中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-

2010/06/09(水)23:44

多くを求めることなかれ…

日常生活(507)

[願い] ブログ村キーワード 人にも様々な姿形があるように 猫もそれぞれ違うのは 当たり前のこと立派な体つきを誇る男子が少食だったり 小っちゃくてスマートな女の子が ご飯をガツガツ食べていたり ギャップがあって 何だか可笑しくなることも特に顔立ちは 毛色によっても印象が変わるから 人より個性豊かだといえるかもしれません人の顔を描く時 まず輪郭を描いたあと 顔のほぼ中心に鼻を描き 目と眉毛を上の部分、口を下の部分に配置 パーツのバランスを変えるだけで 顔の雰囲気はかなり変わります面長で鼻が長く 目が上のほうにあれば 典型的な大人顔しかし、反対に子供顔の場合は 丸い輪郭を描き すべてのパーツを下のほうへ集めて おでこ部分を広くすれば出来上がり「これ、猫でも同じかもよ」 「あっ、ホントだ」丸顔、三角、ハマグリ形 つぶらな瞳や真ん丸お目々 「猫の部屋」の仲間たちも それぞれがまったく違う顔立ちその中で大人っぽいお顔や 子供っぽいお顔があると思うのは やはりパーツの配置とバランスで そう感じるのだと思います 「小っちゃい時から変わらないし」 「うん、典型的な顔」少し平たいハマグリ形の輪郭 ちょこんとしたお鼻と真ん丸目は お顔の下のほうに集中 耳の付け根から目までの間 猫にしては額が広く、見事な子供顔の典型相変わらず、ももちゃんは No.1のベビーフェイス「猫の部屋」にやって来た時のももちゃん 今より少し小さかった体に 子猫時代の名残か ほわほわした柔らかな毛を背中になびかせ 愛らしいお顔を少しだけ斜めにして ワンルームの中に座っていましたそんな彼女の姿に 心奪われた人たち、数知れず特に人間男子からの人気が 圧倒的に高かった彼女には 小悪魔という称号が授与されました「ももちゃん、あの頃から変わらない」 「ホントに人間は、どんどん老けてるというのに…」出会った時から二年が過ぎたのに 何も変わらないももちゃんを ちょっぴりくたびれた秘書たちは いつも羨ましそうに見つめています そんな可憐なももちゃんですが このお顔に騙されるべからず こう見えて、かなりのおてんば娘 おもちゃを見れば きれいなお目々には野性の光 たまに恐ろしい表情で 仕留めた獲物を抱え込みます「…もも」 「案外、放送禁止の顔するよね」黙っておすまししていれば どんな雑誌の表紙でも飾れそうなのに しかし、このギャップが 小悪魔ももちゃん、最大の魅力だと 秘書たちは思っています そっと手を伸ばせば すぐ届く場所にある 可愛いお顔、撫でやすそうな頭 きれいなラインの背中一緒に遊んでいる時は足にぶつかり もこもこしたお手々が おもちゃを持つ秘書たちの手に 触れることもあるのに…時折、ももちゃんが撫でられない子だと 忘れてしまいそうになるほど その距離は近いですただ、踏み越えようとすると するりと身をかわし、すぐに離れる距離 それでも追いかけたくなって 離れた彼女に触れようとすると 可憐なお顔と優しい体つきは強ばり 激しい拒絶が待っています彼女にとって この距離が今の精一杯あまり人と接しないまま 大きくなってきたから ももちゃんは甘えることや 撫でられることが怖いのだと思います ゴロゴロ甘える仲間たちのことを いつも不思議そうに そばに座って見つめるももちゃん ももちゃんだけでなく この「猫の部屋」には そんな仲間たちが多いですそんな不器用な仲間たちを 是非、家族に迎えたい… 今までに優しいお申し込みを いくつもいただきました そんな時、秘書たちは いくつものシミュレーションをしますしばらくご飯を食べなかったり、姿を現さなかったら 撫でようと思っても逃げてしまったり 怒って叩いてしまったら そんな状態でも 病院へ連れて行かなければならなくなったら 捕まえてもらえるか お薬はどうか目薬はさせるか 迎えたいと願ってくださるご家族が どう対応されるだろう…新しいお家の環境に慣れ 暮らしのリズムをつかんだとしても 新しいお顔を見せてくれるかは未知数 常に多くのものを求める人なら たぶん一緒に生きることは難しい もしも、すでに今の姿が 仲間たちの精一杯だとしたら その姿を丸ごと 受けとめてもらわなければならないから… 「家庭内野良猫になるなら構わない ただ、何かあった時には たとえ怒られようと叩かれようと 一気に距離が逆戻りしようとも… この子が元気でいられることならできる」 「今のままのこの子が愛しくてたまらないから どんな時でも一緒にいよう…」 そこまでの覚悟を持つ 優しい人との出会いがあれば 人も猫も幸せになれるはずです そして、そんな出会いから始まれば 未知への扉が開くことだってあるのかもしれません 「まあ、ハードルは随分高くなるよね…」 「でも、その子の一生を背負うわけだから…」 たまに真面目な話をしていると やっぱり不思議そうに小首をかしげて 秘書たちを見つめるももちゃん「もも、わかる」 「そうそう、無理矢理捕まえたりするのも愛なんだよ」過去に病院や引っ越しなどで 嫌がるももちゃんを何度も捕獲し その都度、逆戻りした彼女との距離に 悲しい思いをしたことのある秘書たち しかし、その思いは なかなか彼女には伝わらないようです「多くを求めてはいけない…だったっけ」 「…」     「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com 「中之島公園の猫たち」 nekomat@nifmail.jp 人目をひきつける愛らしい顔立ちに 小悪魔的な魅力がいっぱいのももちゃん 彼女に恋焦がれる人たちは多いのですが なかなか思いは遂げられず… ただ、表面的なことだけでなく 今のままのももちゃんを受けとめてくれる優しい人と出会ってほしい いつも秘書たちはそう願っています   ブログランキング参加中!ポチッ、ポチッ、いつも応援ありがとうございます。

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