中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-

皆さん、こんばんは

中之島公園大人猫倶楽部
三代目広報担当のねーちゃんです



「猫の部屋」は
大人猫ばかりが暮らす場所です

だから「大人猫の魅力」を
たくさんの人にお伝えするのが
ボクの大切な使命なんです

でも、なかなか言葉では伝えられなくて…

で、困ったボクの作戦
それはTVに映ること

言葉では上手く伝えられないので
無邪気なところをアピールしてみました

頑張ったんですよ…

まあ、普段通りに遊んだだけなんですけど

知らない人が来ると、緊張したり
怖がってた頃から比べて
普段通りでいられるようになっただけ
ボクも進歩したんです



なのに…

「えっ、あれはダイちゃんじゃないの」

なんて言われちゃいました
違う、ボクです

ダイは怖がりだから
やっぱり隠れて出てこなかったんです

「猫の部屋」には、
人と接することに慣れている仲間もいれば
慣れていない仲間もいます

公園の全面閉鎖があったから
ボクたちは全員、行き場を失って
「猫の部屋」に来ました

それ以外に生きる道がなかったんです



「大人猫の家族を探すだけでも難しいのに
馴れていない大人猫だと、その何百倍も難しい…」

そんな言葉をよく耳にします

今の「猫の部屋」で
誰にでも撫でられるのは
くーちゃんとフクちゃんくらいだし…

余程、ボクたちのことを知ってもらわないと
きっと難しいんだと思います

もちろんボクもそうです

知らない人が来ても
やっと様子を見にいけるようになったけど
ちょっと前だったら、ダイと同じように
箱の中に隠れていたかもしれません

今も「猫の部屋」が安全な場所だとわかってるから
様子を見にいけるけど
もし、知らない場所に行ったとしたら
その場所が安全なのかどうか
安心するまではやっぱり隠れてしまうでしょう

優しい家族に出会うのは
ホントに難しいのかもしれません…



でも、ボクたちには
コウイチくんやペペちゃん、ミミちゃん
モードさん、アミルちゃん…

人と接するのに慣れてなくても
優しい家族と巡り会えた
たくさんの仲間たちがいます

「この子を家族に迎えたい…」

卒業生のご家族は
皆さん、そう言われました
馴れている、馴れていないではなく
その仲間自身を選んでくださいました

年齢とか顔立ちとか、毛色とかじゃなく
ありのままの姿を受けとめ
ゆっくりと時間をかけ、安心させてくれた
優しくて温かい人たちがいました

だから、きっとボクたちにも
どこかにいるはずなんです

ボクたち自身を選んでくれる人
ボクたち自身を待っていてくれる人

いつか必ず、出会えるように
野良猫だったボクたちの本当の姿を伝えていくのが
広報担当の役目なんですよね



初代広報担当の
アミルちゃんの言葉を思い出しました

「大人猫との出会い、それは恋愛と似ている
今までの生き方と、それぞれの個性を尊重して
お互いに認め合う…」

ボクたちの個性を認めて
尊重してくれる恋人がどこかにいるはず

その人が、ボクたちと暮らせる環境にいて
ボクたちと暮らせるタイミングであること

もしかしたら、それは
何百万分の一の確率なのかもしれない…

でも、ボクは
その恋人を見つけるために
これからも広報担当として活動し続けます










お詫びとお願い


「猫の部屋」の一般公開はしておりません
見学ご希望についても
大変申し訳ありませんが、すべてお断りしています
詳しい場所など、非公表としておりますので
どうかご了承ください

また、猫の保護のご依頼には対応できかねます
事情をお察しの上、ご理解いただけると幸いです

なお、お問い合わせに関しましては
すべてメールでの対応となります
協議会HP、もしくはブログのメールアドレスまでご連絡ください
携帯電話からでも結構です

公園事務所では
対応されていませんので、くれぐれもご注意ください

「中之島公園猫対策協議会ＨＰ」 web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp

「猫の部屋」卒業生の中には
お家猫になって、半年、一年と時間が過ぎても
少しずつしかご家族との距離を縮められない子もいます
それでも大切に見守って、少しの変化を喜んでくださり
「同じ空間にいるだけで幸せです」とメールをくださる里親さんたちに
秘書たちはいつも感謝しています

ありのままの姿でいられる本当の居場所を見つけたい…
出会えたことが幸せだと思える瞬間は
きっとすべての仲間たちにやってくるはずですよね

　
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