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テーマ:猫のいる生活(138972)
カテゴリ:日常生活
白黒、はちわれ 長い尻尾と大きな耳 立派な体つきに きりっとした顔つき なかなか見目麗しき猫だといえる 彼の名はゲンさん ある日、突然 ボーダーライン上に現れた猫 彼が「猫の部屋」に来て まもなく8ヶ月を迎えます 秘書たちがゲンさんを初めて見た日 彼は、ひとりぼっちで ポツンとしげみの中にたたずみ 風に吹かれていたそうです どこか寂しそうだったけれど 意思のある強い光を 瞳にたたえて… 冷たい風に吹かれる彼の姿は とても美しかった それが… 「どうしてこうなった」 今、「猫の部屋」にいるのは… 「永遠のガキンチョ」の称号を持つ誰かさんと まるで双子のような猫 あわてん坊だし、どんくさいし どうも落ち着きがない 余計なちょっかいばかりかける 大阪弁でいうところの「いらんことしぃ」 「また詐欺にあいました…」 「これでもう何度目でしょうか…」 出会った日の姿を思い出しては 遠い目をする秘書たち もう、現実を見ましょう これが彼の本来の姿なのですから… そんなゲンさん 近頃、また新たな姿をお披露目しています それが極度の人見知り 元々、恐がりで人見知りはしました 人には馴れてなかったし 自分から近づいたりもしなかったけど… 最初は、お客さまが来られても 棚の上やケージの中などで ちょろちょろする姿は見られたのです しかし、最近では 完全に姿を隠し、気配まで消し去ります 探してみれば 体の幅の半分以下しかない隙間に ピタリと挟まっていたり 空気すら薄いんじゃないかと思うほどの 狭い棚の下に収まっていたり 「まあ、そこに入った根性だけは認めよう」 「明らかに双子の片割れの影響とみた」 毎回、秘書たちに見つかっても 頼むから、今だけは話しかけてくれるなと 切羽詰まった目で訴えるゲンさん もし、そんなお取り込み中に お客さまが覗こうものなら… 「今、いろいろとヤバい音しませんでした」 「はい、しましたね…」 まるで、両手両足を踏ん張って 隠れていた狭い隙間を広げるかのような全力で 逃げ出してしまうのです その後、周囲が静かになり 秘書たちの気配しか感じなくなると… そーっと低い姿勢を保ったまま 姿を現すゲンさん 用心深く、あたりを見渡して もう大丈夫だと判断したとたん 棚の上に上がって、バタリ… 「ほんと、おバカ…」 「ゲンさん、ここには怖い人なんか来ないからね」 そんな時だけ 秘書たちが撫でる手を避けず ゲンさんは、大人しくしています しばらくすると、右を向いたり 左を向いたり、上を向いたり… 「これ、明らかに要求されてますよね」 「ええ、撫でてほしいところを手に押しつけてます」 秘書たちが苦笑しながらも 要求に応えていると 手のひらに頭を乗せたまま動かなくなるゲンさん そのまま、指だけを動かして 喉元を撫でようとすると… かすかに指先に感じる振動 ゴロゴロ、ゴロゴロ… 「うわぁ…なにこれ可愛い…」 「キミ、なかなか高度な技も身につけましたね」 見かけ倒しの「いらんことしぃ」 極度の人見知り、完全なる内弁慶 さて、ここから先は どんなスペックが加わるのでしょう 実は、ちょっと楽しみだったりします 「中之島公園猫対策協議会HP」 web@nakanoshima-cats.com 「中之島公園の猫たち」 nakanoshima_cats@yahoo.co.jp 「あのゴロゴロ、怖かったからなのかな」 「ケージの外で撫でてて、初めてゴロゴロ言ったもんね」 そうですね たぶん、怖かったんでしょうね… あ、けど、どうします 新しい詐欺の手口とかだったら… 「うえぇっ」 ふふっ、手玉にとられる秘書たちも楽しみです 猫ボランティア・保護活動ランキングへ 人気ブログランキングへ ブログランキング参加中 ゲンさんの人見知り改善に応援よろしくお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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