[いのち] ブログ村キーワード
一昨日は、拓夢のことを思い出しながら
居場所について考えていました
世の中には、何でこんなに多くの犬や猫が
追い立てられるようにしながら
生きているんでしょう
居場所を求め、彷徨い歩き
邪魔にされたとしても
それでも、生きていられる仲間たちは良いほうで…
生きることすら許されない
仲間たちのいる現実が
目の前にあります
例えば、年間30万匹以上の犬猫が
殺処分されているというニュースを聞いて
驚いたり、胸が苦しくなったりする人は
とても多いと思います
ただ、あまりにも数が多すぎて
命が消えていることを
具体的にイメージできなかったりする人は
多いのかもしれません…
数字で表せば30万匹以上
厳しい環境で生き抜くことができず
消えてしまった数を足せば
どれくらいの数字になるでしょうか
その数字のひとつひとつは
一括りにできない大切な命
それぞれに、いろんな可能性を持ち
この世に生まれてきたはずの命です
性別も年齢も違う、毛色も性格も違う
どこで生まれて、どんな暮らしをしてきたかも違う
それぞれに、お母さんやお父さん
兄妹姉妹がいて、仲良しの友だちがいて…
名前だってあったかもしれない
優しい人の手の温もりだって知ってたかもしれない
いろんな思い出もあったかもしれない
追い立てられながら生きる仲間たちも
すでに消えていった仲間たちも
私や「猫の部屋」の仲間たちも
みんな同じです
たったひとつの命を失っても
こんなにも寂しくて
命の重さを感じるのに…
どこで生まれ、いつ誰と出会うか
そこで進むべき道が大きく変わるのでしょう
でも、本当は…
どこで生まれても、誰と出会っても
左右されることなく
みんなが安らげる居場所を持ち
与えられた命をしっかりと生きられる
社会になってほしい
そんなことを思いました
一昨日、お知らせした迷い犬
五郎蔵君のお話
すでにご存知の方もおられるでしょうが
五郎蔵君は、yukipapaさんのお家の子として迎えられます
詳しくはyukipapaさんのブログをご覧ください
「パグと猫5匹と思い出1匹。」
お忙しい中、嬉しいメッセージをいただいたのですが
その中でyukipapaさんは
こんなことを書いておられました
自分たちの気持ちが
安らぐことは何かと考えて決めた…
弱っている五郎蔵君を見て
きっと戸惑われていたはずです
お家の事情、ユキさんたち先住さんのこと
かなり悩んでおられただろうと思います
それでも、五郎蔵君を家族として迎えることが
yukipapaさんと奥さんにとって
いちばん気持ちが安らぐ選択だったそうです
そう決めてから
少し楽になったとも書かれていた
yukipapaさん
気持ちを押し付けることのない
心からの優しい言葉
素敵なパパとママに出会い
居場所を見つけた五郎蔵君の余生を思うと
胸がいっぱいになりました
「動物たちのために、しなければならない」
そんなふうに意識するのではなく
誰もが、ごく当たり前のこととして
命あるものと向き合い
自分のできることをする…
そんな社会になれば
きっと多くの仲間たちが救われるのでしょうね
「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nekomat@nifmail.jp
五郎蔵君、実は私と秘書たちにとって
どうしても忘れられない子に似ていました。
優しいyukipapaさんと奥さん、ユキさんと猫さんたちと一緒に
穏やかな時間を過ごしてほしいです
皆さん、本当にありがとうございました
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