[命日] ブログ村キーワード
こんばんは、第一秘書です
今夜、ここ京都では
五山の送り火が行われました
今年は、連日
送り火の護摩木を巡る報道が続き
京都の街は、騒然としていました
そのことで、心を痛める方たちも
多かっただろうと思います
![うちの町内のお地蔵さま、お地蔵さまは子供の守り神だと言われています。きっと猫も護ってくれるでしょう…](https://plaza.jp.rakuten-static.com/api/Proxy.php?a=http%3A%2F%2Fimg.mypicturetown.com%2Fcache%2FLR3kHDWYY%253DAV4%2ACx.dIx428NYaVK8tAEpgsUjfo69F%25266ThCcnFF5Ucd9EqzbcCY%2Fitem.JPG%3Frot%3D1&b=b39e9b5f9387cab35bcb7ca239ed9237)
五山の送り火は
規模の大きさと美しさからか
夏のイベントのように思われがちですが
本来は、お盆に戻ってこられたお精霊さんたちを
再び、冥府に送り出すため行われる儀式です
鎮魂、祈り、願い…
そこに込められる思いは様々でしょうが
今は、もう会えない誰かを思いながら
山々に灯される送り火を拝み
静かに送り出します
幼い頃から、私も
迎え鐘と送り火の由来を教えられました
送り火は手を合わせて、静かに拝むもの…
いつの間にか、それが自然と身についていました
ずっと条件反射のようだったことが
私の中で、深い意味を持つようになったのは
やはり身近な存在を亡くしてからです
どうか、迷わないように
また、来年ここに戻ってきてくれるように
いつも思ってるから、忘れないから
ずっと大切だから…
そんなことを思いながら
毎年、この日を過ごしています
![真っ赤なほおずきは、秘書が子供の頃のお盆の思い出なんだとか…。カゴに入れ、お供えしています。](https://plaza.jp.rakuten-static.com/api/Proxy.php?a=http%3A%2F%2Fimg.mypicturetown.com%2Fcache%2Fd.NuwLg8_oq%253D5QEYePYvps%2AT6CqBL6Q%253D%253Dm-Q8lo1C.XQl7Y5n-Xai%253D.Jn.FXANX%2Fitem.JPG%3Frot%3D1&b=7089c089fe07743d6d31a2eea84a282c)
今年は、少し複雑な思いを抱きながら
送り火が灯される時間を待っていたのですが…
やはり、あの火を見るだけで
自然と思いが溢れてくるようで
手を合わせて、いろんなことを祈っていました
![](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/88/0000674488/07/img9ba49907zikczj.gif)
三年前から、私には
送り火に祈りながら
思い浮かべる顔が増えました
最初に増えたのが
拓夢です
今日、8月16日は
彼の三回忌でもありました
彼は「猫の部屋」がスタートして
初めて、私たちが亡くした猫です
FIP-猫伝染性腹膜炎-という病気が原因でした
私は今でも、この病名を聞くと
あの頃の拓夢を思い出します
根治療法がないといわれるFIPが
憎くてたまらなくなります…
![今日の京都の空、朝、雨が降ったところもありましたが昼からは晴れました…](https://plaza.jp.rakuten-static.com/api/Proxy.php?a=http%3A%2F%2Fimg.mypicturetown.com%2Fcache%2Ff7.Tf36q-H0LOPesV-wAkwn0RPcrM3TRUgE%2AqcOJ5jUoqlAJC9iihWje90DHxgt%2Fitem.JPG%3Frot%3D1&b=22e6f6c1255d13b2487f1c04867d8c3c)
彼には、遠くで待つ大切な人がいました
とても怖がりで人馴れしていない猫でしたが
何よりも彼を大切に思い
一緒に暮らすことを望んでいた人がいました
けれど、彼は願いも虚しく
この五山の送り火を追いかけるように
逝ってしまいました
今も思い浮かぶのは
怒ったあとの拓夢の顔です
見とれてしまうほど大きくて
堂々とした立派な体つきなのに
怒ったあと、いつも必ず
少しだけ情けない表情になる彼が
私は、大好きでした
たった一度だけ、とても小さく弱く
子猫のように泣いた彼の声が
私は、忘れられません
![夏の雲は、特にいろんな形に見える気がして上ばかり向いてます…](https://plaza.jp.rakuten-static.com/api/Proxy.php?a=http%3A%2F%2Fimg.mypicturetown.com%2Fcache%2Fs-%2525aayg-bNg%253DYfDe0TwNfvnmeoId.qEaAC%253DK%253DepA36xmHp4YQm%2AHdLDHuDSd0aF%2Fitem.JPG%3Frot%3D1&b=c23aeaf40569bb1ceccbc57895b90e84)
もし、今でも元気にしていたら
どんな表情に変わっていただろうと
彼を思い出すたびに想像します
それが見られなかったことは
とても悲しいのですが…
最後まで彼は、一生懸命に生きました
一瞬たりとも、彼は
生きることを諦めませんでした
どんなに苦しくても
どんなに厳しい場所に暮らしていようとも
いつだって、動物たちは一生懸命に
毎日を生きようとするのだろう…
それを教えてくれたのが拓夢でした
![少し日も暮れようとしている頃、仲間たちも空を見上げて、送り火を待っていたでしょうか…](https://plaza.jp.rakuten-static.com/api/Proxy.php?a=http%3A%2F%2Fimg.mypicturetown.com%2Fcache%2FwI5pEmdcmTmRSHKio5wG%2526mQq9axxqAI3Xhf-bAw7_IHmk8TlofY%2525rSK0o6zKjic%2Fitem.JPG%3Frot%3D1&b=bc7ef58fd36f9cdd0038123ac917c671)
普段は特に、信心深くもないのですが
この街に生まれ育った者として
京都特有のお盆の儀式を
ずっと大切にしていきたいと思っています
来年も再来年も、これから先も
大切な人たちと
一生懸命に生きた動物たちを思い浮かべ
五山の送り火に祈るでしょう
拓夢、みんな…
またね…
「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp
![](https://image.space.rakuten.co.jp/lg01/88/0000674488/09/img50841bfczikdzj.gif)
皆さんの大切な誰かが迷わず戻れるように…
また来年、ちゃんと帰って来られるように…
心から祈っています![きらきら きらきら](//plaza.jp.rakuten-static.com/img/user/emoji/h420.gif)
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拓夢、ずっと忘れないからね…