2014/03/18(火)03:12
天使と日向ぼっこ♪
ご飯に、おやつ
お昼寝、おもちゃ遊びに
追いかけっこ…
いくつになっても好きなものは
たくさんあるけれど…
「うーん、お日さまが気持ちいいね」
「みんな、日向ぼっこできるよー」
窓から差し込む
春の優しい日差しを全身に浴びると
縮めていた手足が自然に伸びる
普段より少し丁寧な毛繕いで
だんだんと眼が細くなっていき…
ふわわぁ…っと
大きなあくびがひとつ、ふたつ
予定もなく、訪問する人もない
のんびり静かな昼下がり
ぽっかぽっか、日向ぼっこしながらのお昼寝は
仲間たちが大好きな時間です
南向きの窓から入るお日さまを受けて
日向ぼっこする茶白男子
普段は、やんちゃし過ぎるから
何かと怒られることが多い3匹だけど…
暖かそうな色の毛並みを
日差しに、きらきら光らせている姿は
見ているだけで幸せな気持ちになるほど
無邪気なものです
「おお、天使降臨…」
「寝てる時限定の天使ね」
この日、特等席のベッドを占領し
日向ぼっこしていたのは、ダイ
丁寧に全身を毛繕いしていたものの
意識は半分、夢の中
無意識に動かしていたはずの手が
ピタリと止まった時には、完全に瞳は閉じて
すーすーと安らかな寝息
ダイは、まるで
子猫がミルクを飲む時のように
少しだけ開けた口を動かしながら
熟睡していました
「ふふっ、ダイも子供の時から顔変わってないね」
「うん、なーんか幸せそうな顔しちゃって…」
本当は、とても甘えん坊なのに
相変わらず、素直に甘えられない末っ子
ぐずぐず言ったり、やんちゃをしたり
わがままな行動ばかりしているのは
甘えたい気持ちの裏返し
どうか、自分に構ってほしい
どうか、自分を見てほしい
ちょっと天然系の長男や
案外、ちゃっかりしている次男よりも
たぶん、その気持ちが大きいのは、彼
本当に、何年経っても
どうしてこんなに不器用なのかと
いつも秘書たちは思います
「あ、ダイ、変な格好になってる」
「なんなのそのポーズは…」
最初は、お行儀よく
手足を揃えて、伸ばしていたものの
いつの間にか、仰向けになって
両手を大きく広げて…
いったい、どんな夢を見てるのか
「もし、ダイがそんなポーズで飛びついてきても、ちゃんと受けとめるよ」
「うん、たとえ、それが爪全開だったとしてもね」
そう言いながら笑う秘書たちの耳に
かすかに聞こえてきたのが…
--- う゛ぇ… ---
「えっ…」
「ダイ…」
--- う゛ぇ…、う゛ぇぇ… ---
「ダイ、どした…」
「起こしちゃったか…」
つい、さっきまで
変な格好で眠っていたはずなのに…
確かに、ダイは
秘書たちのほうへ顔を向けて
小さな声で鳴いていました
ただ…
「あれ寝てるよね…」
「うん、きっと寝ぼけてる…」
顔を上げているのに
瞳は完全に閉じられたまま
明らかに、まだ夢の中にいて
目覚めてはいない様子
けれど、どこかから聞こえる自分の名前に
ダイは、反応したのでしょう
そして、そのまま毛布に顔を埋めて
また、安らかな寝息が…
「うわ…、今、不覚にもやられた…」
「なんか、もうダイってヤツは…」
普段の不器用さと相まって
ちょっと健気なダイの寝ぼけ方にノックアウト
のんびり静かな昼下がり
ウルウルと込み上げるものを感じながら
日向ぼっこする秘書たちでした
しかし、それから数時間後…
--- う゛ぎぇーっ ---
「ダ、ダイ…」
「…うるさい」
思う存分、お日さまを浴びて
日向ぼっことお昼寝を満喫したダイ
完全に覚醒した時には
フル充電で体力バッチリ
--- う゛ぎぇーっ う゛ぎぇぇーっ ---
「ああ、私の天使が消えた…」
「きっと、それも夢だったんだよ」
「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com
「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp
日々、こんな調子のダイなのですが
秘書たちが言うには…
「まあ、バカな子ほど可愛いと申しましょうか…」
「素直になれない不器用なところ、好きなんです」
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