場所にあった二代目「猫の部屋」は 引っ越しすることになりました すでに犬たちは 協力してくださっていた動物愛護団体さん ARKのシェルターに迎えられたり 里親さんが決まったりして 公園内にはいなくなっていました 私や仲間たちとは違い 飼い主のいない犬たちには とても厳しい規定があるために 簡単に引っ越しすることはできません もしも、ビーチバレー開催までに 犬たちが残されていたとしたら… 犬たちの命が危険に晒されていたか ビーチバレー開催に 支障をきたす結果になっていたか どちらかだったでしょう その後、公園事務所のおじさんたちは 各方面に話をつけて、安全な場所を確保し 二代目「猫の部屋」を建ててくれましたそして、昨年8月… 「猫の部屋」は三代目になり 現在に至ります ホームレスさんたちの問題 犬や猫たちの問題 確かに、中之島公園には 本来、公園という場所に いてはいけないと言われる存在が抱える 多くの問題がありましたしかし、公園事務所のおじさんたちは その多くの問題に対して 根本的解決を望んでいました その場所からいなくなれば それでいい… それでは何も解決しないことを しっかりと理解していたからこそ ホームレスさんに自立を促し 動物愛護団体さんや推進員さんに協力を要請し 市民からの声に応えて 自分たちのできることを考え 協力してくれたのです 社会的な立場や行動を起こした理由 それぞれ違う部分は多いです しかし、重なり合う部分で ひとつにまとまることができたから 大きな結果をもたらした… その象徴が「猫の部屋」です そして… もう二度と同じ過ちを 繰り返してはいけない それは、中之島公園に深く関わった すべての人たちに共通する願いだと 私は思います      「中之島公園猫対策協議会HP」 info@nakanoshima-cats.com 「中之島公園の猫たち」 nekomat@nifmail.jp 現在、コメントレスをお休みしています。 本当にすみません 皆さんからの温かいコメントは、すべて読ませていただいています。 たくさんの勇気と元気をくださって、本当にありがとうございます ランキング参加中!ポチッ、ポチッ、皆さんの応援で「猫の部屋」の未来が繋がります。

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