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バラナシ★Part2 





++++ バラナシ★Part2 ++++



泣いて、笑って、怒ってだったヴァラナシ一日目を終え
ヴァラナシ二日目。



私の泊まっている宿ではフリーのヨガレッスンがあるというので
朝サンライズと共に起きる。
屋上にあがってみると目の前には真ん丸のでっかい太陽が・・・



ヤバイです、この景色。
ガンジス川からお盆のようなお日様が昇ってくる姿は
本当に神様が宿っているのかも・・・と思わざるをえない程の
神秘的な景色。

その景色の中、朝日に向かってのヨガはがんばって瞑想状態に
持っていかなくてもとっても静かな気持ちになれました。



さて、本日は残りの予定を決めるために飛行機の日程を調べに
旅行会社へ向かう予定。
インドに来てサイクルリキシャ(自転車型の人力車)にまだ
乗っていなかったのでトライしてみることに。



サイクルリキシャの客引きもここでは蝿のようにしつこいので
英語の話せないおじいさんを選んだ。
この競争の激しいヴァラナシで生き残れなさそうな風貌のじいちゃん。



しかし、リキシャに乗ってからものすごく後悔した。

考えても見てほしい。
インドの灼熱の太陽の下、自分のおじいちゃんのような男性が
私を後ろに乗せて細い体で汗びっしょりになって自転車をこいでいるのだ。




道が少し上り坂になった時は細い足をプルプル震わせながら
必死に自転車をゆっくりとこいでいる。
日本だったらもうとっくにリタイアしてもいい年なのに・・・・




頭皮まで汗でピカピカになったその後ろ姿を見ていたら
涙が後から後から出てきて止まらなくなってしまった。
白人の女の子がサイクルリキシャの後ろで号泣している姿を
デリーで見かけた時は騙されちゃったのかなーなんて
思っていたけれどこれは泣かずにはいられないよ・・・・



結局トラベルエージェンシーまでの約20分号泣しっぱなし。
片道20ルピーの約束だったのに50ルピー渡してしまった。
お金を渡した時おじいちゃんキョトンとしていた。
何も気づかないフリしてしまっちゃえばいいのに・・・・

交差点
=混雑したヴァラナシの街並みとサイクルリキシャ=



トラベルエージェンシーではちょうどいい日程で
残りの旅の航空券を買うことが出来た。
電車やバスの旅も嫌いじゃないけれど、日程も少ないので
残りは全部エアで回ることにした。



航空券を買い終えて外に出るとなんとリキシャじいちゃん外で待っていた。
その間1時間以上あったと思う。
私がカモになると思ったか、
50も渡したからお礼のつもりで待っていてくれたのか・・・



・・・で、結局帰り道もやっぱり号泣。
でも、

「今日お金を間違えて100も払ったアホな日本人がいてねー
儲かったからこれで今日はおいしいものでも食べようよ」


なーんて会話が家族と交わされるといいなぁなどと思いながら
帰り道も50渡したらおじいちゃん、何度も何度も手を合わせて
私が見えなくなるまでずっと立ち止まっていた。
じいちゃんがんばれ!!!




昼からはボートに乗ってみることにした。
ボートも年を取った人を選んだのに何と息子を連れてきた。
息子はなんとピチピチのブリーフ一枚というすごい格好。

ブリーフ少年
=ズボンくらい履けーーーー!!!=



パカッと大股開きでボートをこぐブリーフ姿の少年。
目線に困って思わずサングラスをかけてしまった。
少年の年は17歳だという。



ボートから見る沐浴場はまた違った雰囲気があった。
真剣な顔をして祈っている人が本当に多い。
若い人の姿も結構見掛ける。
インド人の信仰心の高さは本当に感心する。



ボートは不浄の地といわれる反対側にたどり着いた。
沐浴場のある岸とはまったく異なってこちら川は見事に何もない。

こっちにも街を作ればヴァラナシの街があんなにごちゃごちゃする
こともないのに、なんて信仰心の無い私は思ってしまう。
ヴァラナシの街は迷路のように細い道がくねくねして
すぐに道に迷ってしまう。




ボートを降りて写真を撮ろうとカメラを構えると
少年がカメラを覗き込んでくる。
その時に何と股間を私に押し付けてくるのだ。
最初は気づかないフリをしていたけれど3度、4度とやってくる。

ちらりと目線を下に移すとピチピチのブリーフの下は
しっかりと反応していた!!!!!!!!!
ぎゃー!でかいっ!!!



「もっと奥の方に行こうよ」

少年は誘ってくる。
ここが川の反対側じゃなかったらお金を投げつけて
さっさと去るところだが、向こう岸まできちんと送り届けてもらわねばならない。
少年を怒らせてガンジス川の反対に置き去りなんてシャレにならん。

対岸
=対岸には何も無い・・・・=




にぎやかなヴァラナシの街とは違って人の姿が全く無い対岸。
何とか騙し騙し変える方向に持っていって
無事にボートに戻ってくれた時はほっと胸をなでおろした。




インドという国は宗教上、性に対して非常に厳しいそうだ。
婚前交渉などもっての他で(都会では甘くなってきているそうだが)
結婚前に彼女を作ることも難しいんだと宿の男の子が教えてくれた。




17歳、そういう欲求がピークの時期なんだろうなぁ。
外国人なら行きずりでさせてくれるからと外国人ばかりをねらった
プレイボーイもたくさんいるとのこと。

帰りのボートでは旦那の話をしまくったよ。
私がいかに旦那を愛しているか・・・などね。



全く、この街は聖と俗が入り交じっている本当に興味深い所だよ・・・



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