中之島公園の猫たち-SAVE THE CATS IN NAKANOSHIMA PARK-

2011/10/30(日)23:11

約束するよ…

日常生活(507)

[通院] ブログ村キーワード 最近、秘書たちが お当番の日になると 病院へ通っている理由… それは、モデルちゃんの通院のためです 実は、腎臓の数値が高くなり 先生と相談の結果 週に二回、通院することになったのです 猫は、あまり水を飲まない動物 元々、腎臓の機能は 良くないと言われます 年齢と共に、低下しやすい腎機能 できれば、子供のうちから 食事や水の取り方には 注意したほうが良いです モデルちゃんも年齢を重ね 少しずつ、少しずつ 機能の低下は起こってきました しかし、彼にしてみれば 食欲もあるし、鼻水や熱が出たりするわけでもないし 『なんで、病院に行かなきゃならないの』と 納得いかないこともあるのでしょう 最初の何回かは 大人しかったモデルちゃんも ここ最近は、病院の時間が近づくにつれ かなり怪しんだ目で 秘書たちを見るようになりました 「大丈夫、ちゃんと連れて帰ってくるから」 「私たちが嘘ついたことあったか信じなさい」 信じなさいと言われて 『はい、そうですか』などと 猫が従うわけありません 朝ご飯前には、擦り寄ってくる彼も お昼くらいから、徐々に警戒し始め… 午後3時を過ぎると 捕まえられないようにと思うのか いつも、ややこしい場所に身を潜めます 「うぎゃ、今日はこんなとこか」 「モデルめ、考えたな…」 棚と棚とが交差する、奥の隅っこ 柱があるため、手が届きにくいとわかっているのか いちばん下の段に、もぐり込み 壁に張り付いて、昼寝するモデルちゃん しかし、そんなことで 負けていられない秘書たちは 洗濯ネットを手に寝転んで 頭からネットをかぶせていきます もちろん、彼だって 大人しくしているわけもなく ジタバタするし、シャーと威嚇もするわけですが 以前ならあった、尖った爪の攻撃 今のモデルちゃんは、もうそんなことしません たぶん、半分くらいは 彼も理解しているのだと思います どうしても、病院に 行かなきゃならないこと ここで嫌がっても 決して、秘書たちは諦めてくれないこと… そんな、葛藤と 抵抗の狭間にいるモデルちゃんに気づき 必ず、そばにやって来るのは ちびたちゃん 彼女は、モデルちゃんにとって 頼りになる、お姉さんがわり いつでも、二匹をかばっていた 偉大なる、ふさこちゃん亡き後 どうやら、ちびたちゃんは 甘えん坊の弟を守る役割を 引き継いだようです 「ちびた、モデル貸りるよ」 「ちゃんと連れて帰ってくるから、ロマンと待っててね」 キラキラと光る目を細め 迫力満点の彼女 もちろん、こちらも 秘書たちの至近距離に来て グルルと恐ろしい声を出したりもします けれど、そこで 秘書たちは、いつも思います ちびたちゃんは 怒った顔をしているけれど 秘書たちの言葉を待ってる 何か言うのを待っているようだと… 「ねっ、何で病院行くのか理由を考えてごらん」 「ホントは、アンタもわかってるよね」 怒った顔を崩さず ちょっと考え込むように 彼女は、秘書たちに向かって パチッと瞬きをします それは、彼女の肯定 そのまま、箱座りになり 秘書たちの問いかけに 瞬きを繰り返す彼女 ちびたちゃんも、やっぱり理解していると 秘書たちは、いつも思うのです そんな、ちびたちゃんと 洗濯ネットの中のモデルちゃんを見て ロマンも同じく 真ん丸のびっくり目をしながら 遠巻きにシャーなどと言いますが… 「…アンタは便乗しただけでしょ」 「うん、ちょっと腰ひけてるし」 そんな、問いかけに ロマンもまた、オドオドしながらも パチクリと瞬きするから 秘書たちは、いつも大笑い 勇敢なちびたちゃんと オドオドしたロマン 二匹に守られる、モデルちゃん ちょっと不思議な関係だけど やっぱり、特別室のチームワークは とてもいいです 病院から戻ったモデルちゃんを いつも、ちびたちゃんは 走って迎えにきます キャリーから飛び出した 彼の頭から背中へと 毛繕いしていくちびたちゃん その時の彼女の顔は 慈愛に満ちた表情 まるで、大切なものを 確認するかように抱きしめて 包みこむかのように見えます そばで見ていた秘書たちを振り返り キュッと目を瞑る彼女 その瞬きは、お迎えの挨拶か それとも『ありがとう』の意味なのか… 安心したような表情のちびたちゃんに 秘書たちは、声をかけます 「ちびた、ただいま」 「さてと、3匹揃ってご飯食べようか」 そんな様子を遠巻きに眺めるロマンも やっぱり、ホッとしたような表情 「あの子たちには、絶対に嘘ついたりできないね」 「うん、そう思う…」      「公園ねこについて考える」セミナー 【日時】 2011年11月5日 午後2時~4時 【場所】 TKP大阪本町ビジネスセンター7階 【定員】 150名(先着順) 詳しくは「10月3日の日記」をご覧ください いよいよ、次の土曜日 「公園ねこについて考える」セミナーが開催されます 「中之島公園猫対策協議会」代表 司令塔Aさんもゲストとして パネルディスカッションに参加 もちろん、秘書たちはじめ お当番さんたちも見に行きます たくさんの方たちに ご来場いただければと思います 11月5日、この街に暮らす 公園ねこの未来を みんなで考えてみませんか 新しい試みを大阪から全国へ…             「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com 「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp  『病院から帰ると、いちばんにご飯をもらえる』 どうやらモデルちゃんは、そう認識したようです。 『モデルちゃんが戻ってきたら、一緒にご飯を食べる』 ちびたちゃんとロマンもそう思っているのか 毎週、3匹が揃って、期待に満ちた目を秘書たちに向けます そんなこんなで、ここ最近 土曜日の晩ご飯は、特別室がいちばんになるため 周囲から、猫とは思えないブーイングの声 「ああ、お隣からヤギとか鳥の声が聞こえる…」 「うん、向こう側には、どうやらサルもいるみたいだよ…」   猫 ボランティア・保護活動ランキングへ 人気ブログランキングへ ブログランキング参加中ポチッと応援よろしくお願いします

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