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テーマ:ペットと暮すアメリカ(489)
カテゴリ:独り言
私は4年前まで犬と猫を「怖いもの」と思っていました。 特に犬は怖かったのです。 吠えられる、追いかけられると思い込み、その理由を真剣に考えたことはありませんでした。
そして、初めてのアメリカ生活は超ド田舎でした。 周りはとうもろこし畑や牧場です。 犬も沢山いました。 でも、何故か怖いという印象を受けませんでした。 大型犬が多かったのですが、皆とても落ち着いていました。 それで、日本で怖いと思った犬を思い出してみると、いつも鎖につながれて、家の敷地の片隅で一人ぽっち。 日陰で誰も相手にしてくれない犬ばかり。 そして、そうした犬達は私が通りかかるとものすごい勢いで吠えるのを思い出しました。 そんな時、アメリカの動物保護救済団体Humane Society of the U.S. がホームページで提供している情報「犬を鎖でつなぎとめて置くと言う事」を見つけました。 そこには、人間とコミュニケーションをとることで幸せになる社交的生き物の犬が、短い鎖に繋がれたまま非常に長い期間飼い主に相手にされず過ごした結果、孤独にさいなまれ、ノイローゼ気味になり、そして不安定で攻撃的な犬になってしまうと書いてありました。 私のように犬と暮らしたことが無い人間が、不適切な飼われ方をした不幸な犬に吠えられ、犬を怖いものと思い込み、関心を持たなくなる。 これも、社会全体に動物愛護精神を広める上での妨げになっているのかもしれないと思いました。 それで、今この文章の翻訳に取り掛かっています。 犬嫌いの人へ、何かのヒントになれば良いなと思います。 今日の写真ですが、サンディエゴにあるドッグ・ビーチで撮った写真です。元気に楽しそうに走り回るワンちゃんでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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